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爆弾
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爆弾の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 1~20 1/11ページ
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2025年の参院選では、良くも悪くも『日本人ファースト』というフレーズが飛び交ったが、この本を読みながら、それを思い出していた。 人間は小さな存在だから、自分がケアできる範囲なんて高が知れている。自分一人が生きていくだけで精一杯。それだけで立派な事だ。まして家族を養っているならば称賛に値する。その先はどうか。友人、知人、同僚。御近所さん、市民、国民、外国人。人それぞれ、ここまでしかケアできませんという線引があって、そこから先は関心が薄れざるを得ない。 本作は、そのような自分と他人との間の線引を容赦なく爆破してくる。 自称ホームレスのスズキタゴサクが、微罪で刑務所に自首をして取り調べを受ける最中に、自分が爆弾魔である事を匂わせる。彼は言う。貴方達はホームレスの自分が明日どこかの公園で死んでも無関心でしょう? 反対に私だって貴方達が明日どこかの爆弾で死んでも無関心ですよ、と。 自分は誰を守り、誰を守らないのか。タゴサクの爆弾が、容赦なく価値観を吹き飛ばす混乱の中で、一介の刑事や警官がどのように行動するか。そして読み手の価値観が、どのように変貌するか。重厚で読み応えのある一冊。 | ||||
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私みたいな人間が、いや私は化け物です。にんげんですらありません。 そんな人間がこの崇高な読み物を評価しろなどできるはずもありません。 私なんかより博識で勉強熱心で偉い大学に入ってそれこそ住む世界が違います。作家さまはみなさま天才です。さまが2回続いて気持ち悪いですけれどもだって、殿、じゃあおかしいでしょう?日本のすごく偉い方達も、さま、ですから。それほどの差がありますよ私などとは。 それにしても誰が読むんでしょうねこんなもの。 いやいや。違います。怒らないでください。本の話ではありません。私の星3のレビューの話です。 序盤はテンポよく進んで中盤からはだらだらと私みたいな嫌味ったらしい男が私みたいにダラダラと不平不満を口にするだけの印象が強かったです。 とは言え、後半の怒涛の伏線回収は実に楽しませてもらいましたよ。ひっひっひっ。 | ||||
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新品だったのて驚きました | ||||
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警察の取調官と爆破事件を予告する男との心理対決をえがく、とてもスリリングなミステリ。警察組織で方針をだすものと現場で動くものの姿を対比的にえがく、警察小説としても楽しめる。 両者の対決は、緊張感がありながらキツネとタヌキの化かしあいのよう。とにかく人をイラつかせる天才、スズキ・タゴサクの得体のしれない不気味な人物造形が最高に魅力的だ。 警察側がヒントを読み解き爆破を防ぐシーン、奮闘及ばず爆破がおきるシーンのそれぞれが目に浮かぶ表現力がすばらしく、映像化にとても向いた作品だと思う。 ただ、物語終盤にかなり意外な展開をみせ、おもての出来ごとの背後にある事実が明らかとなるのだが、真相解明に至る取調官の推理はほとんど推測に近く、強引すぎると感じる。 スズキの徹底的に嫌味な余裕と、焦る取調官のやり取りは緊迫感満点なだけに、最後まで両者の対決に絞った方が良かったように思われ、そこが残念。 | ||||
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取り調べは良かったですが、盛り上げた割にはいまいちでした。 | ||||
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タゴサク中毒が凄い 一気に読み進められますが 楽しみたくてあえて、止めてました笑 未読の方に是非。手にとって頂きたいです | ||||
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クイズ東大王とサイコと屁理屈をミックスしたような、いかにも尤もらしい作品。登場人物の誰とも共感しないのも残念。 | ||||
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心の暗い部分から小蝿が湧くような不快なスズキタゴサクの語り口、しかしその内容にどこか納得してしまう自分がいる。 命の餞別は誰しもが無意識に行っている | ||||
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序盤の展開がかなり早く、先の読めない流れで最後まで一気読みしました。真相も意外性がありました。ただ、似たような台詞、特にスズキタゴサクによる自己の卑下とこの世の理不尽さの論説が冗長に感じられました。メインストーリーに挿入されるエピソードも、ライトノベル的台詞の応酬も含め、不要に思えました。もう少し短くした方が効果的だったように思えます。そして一番の欠点は、同じことを指摘されている方も多いですが、この言葉は誰の心情なのか?誰の視点なのか?ということが唐突に変わるため、非常にわかりにくい箇所が散見された点です。「地の分・神の視点」のようでいて登場人物の個人的な思いだったりするので読みづらいです。たとえばそれが叙述トリックゆえであれば納得なのですが、まったくそうではないので意味がありません。言葉のやり取り、心理戦という密室劇が舞台なのにこれでは台無しです。登場人物で一番感情移入ができたのは等々力でした。映画では染谷将太氏が演じるそうですが、等々力としては若すぎるしミスキャストだと思います。スズキの佐藤二朗氏は完璧ですが(笑) | ||||
