十二人の死にたい子どもたち
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.33pt |
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「十二人の死にたい子どもたち」、このタイトルを知った時には是非とも読んでみたいと思った。 | ||||
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安楽死という共通の目的で集まった10代の12人が死にたい理由を告白しあいます。 | ||||
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自殺サイトを介して集団自殺を目的に廃病院に集まった12人の少年少女。自殺を実行しようと思う矢先、予定外となる13人目の少年の死体が発見される。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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レビューが良かったから読んでみた、ミステリー小説初心者です。東野圭吾、宮部みゆき、綾辻行人などのベタな作品からハマり、これも期待して読み進めたのですが… 作者によって、こんなにも読みやすさや面白さが変わるのかと驚きました。 ミステリーなのに全く面白くなかった…心理描写も薄く、キャラがわかりづらいし多すぎる。多い理由も特にない。ダラダラ続くので読み飛ばしたからか、最後のトリック?もいまいち。 結局なんだったんだ?という印象… 改めて面白いミステリー作家さん達に感謝しました。 | ||||
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冲方氏の作品は実は初めて。 映画化されている模様で、ローティーンからヤングアダルト向け小説の印象でした。途中までやや単調な印象も、最後のツイストはなかなか良かった。そのツイスト含め、ティーンに向けたメッセージ色の濃ゆい作品か。 ・・・ 済みません。結構批判じみた物言いになりそうです・・・。 実は個人的にあまり読み口が良いとは感じませんでした。というのも、やはり12人をそれぞれ特定するのがなかなか簡単ではありませんでした。 解説によると12という数字が過去の映画作品へのオマージュになっているようではありますが、文章でありありと12人個々の性格を理解するのは私には少し難しかったです。結構イけた(理解した)と思いますが、最後2人くらい、印象が今一つ(混合して)でありました。 その点では、映画化してヴィジュアルで印象付けを行うという戦略は、よりよく作品を理解してもらう上では良かったのではと思います。 ・・・ そしてもう一つ。リアリティが個人的に感じられず、ちょっと没入しづらい感じでした(自殺話にリアリティがあったらそれこそ怖い、というのもありますが)。 12人の自殺したい子たちがローティーン(一番若い子が14歳)というのは、可能性としてはあるかもしれませんね。ただし、彼らが廃病院に一堂に会し、これから自殺するべく準備し、そのさなかで起きる議論、というのはこれまた現実感が少し感じられなかったです。 私のようなくたびれたおじさんが、仮にも消えたいとき。それは「もうやだなあ、疲れたなあ」と思い、自分で苦境を改善する余地がないとき、そのような状況が永遠に続く(かのように思える)とき、とか、そういうときです。 若者ならば、その時辛いのは分かるのですが、「あと数年たち、親元を離れれば、自由に生きられる」と思ってしまうのです(不治の病の場合は除きますよ)。だって、ほら、君たち、議論する気マンマンじゃないですか。そのエネルギーがあれば、世界は変わるかも、とかおじさんは少し感じます。 もちろん、中学生・高校生の時は、ちょっとしたことで傷つき、恥ずかしさのあまり死んで消えたくなることもあるとは思います。そうしたことも十分斟酌しなくてはいけません。その点ではおっさんがとやかく言う話ではなく、ターゲットと思われる中高生あたりの若者が読むべき本なのだと思います。 ・・・ ただ、最後の終わり方は、(多少陳腐?な風合いもありつつも)良かったと思います。 細々と内容は述べませんが、そこに私はコニュニケーションの偉大さを見ました。個人の考えは意外に偏狭で、喋ってみると実は(他人からして)全く問題でないことも多いですね。言った本人も他人に話してみたら「あれ?ほんとだわ。全然大したことないね」と当の本人がすっきりしてしまうこともあるわけです。 そのような解決法を提示するかのような結末・コニュニケーションの力を、大人も子どもも再認識してもらえると、将来はちょっと明るくなるかもしれません。 ・・・ ということで初めての冲方作品でした。 結末のツイストが良かったので、本嫌いな新大学生の息子にまずは押し付けて反応を見てみたいと思います。その後高校生の娘にも押し付けてみたく。ああ、でもちょっと厚めなんですよね。本嫌いには微妙な厚さ。やっぱ映画を先に見せた方がいいかな?? | ||||
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稚拙な文体、 性格造形が弱すぎて魅力の無い 登場人物たち、 単調でグダグダとしたストーリー展開… 三分の一ほど読みましたが、いいところが 全く見出せませんので、 読むのを止めました。 「死にたい」「自殺したい」 という切実な願望を持った十二人の少年少女が 廃病院というミステリアスな場所に集まる、 すると、そこに正体不明の「十三人目」がいる。 東野圭吾氏や宮部みゆき氏や桐野夏生氏あたりが 書いたらさぞや読み応えのある面白い作品になったで あろうプロットです。 シチュエーションです。 でも、この作者には、このシチュを面白い 物語に昇華させる文章力がありません。 そこが致命的です。 ヘンな例えですが、 「風の谷のナウシカ」(映画版)に出てくる 巨神兵みたいですね。 骨組みは丈夫なのに、肉付けが弱すぎて 自分の足で立っていることさえ出来ないという感じです。 とにかく読むに堪えませんでしたね。 ひど杉です。 | ||||
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個人的にはミステリ要素が一番残念だった。 話の発端となった死体「ゼロ番」の真相がかなりの尻切れトンボ。 地下・地上で5F+屋上の大きな建物が舞台で上面図も付いていることから 何かダイナミックなトリックが繰り広げられるのかと思ったらそういうのも無し。 そもそも設定上ほぼ全ての部屋は封鎖されているので、広い舞台を持て余し気味。 冒頭の数字を取るシーン等、ミステリ的な伏線のシーンかと思ったら肩透かしを食ったところも多い。 ミステリとして読まなければ…という考えもあるかとは思うけど、 構成として明らかにミステリ要素で読み進めさせる作品だと思うので、それはちょっと通らないかと。 人物描写はまあ悪くはなく、こいつの存在意義は?というのは特に無かった。 それぞれの「死にたい」動機も多種多様で、それを推察する楽しみもあったとは思う。 とは言え12人も居る分掘り下げは正直浅く、性格も正直ベタなキャラクターレベルを出ない。 何より、一旦キャラへの印象が固まると最後までそのままなので、そこで期待外れ感が強い。 携帯電話が出て来るような現代設定なのに「ミツエ」って名前はどうなのとか、細かいツッコミも少々。 自殺というテーマに対しての語り合いをキモと見ても、 それぞれが自分の境遇や言いたいことを全部吐き出したらスッキリしました程度であまり釈然としない。 オチは嫌いじゃないが、それに対しての説得力を十分出せているかと言われると疑問。 反出生主義の話もちょろっと出て来るけど、 『進撃の巨人』とか『Seraphic Blue』辺りの本格的にソレを扱った作品と比べるとやっぱり中途半端。 読んで苦痛なほどの駄作とは思わないけど、引っ掛かるものはなかった。 ★としては2寄りの3か3寄りの2かで迷うけど、冲方丁のネームバリューを考えるとやっぱり後者。 | ||||
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本気で死ぬために集まったとも思えない登場人物達が延々と茶番を演じる。退屈極まりない。「さっさと死ね!」と思いながら読み進めたのは私だけだろうか。こんなのをよく映画化しようと思ったものだ。視覚的な見せ場は皆無なのに。著者の「HUMAN LOST 人間失格」のアニメの脚本も酷い出来映えだったことを想起する。 | ||||
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