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分かれ道ノストラダムス



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【この小説が収録されている参考書籍】
分かれ道ノストラダムス
分かれ道ノストラダムス (双葉文庫)

分かれ道ノストラダムスの評価: 2.75/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

手応えは無いが

amazon商品の説明内容(「BOOK」データベースより)以下、

高校生のあさぎは、2年前に急逝した友人の基が遺した日記を譲り受ける。
ある記述をきっかけに、彼が死なずに済んだ可能性を探ることにしたあさぎ。
基の死は、ずっと心のしこりとなっていたのだ。
クラスの男子・八女とともに、基の死の直前の行動を再現してみるが、そんなふたりを追う影があった…。

一方、町では終末思想に影響された新興宗教団体の信者が、立て続けに謎の死を遂げるなど、不穏な動きを見せる。
教団とあさぎたちの目的は、しだいに思いも寄らぬ形で交わってゆく。
特別な意味をもつ夏、高校生のふたりが呑みこまれてゆく歪な世界。
そこで、彼らは「分岐点」に立たされることに―。

 *

何か、読みにくい。何でだろうな・・
333ページも要るのかしら。だらだらとしてるからかな、そこはともかくも。

ノストラダムスだなーと手にとった本書。
宗教団体が出て来て闘いますが、カウンセラーも出てきますが、
それも背景が薄っぺらいからマンガ読んでるみたいだな感。要は児童図書レベルか・・ライトだな。
中盤過ぎ、悪と闘うピンチになる、どうやって切り抜けるんだ?とハラハラしました。最後は丸く収まったんでしょうけども。
時々にSFっぽい所は出てくるけどお触り程度。まあ軽くユル~く読みます。
分かれ道ノストラダムスAmazon書評・レビュー:分かれ道ノストラダムスより
4575239860
No.7:
(3pt)

注目の作家だが、青春ミステリーはちょっと苦しかった

本書は青春ミステリー(最近ではジュブナイルは使わないらしい)だが、『ベルリンは晴れているか』や『戦場のコックたち』があまりにも良かったので、読んでみた。

ノストラダムスの大予言で世界が破滅するとされた1999年7月をめぐり、カルト教団が暗躍する。

それとの戦いに巻き込まれた少女と少年の物語なのだが・・・。

面白くないかと言えば、面白くなくはない。

が、また同様の書を読みたいかかと言えば、たぶん読みたくない。

前2著作は戦後すぐのベルリンやノルマンディー上陸作戦中の米軍という舞台設定でありながら、その描写の細部にわたる説得力に舌を巻いた。

しかし、本書では日本でありながら、しかも年代的にもそれほど過去のことではないにも関わらず、状況設定やディテールにはとても違和感がある。

そもそも発端からして変だ。

主人公は、3年前の中学生の時に急死した同級生の男子の3回忌に家を訪ねる。

死んだ少年の祖母(両親はすでに死亡して祖父と祖母に育てられている)から、日記のノート4冊を渡されるのである。

つらかいからとても読むことができないので、持って行ってほしい、と。

しかし、そんなことがあるだろうか?

日記だぞ!

その少女のことだっていろいろと書いてあるかもしれない。

読むのがつらくても、日記を同級生に渡してしまうという選択肢はあり得ない。

その他、ディテールでは首をかしげることが頻出する。

が、展開のスピード感はそんな違和感をすっとばしていくくらいにダイナミックではある。

もう一つの違和感が、ところどころに現れるJKにしては大人びすぎた表現。

まあ、JKの日常用語だけでは大人も読めるような小説にはならないということは承知なのだが、それでも気になるところが多くつかえてしまった。

宮部みゆきの同様の小説『龍は眠る』なども、同様なことを感じた記憶があるのだが・・・。

というわけで、ぼくの中では赤丸急上昇中の作家ではあるが、青春ミステリーはちょっと苦しかったw
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4575239860
No.6:
(2pt)

帯の惹句にだまされて・・・

帯の惹句に誘われて購入した。「ノストラダムスの大予言」?ずいぶん懐かしい題材であるのとパラレル・ワールド
を思わせる「分岐点」などの”匂い”に惹かれた。がしかし・・・!いつまでたっても起承転結の「起」から進まない。
どこがSFなのかな?と首を傾げながら・・・アレっ終わってしまった。ノストラダムスの大予言をテーマに、分岐点
や平行世界などSFガジェットを用いてどの様にスケールアップして行くのかなと期待したが、ものの見事に裏切られ
てしまった。
 帯にもあったが「展開予測度0.00%!」・・・確かにね、嘘は言ってない。勝手に想像した自分にも責任があるん
だけどね。でも、この様な販売方法は小説家の寿命を縮めることになるのでは?
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4575239860
No.5:
(5pt)

懐かしくて新しい青春冒険サスペンス。自分の人生を選択と決断で選び取る少女と少年に感動

『戦場のコックたち』を読んだ時には、『オーブランの少女』とのあまりの違いにビックリすると同時に、なんて引き出しの多い作家産なんだろうとおもったけれど、そののどちらともまったく違うタイプの青春ミステリーで、またまたびっくり。
主人公のあさぎちゃんと暴走っぷりを、精神的イケメンの八女くんが、うまくサポートする、ハラハラドキドキの青春ミステリー。何だか子供の頃に見た角川映画の青春物みたいな雰囲気なんだけど、LGBTに配慮してあったり、新興宗教にはまる人を一概に責めた入りしないところなんかは、ああ、やっぱり今の時代の作品なんだなぁと、その配慮に感心しました。
毎回毎回、まったく違うタイプの舞台とか時代とかで、引き出しの多さにビックリするんだけれど、実は、女の子も男の子も、自分の納得のいかないセカイと対決して、努力して、選択して生きていくという点は共通していて、作者さんの関心もその編にあるんじゃないかな、と思いました。
次回は、どうな舞台で楽しませてくれるんだろう。
今、最も期待している作家さんです。
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No.4:
(1pt)

