エラリー・クイーンの国際事件簿
- 名探偵 (559)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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作者エラリー・クイーンが収集した事件について紹介した作品集。1編あたりが10ページ未満ということもあってショートミステリ的な作風になっている。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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エラリー・クイーンの手掛けた犯罪実話3種を翻訳したもの。 「私の好きな犯罪実話」は1956年に出たアンソロジー。クイーンのほか、クレイグ・ライス、E・S・ガードナー、ナイオ・マーシュらが執筆陣。クイーンは2編を寄せている。クイーンのもののみを訳出。 「エラリー・クイーンの国際事件簿」は、1964年に出たクイーンの犯罪実話集。世界各国から実話が集められており、日本の帝銀事件も入っている。全20編。 「事件の中の女」は前作の続編。1966年に出たもの。全19編。 意外性のある事件が多く、推理小説にも通じるおもしろさがある。 それにしても、これを翻訳出版したというのがすごい。 | ||||
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私にとって本格ミステリーの代名詞にして神様クイーンが著した犯罪実話集。エラリー・クイーンが2人の従兄弟ユニットなのは有名ですが、本書は片割のマンフレッド・リー氏が単独で雑誌に執筆した物らしいです。クイーンはその昔、国名シリーズという趣向でデビューを飾りました。それは国にまつわる小道具を巡る推理の饗宴でしたが、今回は探偵クイーンが実際に世界を旅して、土地の官憲達から面白い犯罪物語を披露して貰う、といったスタイルです。本作では、残念ながら往年の神の如き名推理は味わえませんが、国それぞれの思想や風土に裏打ちされた犯罪と結末が描かれ、実話とは言え不自然さが無く、語り口の上手さとあいまって極めてナチュラルな仕上がりになっていると言えるでしょう。古今東西の数ある犯罪の中でクイーンが集めた宝石のような各篇の選択の妙からは、彼の素晴らしい業績のひとつである名アンソロジストとしての側面もうかがわせます。ちなみに、日本からは帝銀事件がチョイスされています。 ただ一つ本作で私にとって首を傾げる最大の謎を考察してみます。それは事件の結末でエラリーが必ず間抜けな質問をする点です。名探偵クイーンが、まさかそんな馬鹿な訳はありませんから、語り手に敬意を表して(喜ばせる為に)わざとトボケて白ばっくれているのでしょう、というのが私の推理です。Q・E・D(証明終わり。) 他に、魅力的な解決されない謎の事件が2篇と、『事件の中の女』で、情熱・愛憎・狂気を感じさせる犯罪の世界の女性たちを、ドラマチックに描いています。 本書の手触りは、クイーン後期の成熟した大人の雰囲気を漂わせている感じがして、彼を愛するファンにとっては感慨深い味わいがあると思います。 | ||||
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クイーンこそパズラー中のパズラー。アメリカミステリー界の巨匠である。 本書は何十年ぶりかで完訳されたクイーンの三部構成・41の掌編からなる犯罪実話集。 現実の犯罪を素材として、あるときはパズラー仕立てに、あるときは犯罪心理小説仕立てに、あるときは<奇妙な味>仕立てに、またあるときはオチのあるショート・ショート仕立てにアレンジされている。 創作ミステリーではないものの随所にクイーンらしさがうかがえて、クイーンのファンとしては、久しぶりにそのテイストを味わうことができた。 私はホントに久しぶりにクィーンに出会えて、ただただ感激だった! | ||||
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実際に起こった事件を集めているからか、盛大な謎解きなどはありません。 「エラリー・クイーン」とゆう名前に期待して読むと、がっかりするかもしれません。私などがそうでした。 全てに上手にオチがついていますので、犯罪をテーマにした落語を聞いたような感じ。気軽に読むのには良いです。 | ||||
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作家のエラリー・クイーンが実際の奇妙な事件を収集しに世界全国を回る。 元ネタのクライムはかなり有名なものらしいのですが、 それをいかにもクイーン風に味付けて 面白くおかしく不可能犯罪風味にしているのがポイント。 | ||||
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