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ただ警察にペラペラ話をさせているだけでなんの謎もといていないし、ルンペンなのにリテラシー高すぎでしょ。 | ||||
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皆さんの評価が高いので、買ってみました。しかし、他の方も書いていますが、容疑者と取り調べの刑事との心理戦の話が、ダラダラと続き、サスペンス小説に求められるスピード感や緊迫感が感じられず、途中で読むのを止めました。 | ||||
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映画化するにともなって読んだ。おもしろかった。 | ||||
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面白い。概ねの結果は見えつつもそこに至るまでの展開に揺さぶられる。嫌気がさすほどにひねくれてて捉えどころがない悪者な知能犯。それに立ち向かうコレまた優秀な知能。勝ちとは命とは人生の価値とは。考えさせられる。 | ||||
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取調室の会話がクイズ大会。 容疑者の語りの中から、「そうか!次の爆発は○○だ!!」とかの連想クイズがバカらしくて。(笑) 笑えたため、そこから飛ばしてラストだけ読んで終了。 | ||||
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描写というものが皆無 すべて類型、ひどいもの くりかえすけど 本当にひどいもの | ||||
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登場人物が多く全ての登場人物主観でコロコロ話が切り替わりそれぞれの個性もなく全く感情移入もできず。 所々YouTuberとか拡散とか閲覧数とかの表現が小説でなくライトノベル感が強く幼稚で安っぽい内容。 犯人の動機もワケわからなくなんで?の連発でした。 とにかくつまらないの一言。 こんなにひどいミステリーは初めてでした。 | ||||
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「このミステリーがすごい!2023年」第1位ということで、期待して購入。1回目読んだときは、スズキタゴサク以外何も印象に残らず、ダラダラと読み進めて終わりました。この時点では☆1つ。 今回映画化されるとのことで、もう1度読み直したら、意外に面白かった。プロットは良いしスズキタゴサクのキャラがいいかなと思います。映画ではこのスズキタゴサクを佐藤二朗さんが演じるとのことで、ぴったりだと思いました!映画の期待も込めて☆3つ。 残念な点は、登場人物が、似たような人ばかりで、今誰が話してるのか、誰の気持ちなのかが凄く分かりづらいです。あと女性のセリフで言葉遣いがおかしかったり、使われている言葉、例えば「独り言ち」や「いきれ」など、普段耳慣れない言葉を多用しすぎな気がしました。 登場人物に感情移入しながら読書をたのしむ自分としては、☆5はないなと思います。続編があるそうですが、購入はしないですね。3年後くらいに図書館で借りようかな。 | ||||
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さえない中年の男が微罪で警察に捕まる。もともとホームレスだったこの男、自称「スズキタゴサク」は 自分の霊感ですぐに爆弾が爆発すると予言する。これが実現すると警察は大きな衝撃を受ける。 彼と本庁からやって来た尋問の専門刑事との息詰まるやり取り。スズキは多弁な中でヒント、いや クイズを出しながら警察を翻弄する。やがて東京は大惨事に襲われることになる。もちろん、この スズキが発するクイズのようなヒントを解くというミステリー的要素はあるが、やはりこの警察側とスズキとの 尋問のやり取りはまさに「呉勝浩ワールド」全開だ。名もない人間は果たして世間で生きる価値が あると思われるのか、マスというひとくくりの人間の集まりの中で、人命の優先順位はありうるのか。 やがてこれらの大量殺戮事件は、ある有能な老刑事の自殺に関連することが分かってくる。 その後の展開の速さとダイナミックさ。些か、この作者独特の「しゃべりすぎ」が気になるが、 面白くて一気読み必至の作品である。 | ||||
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映画化するという事で拝読 はっきり言って面白くなかった 刑事と犯人の騙し合いではなく妄想を取り調べ室で話でいるだけで終了してしまったのはどういう事なのか? スズキというヴィランに全然魅力を感じない ジョーカーを演じさせようとしてるのが何とも… | ||||
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数々の賞を受賞しているということで、逆に厳しめに読んでしまった。 一番大きな疑問は「こんな犯人いるか?」というもので、このモヤモヤが最後までアタマから離れなかった。 爆弾の犠牲者の描かれ方や報道のされ方も、リアリティが足りない。 また、登場人物のキャラがそれぞれ立ち過ぎていて、とっ散らかっている印象。 そして、ときどき誰が言っているのか、わからないセリフがあって混乱した。 荒唐無稽なストーリーを持て余し、まとめきれなかった、やや気負い過ぎ、というところか。 | ||||
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