■スポンサードリンク
爆弾
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
爆弾の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全189件 101~120 6/10ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スズキタゴサクと刑事3人の取り調べ室でのやり取りは、「羊たちの沈黙」での ハンニバル・レクター博士とFBI調査官の攻防を思い浮かべる緊迫感と面白さが あったが、途中からタゴサクの屈折したネチネチ感とひねくれたキャラに、 ヘキヘキとして飽きてしまった。ゆえに、読みスピードが急激にダウン。 爆弾テロの計画ごと乗っ取るというストーリーは、奇想天外でユニークであるが やはり展開のうえで無理を感じるなあ~。 また、すべての犯行の真実が解き明かされず、類家捜査官の推理で終わっている のも消化不良だなあ~。面白さとオリジナル性は抜群ではあるが、、、。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まじで面白い。 今まで読んだ爆弾小説の中で圧倒的だった…。 止まらないんですよ。ページを捲る手が。 タゴサク… 類家も、等々力も、登場人物濃いーー こういう最上サイコパスが出てくるの大好きなんだよな… 映画化しそう。 タゴサク誰がいいかなぁ イメージけっこう高橋克実でもいいかも(完璧髪型だな笑) 類家はねぇ… 髪型もじゃもじゃはマストよー 中性的な顔がいいんだよなー 坂口健太郎だとシュッとしすぎてるかな 最近だと髪型によっては赤楚くんでもいいかも あ、キンプリの海ちゃんがいい! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
キャラ描写が上手く、キャラが立っている。スイスイ読める。個人的には長谷部の性癖は許容できるし、何も悪くない。少なくともかれの正義は正当化されてほしい。清宮、類家など通常嫌われがちなキャリア組もいい味を出している。 被害者はさほど出さないのかとも思ったが意外とタゴサクが容赦ない。徐々に被害は拡大しもはや勝者はいなくなりそう。警察関係者も等々力以外は全滅か。後味の悪い最後になりそうで怖い。 ただの性癖で犯罪でもないのに長谷部家がここまでになるのも恐ろしい。これも救われない。スズキのクイズもこうなると正確性に欠けてるし、ゆかりが登場してる意味もわからない。最後も各登場人物のその後は描かれておらず消化不良。もはや最後の爆弾なんてどうでもいい。面白かったが尻すぼみ。これがこのミスを取ったとは、少し残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
酔って酒屋の自動販売機を蹴り、止めようとした店員を殴った罪で、ある男が逮捕された。本人によると、名前は「スズキタゴサク」。とても本名とは思えないが、スズキは取り調べ中に、いくつかの爆弾テロを予言したのだ。 そして、その予言は当たってしまった。 2つ目の爆弾テロが起きた時点で、捜査一課の特殊犯捜査係、清宮が出てきた。 しかしスズキは手強く、なかなか全貌を明かそうとはしない。 警察は川崎から沼袋の酒屋に行ったことを重視し、沼袋の監視カメラの映像を調べる。 取調室のほうでは、スズキが清宮にクイズを出していた。答えたからといって事件が解決するわけではないが、少なくともスズキのことは分かってくる。 そしてスズキはクイズの中に、次に爆弾を仕掛けた場所のヒントを出す。 警察はその答えに辿り着いたが、3番目の爆弾も爆発してしまう。 これまで8問のクイズを出したスズキだが、クイズは全部で9問ある。清宮はスズキの術中にはまり、危うく8問目に答えてしまうところだった。9問目になると、次の爆弾が爆発してしまう可能性があるのだ。 スズキは自身の路上生活の経験について語り始める。その饒舌な語りの中で、それとなくヒントが出されるのだ。正しい答えが出せなければ、次の犠牲者が出る……。 主な場面は野方警察署の取調室。そこで、単なるパッとしないおっさんであるスズキの話から、どんどん事件が拡大していく。最後まで読むと、仕掛けもなかなか効果的である。ある意味で人間の影の部分をえぐり出すような小説で、直木賞候補になったのも分かる気がした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
はっきり言って、つまらん。 未だにこの小説のテーマがわからない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
425ページ一気読みの面白さでした。 冒頭から登場する取り柄のない無職の中年男スズキは微罪で逮捕され、彼が爆弾の予告をし、巨大な警察組織を振り回すという設定はハリウッド映画のような面白さを感じました。 取調室でスズキが対決する3人の捜査官(清宮・類家・伊勢)を翻弄し、言葉を選びながらゲームのように応酬するシーンはまさに名勝負!と読むほどに力が入りました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気読みでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2023このミス一位。 スズキタゴサクなる人物の爆破テロ予言から始まる警察の戦い。タゴサクの語りがいらっとくるけど最後にいくほどとても面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少々長めの作品になります。 主人公という主人公はいないため、誰に感情移入すればいいかは迷うと思います。 序盤は割とゆったりした展開で繰り広げられますが、中盤から終盤にかけては展開が早くなり、読み進める手が止まらなくなりました。 登場キャラクターが多いので、誰が喋ってるか分からなくなる瞬間もあると思いますが、それを差し引いても面白かったと思える作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラストはちょっと微妙でしたが、終始ちょっとイラっとしてしまうのは作者の思う壺だったのでしょうね。それだけ引き込まれた証拠なのでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サスペンス展開ですが、人間の本性を暴き出す物語。人間の本性は悪、善はそれを隠すための隠れ蓑。愛は偽り搾取の隠れ蓑、被疑者は預言者であった。これが正しい聖書である。感謝いたします。 戦争(暴力)は人間の本性である。人間がいる限りそれは無くならない。ではどうしたらいいのだろう。 読書の心に爆弾が、爆発したか?とても良い作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読むのを止められない展開の中、人の心の奥底にある心理描写が凄い。それが書きたかったことなんだなという感じ。 その分ミステリーとしては書き足りない、やや不納得感が残った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
