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道徳の時間
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道徳の時間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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この著者のデビュー作であり本書は最終その年の江戸川乱歩賞を受賞するが、一部選考委員から 強い指摘を受け文章を大きく修正させられたと文末の解説で知る。我々が今読んでいるのは修正 後の作品だが、本書のメインストーリーとなる2001年の教育者殺人事件の犯人の動機も些か複雑すぎる 感は否めないと思う。しかしながら、深い謎解きを伴った社会派推理小説として秀逸の作品である ことには違いない。この2001年で逮捕されたのは被害者の教え子でなんの抵抗を試みることなく 罪を認め15年の刑に服している。この事件の舞台となる関西のある県に帰ってきて燻ぶった 生活を送る気鋭のビデオジャーナリスト伏見はある日越智という女からこの事件を扱ったノンフィクションビデオの カメラマンになるように依頼される。この事件をメインにしながら、伏見の住む町で起こる不可解な 数々の事件の謎解きが並行して描かれていく。この作品では随所で、ジャーナリズムのあり方、教育の 持つ意味と限界、そして筆舌に尽くせぬ劣悪な生活環境で生きざるを得ない人間たちの持つ 「道徳観」等々、くどくない形で掘り下げられていく。推理小説の枠を超えて、そのような掘り下げは 深くて読者を引きずり込んでいく。デビュー作とは思えぬ骨太の作品に仕上がっていると思う。 | ||||
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<ネタばれあります>江戸川乱歩賞で意見が割れたとのことだが、どちらかというとわたしは池井戸潤に賛成かな。文庫本解説で解説者が元少年aの本を例に挙げて本書の犯人の「動機」について擁護していたが、殺人者が殺人のあとで本を書くのと本を書くために殺人をするのでは全然違う話でしょう。やはり動機はちょっと荒唐無稽と思う。人間ドラマが良く書けてるという書評もあったが、どこが?横山秀夫や池井戸潤なんかと比べるとぺらぺらでしょう。最後の方の夫婦の会話なんておぞましい限りだし主人公のとがったもの言いとかうっとうしくて、かえってテクニカルでドライな作風の方が良かったと思う。と悪口ばかりだがまあ駆け出しの段階でこれだけ書けるのは驚異的とは言える。 | ||||
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直前に読んだ朝井リョウさんの『死にがいを求めて生きているの』にも関連して、作中の犯人と映像監督の動機が"生きがい"で印象的。 | ||||
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なかなかの読みごたえ | ||||
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読んでて期待感はあるし、展開も悪くないけど、いくつか怪しいところもある。 粗探しする気はないが、読後感がパッとしない。 なんというか、期待してたカタルシスと違った。 | ||||
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前半の部分で、推理小説を小馬鹿にしているが、 ナイフでの刺し傷からの返り血という、 当たり前の事が抜けている。 この作者の経歴も、かなり怪しい。 | ||||
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公園の遊具に接着剤を塗るところは、最近実際に事件がありましたよね。驚きです。 | ||||
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「みんなくん」「あなた」 これすごくよくわかりました。 ただ、こんな貧困が現在にあるのかな、とそこが疑問でしたが、 もう文章も、展開も、「道徳」とテーマにしたところも、すべて深かった。 選評を今、読んできたんだけど、瑕疵があって、このまま出版できない、とのこと。 「人権」「人物の背景」「差別」の単語がちらほら。 もしも作家さんが(名前から勝手に連想しているだけだけど) 「在日」で「犬を食べる」ことを「差別されている」、ことを描いているなら 抜かないでほしかったな。 言葉狩り、言論狩り、やめろって思う。 残念なことだ。でも、確かにそれがあると今のこの感想も変わるかもしれないので、 難しいですね。。。。 | ||||
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表紙の真ん中に折れ後がありました。記載されていなかったので、少しがっかりしました。 | ||||
