(短編集)
カミサマはそういない
- 異世界 (87)
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皆が”神頼み”をしに行くお正月に読了。 | ||||
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長編の読み応えある作品とは一転、不思議な世界の短編小説。 好み分かれるだろうな。 長編のイメージの作家と捉えてると正直受け入れ難い作品多く、独自な世界ではあるが読み終わってもこの終わり方…と思う場面が多い。 個人的にはラストの「新しい音楽、海賊ラジオ」は好み。 表題になっているカミサマに関わる作品としても成り立っている上に希望が持てる余韻が良い。 | ||||
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『戦場のコックたち』や『ベルリンは晴れているか』の重厚な戦争ミステリーのイメージがあったので、こんなバラエティーある短編も書く作家だとわかって嬉しい驚き。どれもこれも、一瞬で世界に引きずり込まれ、もっと読んでいたいと思わせる。こんなに短編ご上手いとは正直おもってなかった。 ・「伊藤が消えた」現代の日本のシェアハウスを舞台にした男同士のイヤミス。どんどん深刻になる展開からの意外な結末。ラストシーンが・・・。 ・「潮風吹いて、ゴンドラ揺れる」さびれた遊園地で殺人ピエロが襲ってくるというだけでテンションが上がる。先読みできないホラーミステリー。怖い! ・「朔日晦日」日本の怖いおとぎ話のような怪談ショートショート。カミサマは、善でも悪でもないのかな。 ・「見張り塔」終わりのない戦争の中、淡々と上官の指示に従い狙撃する少年兵が知る真実。意外な動機と戦争の非人間性とが見事一致したミステリー。収録作の中で最も完成度が高い。 ・「ストーカーVS盗撮魔」これまでの収録作とほ一転したコミカルな犯罪者同士の対決もの。どんでん返しの連続の最後のオチに思わず笑っちゃいました。 ・「饑奇譚」幻想的な怪異話。どこか東南アジアの猥雑な都市のような架空こ街で年に一度起きる不思議な光の大災害。少年の最後にとった選択は果たして吉か凶か。じんわりと心に染み込んでくる、これが最もダークなお話だと思う。 ・「新しい音楽、海賊ラジオ」海面上昇で陸地がほとんど水没した世界で二人の青年が新しい音楽を求めて旅に出る。これまでのお話とはうって変わって解放感あふれる爽やかで心地よい冒険。波の音と海をわたる風の匂いが鮮やかに感じられる作者の描写力に心地よく読み進めたあと訪れる一抹の希望。「カミサマは滅多にいない」けど、「カミサマは絶対にいない」わけではないと思わせてくれるラストを締めくくるのにふさわしい素晴らしい物語でした。 | ||||
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人の心の闇を垣間見る6作品+1作品。短編集なので飽きずに最後まで読めました。どうも世にも奇妙な○○を観ているような感覚になります。そう、あのサングラスのおじさんがストーリーテラーのやつです。最後に不思議でちょっと良い話で終わるところもまさに。お気に入りは「キ奇譚」、主人公の気持ちの揺らぎに共感しました。哀しい「見張り塔」(野分先生作のミリタリーメガネ男子、大好き)。悪業を負うものが行く場所を描いた「潮風吹いて~」もなかなか。熱血正義の勇者様なお話も良いけど、たまには人間臭さを嗅いでみるのも良いと思いますよ。 | ||||
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だからといって筒井康隆みたいな出来には及びませぬ。 1話目から「え?これでおしまい?え!?」だし、その後は最後の作品に至るにつれて解読不可能な速読(飛ばし読み)必須の読むだけ時間が無駄なものばかりが並んでいます。 本のタイトルにも見合わない作品集。 | ||||
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