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十二人の死にたい子どもたち
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十二人の死にたい子どもたちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 1~20 1/4ページ
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レビューが良かったから読んでみた、ミステリー小説初心者です。東野圭吾、宮部みゆき、綾辻行人などのベタな作品からハマり、これも期待して読み進めたのですが… 作者によって、こんなにも読みやすさや面白さが変わるのかと驚きました。 ミステリーなのに全く面白くなかった…心理描写も薄く、キャラがわかりづらいし多すぎる。多い理由も特にない。ダラダラ続くので読み飛ばしたからか、最後のトリック?もいまいち。 結局なんだったんだ?という印象… 改めて面白いミステリー作家さん達に感謝しました。 | ||||
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冲方氏の作品は実は初めて。 映画化されている模様で、ローティーンからヤングアダルト向け小説の印象でした。途中までやや単調な印象も、最後のツイストはなかなか良かった。そのツイスト含め、ティーンに向けたメッセージ色の濃ゆい作品か。 ・・・ 済みません。結構批判じみた物言いになりそうです・・・。 実は個人的にあまり読み口が良いとは感じませんでした。というのも、やはり12人をそれぞれ特定するのがなかなか簡単ではありませんでした。 解説によると12という数字が過去の映画作品へのオマージュになっているようではありますが、文章でありありと12人個々の性格を理解するのは私には少し難しかったです。結構イけた(理解した)と思いますが、最後2人くらい、印象が今一つ(混合して)でありました。 その点では、映画化してヴィジュアルで印象付けを行うという戦略は、よりよく作品を理解してもらう上では良かったのではと思います。 ・・・ そしてもう一つ。リアリティが個人的に感じられず、ちょっと没入しづらい感じでした(自殺話にリアリティがあったらそれこそ怖い、というのもありますが)。 12人の自殺したい子たちがローティーン(一番若い子が14歳)というのは、可能性としてはあるかもしれませんね。ただし、彼らが廃病院に一堂に会し、これから自殺するべく準備し、そのさなかで起きる議論、というのはこれまた現実感が少し感じられなかったです。 私のようなくたびれたおじさんが、仮にも消えたいとき。それは「もうやだなあ、疲れたなあ」と思い、自分で苦境を改善する余地がないとき、そのような状況が永遠に続く(かのように思える)とき、とか、そういうときです。 若者ならば、その時辛いのは分かるのですが、「あと数年たち、親元を離れれば、自由に生きられる」と思ってしまうのです(不治の病の場合は除きますよ)。だって、ほら、君たち、議論する気マンマンじゃないですか。そのエネルギーがあれば、世界は変わるかも、とかおじさんは少し感じます。 もちろん、中学生・高校生の時は、ちょっとしたことで傷つき、恥ずかしさのあまり死んで消えたくなることもあるとは思います。そうしたことも十分斟酌しなくてはいけません。その点ではおっさんがとやかく言う話ではなく、ターゲットと思われる中高生あたりの若者が読むべき本なのだと思います。 ・・・ ただ、最後の終わり方は、(多少陳腐?な風合いもありつつも)良かったと思います。 細々と内容は述べませんが、そこに私はコニュニケーションの偉大さを見ました。個人の考えは意外に偏狭で、喋ってみると実は(他人からして)全く問題でないことも多いですね。言った本人も他人に話してみたら「あれ?ほんとだわ。全然大したことないね」と当の本人がすっきりしてしまうこともあるわけです。 そのような解決法を提示するかのような結末・コニュニケーションの力を、大人も子どもも再認識してもらえると、将来はちょっと明るくなるかもしれません。 ・・・ ということで初めての冲方作品でした。 結末のツイストが良かったので、本嫌いな新大学生の息子にまずは押し付けて反応を見てみたいと思います。その後高校生の娘にも押し付けてみたく。ああ、でもちょっと厚めなんですよね。本嫌いには微妙な厚さ。やっぱ映画を先に見せた方がいいかな?? | ||||
