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折れた竜骨



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折れた竜骨の評価: 7.14/10点 レビュー 21件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.14pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

折れた竜骨の感想

魔法や呪いの存在が前提となっていて、(個人的に好みではない)RPGの世界観を危惧しながら読み始めましたが驚きました。ミステリでした。
「これから始まる戦闘のきっかけにすぎない」と考えていた領主の殺害がメインの謎だったとは。
些か拍子抜けしてしまいましたが、延々戦闘の描写が続くよりは、個人的にこちらのほうが良かったかな。

個性的な傭兵たちが数多く登場しています。
ただミステリって事で、探偵役の聞き取り捜査での登場が大部分であり、彼らの戦闘シーンについても描かれてはいるものの、若干浅いかなと思いました。
そこは少し残念でした。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

折れた竜骨の感想

米澤穂信がデビュー前から温めていた「魔術と剣と謎解き」に挑んだ新境地の傑作!やっぱり、この人はすごいと改めて思わされました!終盤に「デ―ン人との戦い」と「消去法推理による犯人当て」という二つの山場があったのが特に良かったです!また一つ「SF設定でこそ輝くミステリ」の新たな傑作が誕生しました!

ジャム
RXFFIEA1
No.3:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

この世界観は好み。そして本格物なら尚更です。

これは良かった。好みな要素満載でした。
魔法の世界も本格物も私の好みの内容。
期待が膨らみながら読みましたが、それに応える面白さだったので大満足。

魔法の世界とはいえ、いきなり突拍子もない設定が飛び出す訳ではなく、
あくまで読者に納得できる世界観を提示した上での物語なので理不尽に感じる事はありません。

事件の主題は、操りの魔術によりソロンの領主を殺害した人物を見つけ出す事。
魔法が存在する世界であろうと、<走狗>(操られた人物の事)は彼である。また彼ではない。と、
理由をロジカルに導く様が本格物であることを感じました。

その他、
不死の青年の密室からの消失の謎や、
呪われたデーン人との戦いなど読ませ所もあり、
ファンタジーの物語と本格ミステリを巧く融合させた一冊だと感じました。

またこの様な魔法の世界観に沿った新たな物語を読みたいものです。(続編ではなく)
良作でした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.2:
(9pt)

折れた竜骨の感想

2011年のミステリの各ランキングで目立った成績を上げたファンタジーミステリ。
魔法世界の特殊設定をトリックの為でなく、犯人消去の推理ロジックに組み込んだ事で今までの本格とは違った面白さを生み出している。賞受賞も納得の出来であった。

Ariroba78
5M53WTS6
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ファンタジックな推理モノ

騎士、従者、魔法、巨人……。
これだけを聞くと、完全に西洋ファンタジーの要素しかありませんが、内容はれっきとした推理モノです。
といってもガチガチの推理モノではなく、それに関しての疑問を持ちながら、ファンタジックな物語が進んでいくので、気軽に誰でも読めて、楽しめる作品であると思います。
個人的には、2012年度の「このミス」には確実に入ってくる作品だと思いますし、今後のメディアミックスなんかも進まないかなぁ、と期待しています。

アルバトロス
CRRRDTJB

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