マルドゥック・アノニマス4
- 卒業旅行 (9)
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冒頭のウフコックをバロットが救出するシーンが圧巻。目を見張る成長を見せたバロットが、ウフコックを完璧に使いこなし、あえて敵にとどめを刺さない余裕を見せるのに、拍手喝采。 しかしながら、私の読解力不足のせいで、アレ、今救出したんじゃないの? とウフコックがガス室送りになる展開を、変だなと読んでしまった。他の方の感想を読むと、こんな読み方に引っ掛かったのは私だけのようで、恥ずかしい。でも、正直もっとわかり易く書いて欲しかった。 他にも、バロットとハンターの会話シーンは、互いの思惑を悟られないようにして、何とか必要な情報を得ようとする心理戦で、この作者ならでは。実に面白い。この第4巻は、暗鬱だったこれまでのストーリーに、初めて希望の光が差した内容で、ますます目が離せなくなった。冲方丁のライフワークである、マルドゥックシリーズ、ますます快調である。 | ||||
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三巻の終わりからの続きをとても楽しみにしていたので、面白かった!やっぱりバロットとウフコックのコンビは最高! | ||||
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前巻までとはうって変わってスピーディーな展開にわくわくしました。 それにしてもバロット強すぎないかい。 スクランブルを読んだ時から感じてたのですが、 スティーグ・ラーソンの「ミレニアム」と似てるなぁと感じます。 バロット=リスベット。 今巻の心理面でのやり取りが余計にミレニアムを思い起こさせました。 あと前巻からの感想になりますが、ネーミングの端々にゲームオブスローンズの影響を受けてるのかなぁと思わずにはいられません。 それはそれでニヤッとさせられたりもしますが。 ちょっと読んだ事のある感じがして、凄く興奮したとまでは言えないです。 ミレニアムのリスベットとミカエルに大興奮したので余計に。 | ||||
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この巻で完結すると思いきやまだ続くのですね。1〜3巻は内容的にかなりストレスが溜まるものでしたが、4巻からは希望が見えてきました。 | ||||
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前作のレビューで度々目にした「展開がスロー」といった問題点が、4巻で昇華した。 バロットとウフコックが共にいるだけで、途轍もないスピード感を伴って読者の胸に迫ってくる臨場感。困難を極める道すら、ふたりなら乗り越えられるという確かな手応え。 まだ若く日々学び成長し続けるバロットと、経験から統一化を果たそうと邁進するハンターの対比のように感じるのは考えすぎだろうか。 表紙からしてもそうだが、活字として読み取ってもハンターには少しばかりボイルドの面影があった。それが過去、09法案に従事した数々の者共と結びつき、ひとつになる。 ヴェロシティは「宿敵にもこんなに悲しい過去があったんだ」といった陳腐なだけの作品ではなく、ここへ至るために練り上げられた道しるべだったのかと興奮が止まらなかった。 また3巻までと異なり、ハンター勢の悪事を眺め続けたり戦闘でのみ勝ち得るのではなく、バロットとハンターでの心理戦が繰り広げられたことも印象的だった。それも、バロットはすぐに見抜かれるような嘘はあまりつこうとしなかった。今の彼女を支えているすべてのものへの感謝と、善良であろうとする芯の強さがはきと表れている。 しかし同時に、若いバロットは迷ってしまうこともある。ライムの「今までの労を忘れて手に入れたものを当たり前のようにひけらかし、そんな賭け方では勝てないと上から説教を垂れる人々」という発言には、我々読者への警告にも感じる。 これぞマルドゥックシリーズ。心理戦を重視する冲方丁氏にしか描けない作品ではないだろうか。 次巻が楽しみで待ちきれない思いです。 | ||||
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