平凡な駄作

読んでいて「こういう文章書く人って『わたしにゃプライドなんてございません』みたいな顔して実はものすごくプライドが高く自分を特別だと思ってる人なんだろうな」って思いました。あまりにも小説が退屈で、いったいどんなひとがこういう中途半端な不思議ワールドを書いて悦に入っているのだろうと想像せずにはいられませんでした。もっとも過大評価されている作家のひとりだと思います。書評を信じて読みましたがたいそう退屈でした。前作が評価されたのか知りませんが、あまりにもネームバリューだけで推している書評家が多すぎる気がする。小説については述べるべくあらすじや感想はありません。こういうのが独特のセンスとか思っちゃってるんだろうなっていうのだけはありありと感じられました。作者の自分大好き小説。いろいろ甘ったるい感じです。
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No.3:
(1pt)

いつ面白くなるんだろうと期待してページをめくっていたら奥付になった

何かの書評で面白いと書いてあったからつい買ってしまったが、裏切られた。
並行世界のSFかと思わせたがそうでもないし、推理的要素もない。
仲の良い男の子が死なない「分かれ道」という要素はこの小説に必要なのか。話が途中でねじれて新興宗教のほうに行ってしまったのだろう。
ダラダラと300ページ超あって、これならひと夏の体験とでもして10ページで済む話だ。
人物造形もひどくて、悪役のカウンセラーは新興宗教の裏の教祖で、代役を立てて影で操ってるんだとか。
新興宗教を作った理由は「人を操るのが面白かった」から。「カウンセラーの仕事で人の心を動かすのは容易いと知ったあんたは(略)ある実験をしてみた。それがアンチ・アンゴルモアだ」と推理されている。p287-288
カウンセラーも宗教家も馬鹿にされている。
前に読んだ新堂とかいう人の小説にも、金儲けのために信心もないのに宗教書と心理学の本を読んで宗教団体を作った、みたいなのがあったが、そんなに簡単にできるわけないじゃん。人はそんなに簡単に騙されません。
カルト教団は腹にダイナマイトをくくりつけて集団自殺しようとしていた。それが高校生の腕時計のトリック(しょぼい)で阻止されてしまう。
これってライトノベルなの?よくわからんけど私みたいなオジさんの鑑賞に堪えるシロモノではない。たぶん高校生の時に読んでもゲンナリすると思う。
この本が1970-80年代、あるいはせめてオウム事件の前に書かれていたら高く評価できた。しかしあれから20年以上もたった今、ノスタルジックな調子で「あの頃」を書いてみせるのは理解に苦しむ。
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No.2:
(4pt)

終盤は、やや荒唐無稽だが、読後感は爽やかだ

2年前に死んだ初恋の人・基の日記を、その祖母から譲り受けるが、その中の記述から、彼の死を防げたのではないかと考え始める、あさぎ。あさぎは、地味で目立たないものの、どこか頼りに出来る同級生の八女の助けを得て、その謎の調査を始める。一方で、1999年7月を前に、ノストラダムスの大予言に影響を受けた新興宗教団体アンチ・アンゴルモアが二人の住む町で不可思議な動きを見せる。心理カウンセラーの桐や八女の年の離れた友人・久慈らとの交わりを通して、二人はその動きにさらに深く関わっていく…

カバーといい、死んでしまった友人の死の謎を高校生が追うことといい、ノストラダムスといい、ラノベの延長線上の作品かと思っていたが、予想以上の出来だった。終盤は、高校生が関わるにしては、やや荒唐無稽ではと思わないでもないが、かなりスリリングだ。キーとなる人物の実態については、簡単に分かるものの、それでも充分に楽しめる。
けんか別れしたままの基が死んだことで傷ついていたあさぎだけでなく、登場人物たちがそれぞれに抱える問題を解決していくために前向きになっている姿が描かれるラストに救われる。
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No.1:
(3pt)

青春小説かな?

題名からわかるように、ノストラダムスが人類滅亡を預言した?1999年を舞台にした青春小説です
前作の戦場のコックたちが直木賞候補はじめ高く評価されましたが、この作品は全く違う作風になっています 貶しているのではなくそれだけ引出しを持っている多才な作家だと思います
終盤はアンチアンゴルモアを名乗る新興宗教カルトとの争いに高校生が巻き込まれて、ハラハラさせる場面か続きますが、戦場の〜に比べたらわりと読みやすかったですね
ただ、この高校生はある意味無茶苦茶で無鉄砲、迷惑極まりない行動です、ちと考えて行動しろと説教したくなりますね
戦場のコックたちのように話題になる作品ではありませんが、この作者はどうやら多才な作風があるようなので、今後、要チェックです
分かれ道ノストラダムスAmazon書評・レビュー:分かれ道ノストラダムスより
4575239860

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