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爆弾
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爆弾の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全189件 181~189 10/10ページ
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直木賞と言うより、「このミステリーがすごい」の候補と思っちゃいました。 | ||||
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本作のような場合、霊感で爆弾テロを予言するスズキタゴサクのキャラクターが最重要なことの一つと思いますが、その点は良く書けているのではと個人的には思いました。 スズキには必要な不快さや気味悪さは備えていますし、ややくど過ぎると感じた警察との言葉の応酬も、このぐらいでなければ、逆に物足りなさを感じるかもしれません。 爆弾テロの真相も、警察側の様々な事情・心情も巻き込んで、ミステリーとして望む期待に応えるものでした。 | ||||
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朝日新聞の書評で「凄まじい衝撃である」と書いてあったので、手を伸ばしてみました。不自然なまでの持ち上げ方に正体不明のざらりとしたものを感じたので、ますは図書館で借りました。 ご都合主義の展開と、発言者がだれか分からなくなるカギ括弧の下手さで読むのが苦痛でした。膨大なミステリーを読んできたつもりですが、これはさすがに…。書評が載った日はamazonでも発送まで2~3週間という状態になりました。どのような大人の事情があったのか、なかったのかは分かりませんが、朝日の書評こそが「凄まじい衝撃」でした。 | ||||
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警察の人間の個性ないし、その割に彼らの不平不満苛立ち舌打ちの描写が多いから読んでいて良い気持ちがしない。 犯人やキーパーソンの出番も少ないし、大事件の緊迫さも全く感じられずに、ただ警察と容疑者の退屈なトンチキ会話が繰り返されるだけ。 この作者の作品は社会派小説だろうがサスペンスだろうが金輪際手に取る事はないだろう。 | ||||
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小説としてとてもよく書き込まれているため、書評をするみなさんも☆2つなどという評は書き込まないものの、実は評価はふたつに分かれているように感じられます。 この小説は様々な登場人物の描き方が秀逸で、犯罪者側だけではなくそれと対峙する警察官やその関係者の人間模様もよく書き込まれています。さらにミステリーとしていうならば、最後にどんでん返しも用意されています。こうした面を評価する方がいらっしゃる一方で、延々と展開される“いかにも”という人生論に辟易したという方もいらっしゃるようです。わたしは謎の男スズキが少ししゃべりすぎであることと、結末が起った事態としては深刻でも物語としてはかえって薄っぺらい方向に進んでいってしまったような気がして残念でした。こういった犯罪小説に付ける注文ではないとは思いながらも、状況設定にやや無理があるのではないかという点も気になりました。 筆者の筆力によって最後まで読み切りましたが、各方面から絶賛される程の小説とは思えませんでした。 | ||||
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スリリングな謎解きミステリーはどんどんエスカレーションしていく。 ずっと動機はつかめない。 倫理と道徳に対峙しつつ、弄び、心を貶め、揺さぶっていく。 次から次へと刻々と迫る恐怖のなかで、惨状は伝えられてくる。 心は翻弄され崩壊してしまう緊迫感のなかで、果たして”正義は守れるのか”を問いかける。 | ||||
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爆弾予告をする男スズキが警察署で警官の追及をのらりくらりとはぐらかしているさなか、次々と都内で爆弾が爆発する。 スズキの求めていることが不明な中ストーリーが進み、警官の心情描写も相まって、混乱の中物語は進み惹きこまれる。 劇場型犯行へと姿を変えていき中々真相が見えてこない中、中盤以降の展開で一気に動きが加速していく。 スズキ自体がいわゆる一般的なイメージの爆弾犯人とは遠いため、どこか緊迫感が欠けているのが他のこの手の小説とは毛色が異なる。 とは言え緊迫感がないのが悪いわけでもなく、十分読者を物語に入り込ませる手腕は流石である。 | ||||
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いい大人の人生論(後悔論?)のぶつけ合いで、ミステリではない。肝心の人生論も、悪くはないが冷酷さが足りない。もっとも、商売を考えれば、このぐらいが良い落としどころなのかも。 しかし、現実世界で考えるならば、建前は絶対に必要。すなわち、世界を維持するのに必要なのは、矢吹や沙良のような人間で、間違っても、類家や等々力やスズキのような人間ではない。仮に、それが薄っぺらい上辺だけのものにすぎないとしても。人が、欲望を前面に押し出し始めたら、どれほどひどい事が起こるかというのは、リアルタイムで経験済みだから。 | ||||
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ある事件で、風体の冴えない男が捕まった。スズキ・タゴサクと名乗る男は、爆弾の爆発を予言するが誰も信じない。しかし、実際に爆発起こったことで一気に事件が急展開する。 スズキののらりくらりの態度に翻弄される警察だが、事態は急速のその深刻さを増していく。 果たしてスズキの狙いとは、、、、という話。 一見ありがちなストーリーっぽいが、中盤からのストーリーの急加速と、様々な登場人物も描き方が秀逸で、途中から本を置くことができなくなるくらいの内容でした。 呉氏の作品の中では、今までで1番強烈で面白かったと思います。 スズキの描写や考えのみならず、対峙する警察官や関係者の人間模様や背景も良くできており、装丁は地味目ですが、なかなかのジェットコースターぶりです。 最後のページまで、目が離せない作品となっていて、かなりお勧めできます。 | ||||
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