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稚拙な文体、 性格造形が弱すぎて魅力の無い 登場人物たち、 単調でグダグダとしたストーリー展開… 三分の一ほど読みましたが、いいところが 全く見出せませんので、 読むのを止めました。 「死にたい」「自殺したい」 という切実な願望を持った十二人の少年少女が 廃病院というミステリアスな場所に集まる、 すると、そこに正体不明の「十三人目」がいる。 東野圭吾氏や宮部みゆき氏や桐野夏生氏あたりが 書いたらさぞや読み応えのある面白い作品になったで あろうプロットです。 シチュエーションです。 でも、この作者には、このシチュを面白い 物語に昇華させる文章力がありません。 そこが致命的です。 ヘンな例えですが、 「風の谷のナウシカ」(映画版)に出てくる 巨神兵みたいですね。 骨組みは丈夫なのに、肉付けが弱すぎて 自分の足で立っていることさえ出来ないという感じです。 とにかく読むに堪えませんでしたね。 ひど杉です。 | ||||
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個人的にはミステリ要素が一番残念だった。 話の発端となった死体「ゼロ番」の真相がかなりの尻切れトンボ。 地下・地上で5F+屋上の大きな建物が舞台で上面図も付いていることから 何かダイナミックなトリックが繰り広げられるのかと思ったらそういうのも無し。 そもそも設定上ほぼ全ての部屋は封鎖されているので、広い舞台を持て余し気味。 冒頭の数字を取るシーン等、ミステリ的な伏線のシーンかと思ったら肩透かしを食ったところも多い。 ミステリとして読まなければ…という考えもあるかとは思うけど、 構成として明らかにミステリ要素で読み進めさせる作品だと思うので、それはちょっと通らないかと。 人物描写はまあ悪くはなく、こいつの存在意義は?というのは特に無かった。 それぞれの「死にたい」動機も多種多様で、それを推察する楽しみもあったとは思う。 とは言え12人も居る分掘り下げは正直浅く、性格も正直ベタなキャラクターレベルを出ない。 何より、一旦キャラへの印象が固まると最後までそのままなので、そこで期待外れ感が強い。 携帯電話が出て来るような現代設定なのに「ミツエ」って名前はどうなのとか、細かいツッコミも少々。 自殺というテーマに対しての語り合いをキモと見ても、 それぞれが自分の境遇や言いたいことを全部吐き出したらスッキリしました程度であまり釈然としない。 オチは嫌いじゃないが、それに対しての説得力を十分出せているかと言われると疑問。 反出生主義の話もちょろっと出て来るけど、 『進撃の巨人』とか『Seraphic Blue』辺りの本格的にソレを扱った作品と比べるとやっぱり中途半端。 読んで苦痛なほどの駄作とは思わないけど、引っ掛かるものはなかった。 ★としては2寄りの3か3寄りの2かで迷うけど、冲方丁のネームバリューを考えるとやっぱり後者。 | ||||
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本気で死ぬために集まったとも思えない登場人物達が延々と茶番を演じる。退屈極まりない。「さっさと死ね!」と思いながら読み進めたのは私だけだろうか。こんなのをよく映画化しようと思ったものだ。視覚的な見せ場は皆無なのに。著者の「HUMAN LOST 人間失格」のアニメの脚本も酷い出来映えだったことを想起する。 | ||||
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Amazonプライムで映画を見て 原作を読もうと思って購入 ストーリーが大体わかってても 本で読むとそれぞれのキャラが入ってこない。。。 私が歳をとったからなのか あまりダラダラの展開が苦手になってきました ストーリーは面白いのは間違いない | ||||
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10代の子どもたちが自殺を考える。将来、日本を背負っていく人たちが自ら死を選ぶ。我が国にとっては大きな損失であることは間違いない。原因は様々だろうが、この廃病院に集まった子どもたちの理由には頷けるものが多い。 例えば、親による虐待。例えば、いじめ。これらは、現在感じている苦しみから逃れたいという強い衝動だ。あるいは、自分の病気に対する無知。あるいは、有名タレントの自殺を追いかけたいという気持ち。珍しいところでは、人を殺した罪悪感から死にたいというのもある。最も一般的なのは、難病の苦痛から逃れたいというもの。日本には安楽死の制度がないだから。その理解のない社会に一石を投じるために死ぬ、という子どももいる。 最後は自死を選ばないというエンディングに「それまでの話し合いは何だったんだ!」と不満を表す読者もいるが、それは映画『十二人の怒れる男』を意識したからだろう。閉じられた陪審員室(本作では集会場所)で繰り返し行われる話し合い。たった1人の反対から始まって、全員が意見を述べていくうちに、自分たちの正しい判断は何かということに気づいていく。ヘンリー・フォンダがかっこいいが、本作のサトシも十分にかっこいい。つまるところ、周囲との話し合いが足らないという、至極単純なことが原因で子どもたちは死を選ぶということなのだ。 よく出来た小説だとは思うが、この枚数で十二人のキャラクターをすべて際立たせようとするのは無理がある。上下2巻くらい必要だったのではないかと思うのだ。 | ||||