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日頃から読書をする方ではないので、単に私とこの本の相性の問題かと思いますが、読んでいる間ずっと嫌なモヤモヤ感があって、最後まで読んでもスッキリしなかったです。話の筋は理解できましたが、大阪弁の会話が多く、関西出身ではないため少し読みづらく思ってしまったことと、少し回りくどいような気がしました。これからたくさんの本を読んでまたこの本を読み返した時、どのように思うか楽しみです。 | ||||
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ドキュメンタリー映像の制作を横軸に、過去・現在の犯罪が解き明かされていく心理サスペンス。 主人公の伏見のハードボイルドなノリについていけるかどうかが一つのハードルになるように思いますし、ところどころに稚拙さも感じます。 しかし文章やストーリーには独特の雰囲気もあり、デビュー作としては良作と言えると思います。 私はそれなりに楽しく読めました。 | ||||
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主人公がハードボイルドタッチだが 何か言動が薄っぺらく感情移入出来ない。 犯人の動機もいまいちだし 過去と現在の事件の関連もハテナ 会話中これが誰の会話なのかわからない事が多い。 最後の書評で受賞作無しでいいのではないかとあったが その通り。 | ||||
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これで乱歩賞かぁ。うーむ。複雑。 読後に審査委員のコメントを読んだが、ことごとく納得。呈示された謎は良し。けれど動機が・・・。 こんなんで殺人はしないでしょ? 13年も辛抱出来る? ましてや恨みのある相手でも何でもないのに。 あと、会話文。誰が話してるのかわからない。委員の指摘通り。文筆家としてのスキルが、乱歩賞作家として名を残すにはちと低いのでは? | ||||
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池井戸氏がボロッカスに評価しましたが、さすがにその通りの本でした。 これなら私にも書けます。 なに、あの子供の読書感想文のような文字数稼ぎは! | ||||
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数年前に起きた事件と、現在起こっている事件が入り組んで、物語は進んでいきます。 数年前に起きた事件の犯人は、今もなお、事件の真相を語ろうとせず、現在起こっている事件も、複雑な様相を呈していきます。 現在と過去の事件の真相が、それぞれ分かった時、人として、複雑な思いに駆られると思います。 ミステリー小説として、十分に楽しめる内容です。 途中から、犯人が分かってきてしまうとは思いますが、そこからの人間模様が読者を物語に引き込んでいきます。 楽しめました。 | ||||
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誰が喋っているのかがよく分からなくなるところが多々ありました。また同じ人物なのに標準語で喋っていたかと思うと、不意打ちのように関西弁で喋ってみたりとリズムが狂うところもあり、読み始めは脱落しそうになったのですが、読み進めていくうちにあらすじには興味を惹かれるものがありましたので、なんとか最後まで読むことはできました。 ただ、最後まで主人公の考えに共感できず、感情移入できずにいましたので、読み切るのには結構な時間がかかってしまいました。 | ||||
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なんなのこれは?本当に内容は道徳の時間だった(笑)!なになに?哲学のお話?もう話がすんごく難しい。ううん、トリックが…とかじゃなくって物語に出てくる人たちがお話している内容。それからなになに?たくさん登場人物が出てきて大変!あと、いろんな事件があるけどどれも関連していないんじゃん!やだなあ、期待持たせて。とにかくこのお話は、つまんなかった。こんなのが江戸川乱歩賞になるなんて。 | ||||
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設定も絶望感も面白いのですが、我が子や、いたずら犯の小物っぷり、そもそも、現在の方の事件の陳腐さが際立ったような気がします。 ジャーナリズムも光の当て方で、撮る側の意図でなんとでもなることも当たり前のことだし、ここででてくる「道徳」の意味も当たり前すぎて、わざわざ大げさにする必要なかったのではないかと感じました。 でも、そんなに読むのはしんどくなかったので、普通に楽しめました。 | ||||
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乱歩賞、新人作家の作品は、これからの活躍が期待できる作品です。毎回読んでいます。 | ||||
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主人公の子ども喧嘩から、皮膚感覚を感じさせ、道徳の問題を取り扱い、殺人事件の犯人を追う。 誰がどんな動機で動いているかを上手く絡めてきたが、終わりに出てくるキャラクターが某実在の人物に設定が似すぎていたのが、難点か。 | ||||
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