闇祓
- ホラーミステリ (90)
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闇祓の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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先日読んだ「噛みあわない会話と、ある過去について」と同様、人間の嫌な部分にクローズアップした作品で、 | ||||
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予定通り届いて満足してます | ||||
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人の恐ろしさをここまでするどく描いた作品を見たことはありません。 一話目の話が終わると急に違う世界に投げ出された感覚に陥りますが、さすがです!その後の話もすべてがつながっている仕掛けに唸りました。 様々なコミュニティーの中では、そこでしか通じない話題や言葉がやり取りされます。そうして、熱を帯び、盛り上がり、外の世界からは考えつかないような内容に成長していきます。お母さん同士の会話のリアルがそのまま表されているようで空恐ろしい気持ちになりました。 誰しもがもつ暗黒の部分に触れずに済むのならその方が生きやすいとしみじみ思います…。 | ||||
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いやぁ、いるわ!いるいる!押し付けがましい何かを感じさせるヤツ!それを言語化したような作品でした。特に「隣人」は秀逸ですね。ちょっとしたステータスがマウントだったり競争を生む原理、勉強になります。 しかし、辻村深月さんは人間心理に造形が深いように感じます。あのママ友の集団力動しかり、今まで平社員の味方だった人が役職についた途端に会社の経営視点に立つ為に、考えが変化してしまう然り。。。また、思春期男子特有の正しさを押し付けるヤツ「オレ言ったよね?約束したよね?約束したなら断固として守れよ!甘えるな!お前がしっかりしろ!」理論笑 いやぁ‥苦笑いしか出ませんでした。遠からずあんな考えして‥た‥なぁ‥?黒歴史ですよ!まさか辱められるとは思わんかったわ! | ||||
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有名作家さんですので、勿論質の高い作品です そして、確かにこういう人いるよねというのも想像にかたくないですし、よくよくリサーチされてして人間というものを熟知されているなということが分かりますので、質はとても高い作品だと思います ただ、娯楽として読むには少し重いというか、なんとも言えない暗い気持ちになります ここに出て来る闇ハラな人やマウント取りにくる人とかは勿論嫌いですし、理解に苦しむ人たちで、決して付き合いたくないですし、幸い私の周りにはいませんが、そういう人に取り憑かれてしまっている人がいたらとてもお気の毒だと思いました | ||||
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学校で、団地で、会社で、どこにでもあるような人間模様が描かれる。しかし、そこで交わされる言葉、まなざし、しぐさ、空気のなかに、ふと歪んだ影がさし闇がのぞく。“魔がさす”という言葉があるように、原因もよく分からないまま、ふいに理性や常識がうしなわれ、平穏な日常の均衡が揺らぎはじめる。やがて、闇にひそむ魔は感染の輪をひろげ、嫉妬、哀哭、呪詛、妄執といった、人間の黒い情念の襞をあぶり出しおこり立たせ、日常を破壊する狂気の災厄を襲来させる。幽霊でも妖怪でもサイコキラーでもない、正体不明の闇の不気味さや恐ろしさが、行間からザワザワと立ちのぼってくるような秀作だ。ただ唯一残念だったのは、最終章で闇を広げる者と祓う者、両方の正体が一様説明されてしまうこと。個人的には、両方ともまったく得体の知れない存在のまま、様々な人間関係から奇怪な闇絵を次々に浮かびあがらせてみせる、連作短編のようなかたちで続いていって欲しい作品だった。 | ||||
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