ZOKU
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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犯罪未満の壮大な悪戯を世間に仕掛けて喜ぶことを目的とした黒古葉善蔵率いる非営利団体Zionist Organization of Karma Underground。通称ZOKU。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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"『役に立ちたくない。見返りがほしくない。何かを得たいとも思わない。なにかそういった、どうしようもなく融通の利かないものはないかね?』"2003年発刊の本書は、悪戯NPO団体ZOKUと科学技術禁欲研究所TAIの秘密裏でささやかな暗闘を描いた痛快シリーズ第1作目。 個人的には『すべてがFになる』『スカイクロラ』などで知られる著者が"こんな作品も描いているのか!"と興味を持って手にとりました。 さて、そんな本書は【犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする】非営利団体、ZOKUのボス、黒古葉善蔵と、その幼なじみの名門財閥の嫡男にして、化学技術禁欲研究所、TAIの所長の木曽川大安が、それぞれ【残りの人生をエンジョイするかのように】ジャンボジェットや機関車を飛ばしたり走らせたりしながら各章毎に、あちこちで振動を起こしたり、折り紙や竹細工であったりする無害に見えるゴミをばらまいたり。といった悪戯を互いに部下や孫娘を巻き込みながら【悪?と正義?の攻防を繰り広げる】わけですが。 まるで○イムボカンシリーズ?といった感じの【SFギャグアクションの懐かしさやお約束を端々に感じさせたり】また一応は互いに対立しているものの、実はジキルとハイドのような相互依存関係である様子が明らかにされたりといった【エンドレス感覚が何とも独特】で、物語に勧善懲悪や起承転結を求めて手にとる人は拍子抜けするんじゃないかな?とも思いました。 一方で、登場人物はそれぞれに魅力的で。特に、【まるで○ロンジョ様?】といった感じの『艶のある黒い革の上下に黒いマント。胸元が大きく開いている』"フレディ・マーキュリィ"みたいな衣装で頑張るロミ・品川の姿が【揺れる乙女心も含めて】可愛くて気に入りました。(著者も特に思い入れこめてノリノリで書いている気すらしますが。。) 大人になっても悪戯好きな誰かへ、ミステリともシリアスSFでもない著者作に興味ある人にもオススメ。 | ||||
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小説とは壮大なバカ話であることを思い知らされる。 「だがしかしそれでも」などという接続詞をさらりと使える作家か他にいるだろうか? そして萌絵より野乃、紅子よりロミ品川に萌える私を発見した。 | ||||
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森博嗣のZシリーズは、ラノベのようなユーモア小説です。「アンパンマン」や「ヤッターマン」のような、アニメライクなおばか話。でも、007とかサンダーバードも結局、金持ちの道楽なんですよね.それを日本風にやると、せこくなると。これがまた、面白いです.特に30〜40代にうけそうなネタがいっぱい。小説の中に、「これからエンターテイメントは、子供向けではなく、大人向け」という台詞がありますが、まさにそういう世代なのでしょう.できれば、コミック風の挿絵でラノベっぽく、出してほしかった。続編が「ZOKUDUM」「ZOKURANGER」ですからね。最高です. | ||||
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犀川さんや紅子さんをイメージしていると物足りない感はあるけど、 作家としての幅の広さを感じせせられます。 ゆっくりした時間をすごしたいときに何も考えずに楽しめる作品だと思います。 | ||||
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つい、そうツッコミを入れたくなってしまいました。 世界征服ではなく、単なる悪戯が目的という辺りが、よりピュアやねぇ。 ZOKUのマヌケでチンマイ攻撃に、すっかり脱力できます。 これを森博嗣が書いているという辺りが、 京極夏彦が「どすこい」を書いているというのと双璧の バカらしさです。 旅のお供にどうぞ。 | ||||
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