大富豪殺人事件
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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表題作の短編と中編で、いずれもエラリーの秘書のニッキーが登場。表題作の方はクイズのような軽めのストーリーで、謎としては単純で読みやすいお話でした。中編は、中国から船で母国アメリカに帰ってきた腹話術師が、帰国直後に殺され、ホテルのトランクの中で発見されるという事件。やはり長編とは異なり、どこか軽く、人物描写などの重厚さにはやはり欠ける気がしました。謎解きはこちらもシンプルで悪くなく、良くも悪くもない良質ミステリーという印象です。 | ||||
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「大富豪殺人事件」と「ペントハウスの謎」の2つの中篇からなる中編集。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ラジオドラマのノベライゼーションである。したがって、ダネイが考えてリーが書く、という手順では成立していない。脚本に際して口出しはしているのだろうが、執筆は明らかに他者の手によるものだ。いつものクイーンの文体とは異なっていて、簡潔なト書きやセリフが多い。 収められているのは、短編『大富豪殺人事件』と中編『ペントハウスの謎』の2話。前者はラジオドラマで、後者はラジオドラマの脚本に基づいて作られた映画のノベライズのようだ。クイーン自身も著作リストから除外している本なので、内容は推して知るべしだが、まあノベライズだと思って読めば目くじらを立てるほどではあるまい。 『ペントハウス~』にはくどくどしい尾行シーンがあったり、多くの登場人物がややこしい行動をとる割には、結末がパッとしなかったり、と今思い返しても欠点しか思い浮かばないけれど、映画で観ればそれなりに面白いのかもしれない。『大富豪~』の方は、正直いって読んだ端から忘れてしまった。でも短いので読みやすかった(なんと情けない幼稚な感想)。 本書の大きな特色としては、エラリイの秘書としてニッキー・ポーターが登場することである。彼女はラジオドラマや映画のために造形されたキャラクターらしく、いかにも人好きのする女性で、エラリイとはちょっとした疑似恋愛の関係にもあるのだろう。例えばポアロにとってのミス・レモンなんかと比較してみると、英米の嗜好性の違いみたいなものも見えてくるのではないか。 | ||||
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中身やけが結構あります。読めることは読めます。評価は可だと思います。 | ||||
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『大富豪殺人事件』(1942年)と『ペントハウスの謎』(1941年)を収録した中篇集です。 『大富豪殺人事件』・・・はじまりにきわめて思惑に満ちた手紙を受け取りました。でもほとんど準備を必要としないんだね。 なぜなら瞠目すべき一瞬で思う存分発揮していたから エラリー 愛すべき秘書ニッキーを引き連れて ゆく さて大富豪の奇妙な依頼。妹婿になるはずのイタリア人のオペラ歌手に命を狙われていると、やすやすと手なずけてそそのかして破滅? そうはさせるか! ということで、毎週せっせと遺言状を書き換えるんだ。ある時は妹に全財産を、ある時はそれを全て慈善団体へ寄附すると、 これでタイミングがつかめないだろう! 実に健全な意識の持ち主(笑)。 まあ預かり知らないところでの霊感源なもんで誰も耳を貸してくれないわな。。時代背景における思想的なものか、どちらにしても キャパシティーをはるかに越えていて、だので関与した割合に応じてコルジブスキー的に作業分担すればいいんだけど、、 と、いちいち登場人物の精神心理にアドバイスしてみる(笑)。 それでいざ蓋を開けてみれば(おい!笑)、執行されるべき最後の内容は寄附になっていて、、でもそれじゃ動機がないぞ?はて?この謎解き。 ヒントはFoalsの「Blue Blood」の歌詞及びビデオの中にあるよ! これは・・・・・・・・まあいいや(笑) 『ペントハウスの謎』・・・こちらにもニッキーが、今度は面倒見のいい優美なオダリスクとして映るんだね(笑)。 さて中国で成功した腹話術師、それが彼女の友人の父親で、親子で語られていた野心的プロジェクト!それは栄光のハイライトとして高級ホテル のペントハウスに居を構えると、それを実現する劇的なやり方で帰還してみせたまではよかったんだけど、いざ行ってみると帳簿や衣類の荷解き はあるのに忽然と失踪してしまうの。。父親宛ての二通の封書 二枚のカード 指定場所、蛇 指定場所、豚 ふむ。。 まあこの話は基本的に顧客の趣味を間違ってしまって(笑)、要素としてはハードボイルドでサスペンスで、そしてこちらはもろに時代背景を 反映させていて、まあそういうスパイチックなsociometryとして面白いのかもね。でもエラリーの推理だってちゃんとあるもん こちらのヒントはMystery Jetsの「Show Me The Light」の歌詞及びビデオの中にあるよ!まあそんな感じで終わり・・・・じゃなくて(笑)、 いよいよ開幕ですね 光を見せて! | ||||
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2つの作品を楽しめるエラリイにしては 珍しい作品。 しかしながら、中編のほうは 最後の展開に若干無理(こじつけ感を覚えた) があるので、長編のほうが 非常に作品としては濃い感じを受けました。 なぜならば、犯人にしてもクイーンにしては 珍しい形式のため。 それは、最後を読めばよくわかることでしょう。 ただ、全体的には存在感は薄め。 | ||||
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