闇祓



※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が収録されている参考書籍】
闇祓
闇祓 (角川文庫)
(違う表紙に投票したい場合もこちらから)

オスダメ平均点

8.00pt (10max) / 1件

6.13pt (10max) / 16件

Amazon平均点

4.03pt ( 5max) / 59件

楽天平均点

4.08pt ( 5max) / 187件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
0pt
サイト内ランク []C
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

0.00pt

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2021年10月
分類

長編小説

閲覧回数2,073回
お気に入りにされた回数5
読書済みに登録された回数18

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

闇祓 (角川文庫)

2024年06月13日 闇祓 (角川文庫)

転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。優等生の澪は、クラスになじめない要に気を遣ってこわごわ話しかけ徐々に距離を縮めるものの、唐突に返ってきた要のリアクションは「今日、家に行っていい?」だった――。この転校生は何かがおかしい。身の危険を感じた澪は憧れの先輩、神原一太に助けを求めるが――。学校で、会社で、団地で、身の周りにいるちょっとおかしな人。みんなの調子を狂わせるような、人の心に悪意を吹き込むような。それはひょっとしたら「闇ハラ=闇ハラスメント」かもしれない。「あの一家」が来ると、みんながおかしくなり、人が死ぬ。だから、闇は「祓わなくては」ならない――。辻村深月が満を持して解き放つ、本格長編ホラーミステリ!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

闇祓の総合評価:8.07/10点レビュー 60件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

闇祓の感想

先日読んだ「噛みあわない会話と、ある過去について」と同様、人間の嫌な部分にクローズアップした作品で、
今回の作品は、日常的に起きている嫌がらせなどを「闇」という形で表現し、
「闇」は押し付けられ、そして多くの人が死んでいくという設定で描かれています。
この2作品を読んで感じたことは、藤子不二雄を尊敬する作者は、不二子不二雄Aを自分の中に生み出したいのではないでしょうか?
そこまでホラーというわけではなく、マンガチックで楽しめる作品です。


Hidezo
GX0TU62Y
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.59:
(5pt)

きれいでした❗

予定通り届いて満足してます
闇祓Amazon書評・レビュー:闇祓より
4041117313
No.58:
(5pt)

恐ろしい

人の恐ろしさをここまでするどく描いた作品を見たことはありません。
一話目の話が終わると急に違う世界に投げ出された感覚に陥りますが、さすがです!その後の話もすべてがつながっている仕掛けに唸りました。
様々なコミュニティーの中では、そこでしか通じない話題や言葉がやり取りされます。そうして、熱を帯び、盛り上がり、外の世界からは考えつかないような内容に成長していきます。お母さん同士の会話のリアルがそのまま表されているようで空恐ろしい気持ちになりました。
誰しもがもつ暗黒の部分に触れずに済むのならその方が生きやすいとしみじみ思います…。
闇祓Amazon書評・レビュー:闇祓より
4041117313
No.57:
(5pt)

小説版の世にも奇妙な物語みたい。

いやぁ、いるわ!いるいる!押し付けがましい何かを感じさせるヤツ!それを言語化したような作品でした。特に「隣人」は秀逸ですね。ちょっとしたステータスがマウントだったり競争を生む原理、勉強になります。
しかし、辻村深月さんは人間心理に造形が深いように感じます。あのママ友の集団力動しかり、今まで平社員の味方だった人が役職についた途端に会社の経営視点に立つ為に、考えが変化してしまう然り。。。また、思春期男子特有の正しさを押し付けるヤツ「オレ言ったよね?約束したよね?約束したなら断固として守れよ!甘えるな!お前がしっかりしろ!」理論笑
いやぁ‥苦笑いしか出ませんでした。遠からずあんな考えして‥た‥なぁ‥?黒歴史ですよ!まさか辱められるとは思わんかったわ!
闇祓Amazon書評・レビュー:闇祓より
4041117313
No.56:
(3pt)

なんとも評価しにくい

有名作家さんですので、勿論質の高い作品です
そして、確かにこういう人いるよねというのも想像にかたくないですし、よくよくリサーチされてして人間というものを熟知されているなということが分かりますので、質はとても高い作品だと思います
ただ、娯楽として読むには少し重いというか、なんとも言えない暗い気持ちになります
ここに出て来る闇ハラな人やマウント取りにくる人とかは勿論嫌いですし、理解に苦しむ人たちで、決して付き合いたくないですし、幸い私の周りにはいませんが、そういう人に取り憑かれてしまっている人がいたらとてもお気の毒だと思いました
闇祓Amazon書評・レビュー:闇祓より
4041117313
No.55:
(4pt)

日常にひそむ闇の恐怖

学校で、団地で、会社で、どこにでもあるような人間模様が描かれる。しかし、そこで交わされる言葉、まなざし、しぐさ、空気のなかに、ふと歪んだ影がさし闇がのぞく。“魔がさす”という言葉があるように、原因もよく分からないまま、ふいに理性や常識がうしなわれ、平穏な日常の均衡が揺らぎはじめる。やがて、闇にひそむ魔は感染の輪をひろげ、嫉妬、哀哭、呪詛、妄執といった、人間の黒い情念の襞をあぶり出しおこり立たせ、日常を破壊する狂気の災厄を襲来させる。幽霊でも妖怪でもサイコキラーでもない、正体不明の闇の不気味さや恐ろしさが、行間からザワザワと立ちのぼってくるような秀作だ。ただ唯一残念だったのは、最終章で闇を広げる者と祓う者、両方の正体が一様説明されてしまうこと。個人的には、両方ともまったく得体の知れない存在のまま、様々な人間関係から奇怪な闇絵を次々に浮かびあがらせてみせる、連作短編のようなかたちで続いていって欲しい作品だった。
闇祓Amazon書評・レビュー:闇祓より
4041117313



その他、Amazon書評・レビューが 59件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク