幽霊屋敷の謎
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元気一杯の18歳の少女探偵ナンシーが大人顔負けの実力を発揮して大活躍する痛快な児童ミステリー・シリーズの2冊目です。このシリーズではナンシーの父親カーソン・ドルーや警察署長や犯人一味の男性陣はほんの脇役で、完全に女性を中心にストーリーを展開させる少女小説の典型で、男性中心の社会に対し女性の自立を目指したウーマン・リヴ運動の先駆け的な小説だと言えるでしょうね。 3歳ほど年上の親友へレンから老齢の親戚母娘が住む屋敷に幽霊が出没するという怪事件の依頼を受けた少女探偵ナンシーは、折しも怪しい弁護士から鉄道建設に係わる案件で父カーソンの身に危険が迫っていると不気味な警告を受けて依頼を引き受けるかどうか迷ったが、父にOKをもらってやっと決心が着き早速ヘレン共々現地へと調査に向かうのだった。 今回の謎は最初から如何にも怪しい人物が登場して悪役その物の存在感を示していますのでそんなに複雑なからくりではありませんが、やはりおぼろげに幽霊の正体の見当はついていてもそう簡単に尻尾をつかませない神出鬼没の輩に対してナンシーが友人ヘレンと共に何度も苦労し負傷しながらも執念で事件の全貌を暴き出す小気味良い活躍が最大の読み所でしょう。しかも今回は中々解けない謎に加えて旅先で父親カーソンが悪党に誘拐されてしまうという大きな心配ごとにもじっと耐えて冷静に思慮深く行動するナンシーは本当に頭が下がる思いの立派さですね。また犯人一味への尋問では心のこもった訴えや脅しではなく寛容さを見せて接する態度に誠に感心させられました。細かい事ですがまだ若い少女が主導権を握ってあれこれと指図したりする事が気に入らない大人は悲しいけれど実際には何処の社会にもいるものですが、児童小説という事もあってそんな者は登場させず素直に少女探偵の力量を認めて従う潔さもとっても気持ち良く感じましたね。それから自分より年上のヘレンがともすれば怯んで何度も逃げそうになるのをその都度しっかりと励ましてがんばろうよと説得する勇気と信念に満ちた態度にも心を打たれましたね。誰もが好きにならずにはいられないナンシーは根がそれ程悪くはない悪者の心をも動かして善の方向に導くという人間的な魅力に溢れていますね。どんなに困難な事件でもスパッと解決してくれそうな頼もしいナンシーは続巻以降の活躍にも大いに期待が持てそうで読むのが非常に楽しみですよね。 | ||||
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二番目の事件簿は、友人の依頼によるナンシーの初仕事となっています。 タイトル通り、幽霊の謎を解くべく調査に乗り出したナンシー。 さらに、鉄道会社の仕事をしていた弁護士の父が謎の失踪! 果たしてナンシーはこの謎を解くことが出来るのか。 少女探偵といってもナンシーは18歳。 しかも愛車のコンパチブルを運転している。 少女探偵と呼ぶにはちょっと年齢が…。 年齢的には二階堂蘭子(地獄の奇術師 (講談社文庫))が近いかも。 でも、読みやすいし面白い。 ラノベファンとそうでない方にもお勧めです。 | ||||
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タイトルにもなっている、とある屋敷での幽霊騒動に加え、主人公の家を訪れる脅迫者、そして突如消息を絶ってしまう主人公の父親。身の回りで立て続けに起こる事件に主人公はどう対処するか…?前作に比べて、サスペンスおよびミステリ的要素が増量され、期待感を高める展開となっている。勧善懲悪の分かりやすいストーリーは良く出来ていて、読後の爽快感は期待以上のものを感じた。ただ、前作でもそうだったが、表紙のイラストはいただけないと思う。決して悪い絵ではないが、ファンタジー的で、ウサギやトランプの兵隊がお似合い。作品のイメージには合っていない。 | ||||
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タイトルにもなっている、とある屋敷での幽霊騒動に加え、主人公の家を訪れる脅迫者、 そして突如消息を絶ってしまう主人公の父親。 身の回りで立て続けに起こる事件に主人公はどう対処するか…? 前作に比べて、サスペンスおよびミステリ的要素が増量され、期待感を高める展開となっている。 勧善懲悪の分かりやすいストーリーは良く出来ていて、読後の爽快感は期待以上のものを感じた。 ただ、前作でもそうだったが、表紙のイラストはいただけないと思う。 決して悪い絵ではないが、ファンタジー的で、ウサギやトランプの兵隊がお似合い。 作品のイメージには合っていない。 | ||||
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第1弾が発売されたと思ったら、すぐに第2弾が発売されてうれしかったです。 この「幽霊屋敷の謎」では、前作よりもナンシーがより探偵らしい活躍を見せてくれます。 とくに中盤以降、父親の誘拐や屋敷の謎に迫るために、小さな糸口をたどって次の手がかりを見つけ出してゆく流れが痛快でした! 今作で特に好印象だったのは、ナンシーが謎を解くためとはいえ、ルールを破らなかったことです。捜査のためという名目でルール違反を犯す作品が多い中、悪質な犯罪を暴くためであっても、決められたルールを守るナンシーの姿勢には清々しいものを感じました。 | ||||
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