マルドゥック・ヴェロシティ3
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独特の文体なんかよりも、無理やりなミステリ展開のほうがわたしはキツかったです。普段極上のミステリばかり読んでいるせいで比較してしまっているのかもしれませんが…。 なんでもかんでもシザース、意味のない犯罪、登場人物。3巻かけて読んだわりに、読み応えのない本で残念。 | ||||
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そこまでやるかと言う徹底的な猟奇的暴力シーンが圧倒的など迫力。単語をぶつ切りにするスタイルは乾いたハードボイルドタッチでグロテスクさを緩和するが、まともに想像するのすらはばかられる悪趣味な残虐さが際立っている。が、この偏執狂的暴力シーンの連続は、ボイルドが人間性を喪失してウフコックを濫用するに至る様を真摯に追及した結果と読めた。凄惨な拷問と処刑を繰り返すカトル・カールに対抗して生き残るため、人間性を捨て虚無へと突っ走るボイルドだが、死を目前にしておぞましい姿のナタリアに向けた最後の人間らしい愛情を示すのが、より一層空しさを増幅した。何しろ彼女の亡骸を文字通りの生物兵器として敵を葬るのだから。最終的に敵も味方も皆殺しにするボイルドが、何のために戦うのか、と言う哲学的問いに答えられずに終わるラストは、この上なく苦く救いのないものだったが、この途方もない物語を自身に変調を来しながら描き切った作者の闘魂に拍手を送りたい。 | ||||
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人間の汚さと愚かさをぶちまけるような、作者の血肉を削って書き上げた作品。なぜそうまでしなければならないか私には理解できない。 ボイルドの虚無は、読み手にこそ救われ理解されると思う。私はこの作品を読んで、二度と観る事は無いであろうダンサーインザダークを思い出した。 | ||||
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ボイルドはバロットと対になっていて救いがなくとてもとても可哀そうな存在だと思った | ||||
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第3巻に至って物語の様相はかなり変化した印象。「09チーム」v.s.「カルト・カール」を基軸にしつつ,中盤からはボイルドが虚無と破滅へと落ちていくストーリーがクローズアップされている。 ボイルドがウフコックと別れなければならない理由は,あまりに切ない。表面上は暴力的で過激な描写が多いが,心理的には実にやるせなくて悲しい物語だ。謎が明らかにされる度に「なぜ・・・?」と思い,立ち向かって解決するにはあまりに巨大な「何か」を感じる度に「そんな・・・・」とあえぐ。もがき苦しみながらも虚無へと失墜せざるを得ないボイルドの姿は,あまりにも哀れだ。 読み終えた後,なんとも表現しがたい無力感に苛まれた。 | ||||
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