話のテンポも良く、スラスラ読めたのですが、読後の感想は「う〜ん」でした。 内容的にも考えさせられたし、登場人物たちにも共感させられたのですが、私の評価は星3つかな〜てっ感じです。 このミス第1位に、期待しすぎたのかな〜?? う〜ん。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
各種年間ミステリーランキングの上位に位置するだけに、硬質の文章とも相俟って、読み応えのある内容だった。登場人物の書き分けもとても上手いと思う。主要な人ばかりか、ほぼエキストラのような、例えば最後の方に登場する横柄な男についても、いつもは穏やかな図書館の司書といった細かい説明があり、読んでいて心が抉られる。 星5つでないのは、もう少し丁寧な説明が必要かなという不満から。著者はきっと頭の良い人なのだろうけれど、多くの読者が須くそうであるとは限らない。この著者なら、皮肉や社会批判は一切弱めずに、またストーリーの疾走感も犠牲にせずに、そうした説明を書き加えることは可能だと思う。 近い内にきっと映像化されるはず。その際、スズキタゴサクは古田新太さんか國村隼さんでお願いします! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白いか面白く無いかと問われれば「面白い」です。 確かに一気読みしてしまいます。 が、読み終わった後の納得できなさ感! この納得できなさ感をミステリーの醍醐味とするのであれば秀作です。 それぞれのキャラが映像化を意識したキャラ付けに思えました。 私は、スズキタゴサクは佐藤二郎をイメージして読み進めました。 映像化希望です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素晴らしい構成と会話のうまさ、どんでん返しも用意されていて最高の作品。 ただ、現在のネット時代の人間の象徴のようなスズキタゴサク、うまくかけすぎていて本当に憎たらしい。 そんな人間と読んでいる間中対峙させられ、愉快ではなかった。 作品として救いや人間の成長めいた読後感がないのは残念だと思った | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
細かいツッコミはありますが流れがよくエンタメとして楽しめました。 何回か読んで深く味わう人には向いてないのかも? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
沼袋から五反田まで13キロくらいある。建物も密集してる。そこがひっかかる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
別件で逮捕された「スズキダゴサク」を名乗る中年男は、警察署の取調室で爆弾テロを仄めかす。その予告通りに爆発が発生。残りの爆弾は一体いつ、どこで?……というミステリー。 以下ややネタバレ。 謎の爆弾魔との舌戦、というシチュエーションがユニークで、さらに「スズキダゴサク」のキャラクターも相まって、それだけでするするとおもしろく読めた。一方で、スズキの真の目的、つまり、著者氏のが描き出すテーマにピンと来なかったし、自身の読解力のせいか、そもそもそのテーマもどの点を主軸に置いているのか伝わってこなかった。ユニークな舌戦も、いわば「なぞなぞ」であり、ロジカルな推理というわけではなく(ロジカルな推理は別の部分で用意されているが)、ちょっと期待からも外れてしまったかな、という印象。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイムリミットサスペンスの力作。現代日本社会に蔓延するムードをエンタメに昇華したオリジナリティを高く評価したいです。 欧米のキリスト教的な、人間の罪の糾弾を執り行う神の立場に自らを同化させた狂人、という犯人の造形は、前世紀末の翻訳ミステリによくある設定で、プロファイラー捜査官を対峙させる構図も型に嵌っています。 相違点といえば、先ず犯人と目される人物の造形が醜い中年男性であること。まぁこれはあり得る話。異例なのは、警察側の登場人物も一様に現実に膿んでいて、惰性的な仕事人であること。この、「ヒーロー達」のイケてなさは目新しいと感じました。かと思えばいきなり漫画チックな「熱血婦警さん」が登場したりして、彼女の存在は煮詰まったムードに風穴を開ける効果はあると思ったものの、なにかチグハグな印象が拭えませんでした。それは警察組織の優れた群像小説を読み慣れた自分の、序盤での違和感でした。 それでも活字から目が離せなかったのは、とにかく密室での被疑者との会話劇がスリリングで、次の展開が全く想像できないままに緊張の糸が緩むことなく進行していくストーリーテリングが非常に魅力的だったからです。 そうこうしているうちに、ピンボケかと思われた登場人物たちが、急に立ち上がって動き出した感触がありました。それは、一種、愉快犯的に(犠牲者をなるべく出さずに)世間を騒がせようとしているかに見えていた「爆弾」が、大きな被害を出したという描写を読んだときでした。著者である呉勝浩氏が仕掛けた「アクション」が、読者である僕の感情に火を点け、その眼差しで見ることによって、登場人物に命が吹き込まれた、そんな感じです。優れた作者は読者の心理を操る術に長けている。やられました。 中盤から終盤にかけて続く頭脳戦は、リリーフピッチャーへの交代劇をピークとして、その様相が変化します。犯罪の謎解き解説に比重が裂かれるようになってくると、目まぐるしく展開する「真相」に唖然としつつも、ページを繰る手が止められません。ここは力技で持っていく展開なのでしょうが、僕は乗れました。 それは、朧げながら見えてくる普遍的な「人間性」というものが、それぞれの登場人物の中で形作られていく様子に共感したからです。「暑苦しいほどに熱い」感情の瞬間が、そのありようのバリエーションをもって描かれているからです。 人間は、極限状態に陥ったときに、その人間性が発揮される。それは信じるに値するものであると感じられました。いち読者である私は、スズキタゴサクに勝利したと思いました。そんな目で眺めたラスト一行は、粋だな、と感じました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!