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やっぱりオチがどうしても…キレイゴトに感じてしまった。結局、皆がああいう結論になるかな? 自殺に対する強い意志を持った人達なら、話し合いの途中でもうもどかしくなるはず…。 | ||||
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いやぁ、面白かった。話の流れが、予想を裏切って進んでいく。そして、思った。あー、ちゃんと登場人物毎にメモしとけば良かったー。題名を見ても分かる通り。登場人物多いです。しっかりミステリーを楽しみたい方は、メモしながら読み進めるといいですよ^ - ^ | ||||
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自殺を考える子ども達が,同じく自殺を考える他の子の話を聞くことで,自殺について落ち着いて客観的に考え直すことができるようになりました。自殺について思い悩む子どもには,本人なりの理論があります。 否定せず,ただそれを聞く。そのうえで少しだけ他の事実にも目を向けてもらうことが,彼らの救いになるかもしれません。 とでも書いてほしそうなのが見え見えで,小説というよりは,自己啓発本を漫画化したもののように私は感じました。 自殺の根本的な問題,子どもはもちろん,他人の心理は所詮わかりえないこと,これと正面から向き合うことなく,他人の心理状態が如何に良い方に向かっていくのか,話し合うことが如何に素晴らしいかのみ描かれています。簡単に「気持ちは痛いほどわかる」と言う,分かったつもりの大人の目線から書いた,分かったつもりの大人に向けた本に思えます。 また,トリックには物理的に不可能だろうと思われる部分もあり,推理ものとしてもいまいちです。 ヒントは多いので,あれこれ推理できますが,不可能だろうと消去した選択肢が答えでした。 | ||||
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登場人物が多いですが、筆者の丁寧な描写によりイメージができ、ストンって内容が入ってくる感じ。この先はどうなるんだろう?という心躍る感覚で本を読み進めるとができました!映画のCM見た時は怖いやつかなって思ったけど、小説では子どもたちの「心」に焦点を当てた一冊になっているので、是非小説で読むことをオススメします! | ||||
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如何せん長いですね。例えるなら、30分弱のコ〇ンアニメを無理矢理2時間に引き伸ばしたようなものです。 問題が出た、みんなで悩む、解決した、また問題が出た…の繰り返しでだんだんと気持ちが萎えてきました。 キャラの掘り下げについてですが、どうも推理に埋もれてしまっている印象です。感情移入がしにくいです。 中盤〜終盤に掛けては、死ぬのか?死なないのか?どっちなんだ!と思わずナナメ読みしてしまいそうなほど退屈な議論が展開され続けて少し辛かったです。 盛り上げてきた割には、凡庸な終わり方だな…と言った感じです。あの流れでどんでん返しがあったら熱かったのですが…。 読み終わってもあぁ、よかったね。程度の感想しか出てきませんでした。 名前が刺激的でこちらが一方的に期待していたことも考えて、★3とさせていただきます。 | ||||
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自殺未遂経験者の一人として当事者の立場で読みました。 実際には心底世の中に絶望したようなコメントは、ノブオ以外はさほど感じられなかったのが残念です で、星4つ あとは興味深く読みました。タカヒロの洞察と、シンジロウの分析力は素晴らく、勉強になりましたが、 描写の細かいところで「?」という部分や、推測なのか、事実を言い当てているのかわからない部分もありました。 それほど推理小説を読み込んでいないのもありますが、供述と物語の動線を突き合わせながらチェックしていくと、 3点疑問がでました。 そこがすっきりせず、もどかしいです、、。ネタバレになるので質問できないのもまたもどかしい、、。 | ||||
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廃病院に十二人の少年少女が集まった。ネットの呼びかけに呼応して、集団自殺するためだ。 だが、ベッドの上に十三人目の死体が発見されたことから、一同は「実行」する前に議論を始める。 イレギュラー参加者の謎を巡る推理は、濃厚なミステリ風味が味わえる。 登場人物が多いので最初は混乱するが、中途からキャラが立ってきて輪郭が鮮明になってくる。 自殺願望の原因は、いじめ・難病・家庭問題など様々だ。書き分けと人物造形は、かなり上手い。 現代的な設定とありそうな切ない事情から、ドラマは悲劇に向って突っ走るーーと思ったのだが。 どこが面白いか書くとネタバレするので、書けない。理不尽で嫌な話を書けば偉いと勘違いしている作家は多いが、 作者はそういうヤカラとは対極の立場にいるーーとだけ言っておこう。 | ||||
