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分かれ道ノストラダムス
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分かれ道ノストラダムスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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『戦場のコックたち』を読んだ時には、『オーブランの少女』とのあまりの違いにビックリすると同時に、なんて引き出しの多い作家産なんだろうとおもったけれど、そののどちらともまったく違うタイプの青春ミステリーで、またまたびっくり。 主人公のあさぎちゃんと暴走っぷりを、精神的イケメンの八女くんが、うまくサポートする、ハラハラドキドキの青春ミステリー。何だか子供の頃に見た角川映画の青春物みたいな雰囲気なんだけど、LGBTに配慮してあったり、新興宗教にはまる人を一概に責めた入りしないところなんかは、ああ、やっぱり今の時代の作品なんだなぁと、その配慮に感心しました。 毎回毎回、まったく違うタイプの舞台とか時代とかで、引き出しの多さにビックリするんだけれど、実は、女の子も男の子も、自分の納得のいかないセカイと対決して、努力して、選択して生きていくという点は共通していて、作者さんの関心もその編にあるんじゃないかな、と思いました。 次回は、どうな舞台で楽しませてくれるんだろう。 今、最も期待している作家さんです。 | ||||
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2年前に死んだ初恋の人・基の日記を、その祖母から譲り受けるが、その中の記述から、彼の死を防げたのではないかと考え始める、あさぎ。あさぎは、地味で目立たないものの、どこか頼りに出来る同級生の八女の助けを得て、その謎の調査を始める。一方で、1999年7月を前に、ノストラダムスの大予言に影響を受けた新興宗教団体アンチ・アンゴルモアが二人の住む町で不可思議な動きを見せる。心理カウンセラーの桐や八女の年の離れた友人・久慈らとの交わりを通して、二人はその動きにさらに深く関わっていく… カバーといい、死んでしまった友人の死の謎を高校生が追うことといい、ノストラダムスといい、ラノベの延長線上の作品かと思っていたが、予想以上の出来だった。終盤は、高校生が関わるにしては、やや荒唐無稽ではと思わないでもないが、かなりスリリングだ。キーとなる人物の実態については、簡単に分かるものの、それでも充分に楽しめる。 けんか別れしたままの基が死んだことで傷ついていたあさぎだけでなく、登場人物たちがそれぞれに抱える問題を解決していくために前向きになっている姿が描かれるラストに救われる。 | ||||
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