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サンプル読んで買おうかと思い、その前にレビューを見たらネタバレしている人がいて一気に買う気が萎えました。せめてネタバレと書いてほしいのですが、マナー違反では? レビューは購入の参考にする場所であると思うし、面白くないなら面白くないでいいですが結末をそのまま書くのはどうなのでしょうか?レポートしましたが、レポートの内容もある程度細分化して欲しいものです。ミステリーのネタバレは本当にタチが悪い。 | ||||
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内容が薄かったです。 あらすじというか設定は面白かっただけにとても残念でした。期待して損しました。 | ||||
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映画上映に便乗し、中学生の息子が欲しいと言っていたので、中古品で購入しました! 内容は難しいとのことでした。 | ||||
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賛否両論あるようですが、ミステリー好きとしてはそこそこ面白く読みました。 ただ、綾辻さんの館シリーズなどとは違い、見取り図まである建物を活かしきれていない感と、肝心の13番目の移動経路や方法についてはちょっと無理矢理感がいなめない感じがしました。エレベーターを4階で止めておいた理由も、結局釈然としません。 まあ、犯人(と呼んでいいかわかりませんが)が判明した後に、その人が登場した描写を読み返してみましたが、ちょっとこの書き方は反則(読み返しても心理描写が犯人としてしっくりこない)なんじゃないか…と思いました。そらから急に提案された待ち時間制度とか、ちょっと唐突で違和感。 謎解きミステリーと人間群像劇のちょうど中間あたりで、どっちとしても中途半端。 とはいえ、退屈はしませんでし、ワクワク読めました。世の中、もっとつまらない小説いっぱいあると思います。 | ||||
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12人の少年少女がそれぞれの死にたい理由を胸に、集団自殺を実行する為に廃病院に集結するが、そこには13人目の少年が既に横たわっていてーーーというところから始まる推理と登場人物の死にたい理由が明らかにされていくストーリー。 場所が病院から動かないし、派手なアクションもなくセリフと心情描写で展開されていくのがどこかの劇団の舞台みたいだなーというのが感想。 妙に頭の切れる少年と、いかにも学級委員長タイプの少女にヤンキー、空気の読めない残念な娘におどおどした一見足手まといの男の子(私は彼が一番好きだが)と言ったステレオタイプのキャラクターと変に芝居掛かった台詞回し。 最後もやっぱり舞台演劇にありがちな終わり方で、座付き作家のいない劇団が舞台化するには打って付けの作品ではなかろうか。 こういうのは嫌いではないがやり尽くされた感があって真新しさがない。 推理の部分も正直だからどうしたと言いたくなるぐらいどうでもいい。 作者の意図が序盤で読めてしまったのも残念。 あと、どうも主役っぽい探偵役の男の子が鼻について感情移入出来なかったのも自分的減点ポイント。 | ||||
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作者の作品はマルドックシリーズ以外で初めて読んだ。12人少年少女が集まるのはインパクトがあるが、物語の大半は完全な心理劇であまり動きはなく、どのように映像化されたのか、逆に興味がわいた。 さて、本作の体裁は本格ミステリのようなエンタメ作品。私は軟弱なミステリファンなので、途中で謎を考えるのを放棄したが、13人目の少年を巡って推理するのは複雑で本格の味。だがしかし、大半を占めるのは集団自殺を図るため集まった12人が、予期せぬ13人目の殺人? によって紛糾し、それぞれの思惑を戦わせる心理劇で、個人的には大いに楽しめた。重くならざるを得ないテーマをエンタメ作品に仕上げたのが作者の腕と思うが、本格ミステリと見せて心理劇と言うのは万人向けではなく、やや作品の作りに疑問を感じるところ。リアリティのない本格ミステリを面白がるような読者向きと思う。 | ||||
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