ライラック・ホテルの怪事件
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子供から大人まで幅広い年齢層の読者が楽しめる正義感が強くて勇敢な少女探偵ナンシー・シリーズの4冊目です。これまでのシリーズ3冊は如何にも怪しそうな人物が結局はやっぱり悪人だったという比較的わかりやすいパターンの物語でしたが、今回は大勢の疑わしい人々の中から真犯人を見つけ出さなくてはならないという本格的なミステリーらしい作品に仕上がっていて知的な部分でも大満足でした。 友人であり間もなくオープンする予定の〈ライラック・ホテル〉の若き新オーナー・エミリーから招待されたナンシーとヘレンはウキウキとした気分でカヌーに乗って川下りで現地に向かうが不運な事に途中で舟が転覆する事故に遭う。しかもホテルでは幽霊騒ぎに宝石の盗難や放火による火事と次々に怪事件が連続して起こる。またナンシーの偽物が留守宅から盗んだカードで買い物をするという事件まで起きて犯人の目的の見当もつかず謎は一層深まるばかりなのだった。 今回は性格の悪い女ディレクターや謎めいた行動を取るエミリーの婚約者の友人の男やホテルの元の持ち主に新しく雇われたウエイトレスと怪しい人物が多くて誰が真犯人なのか大いに迷わされます。それから息継ぐ暇もなく矢継ぎ早に起きる怪事件の数々にナンシーも振り回されて何時もの様に主導権を握り難い状況となりますが、でも流石に名高い少女探偵はその名声通りの確かな実力を発揮し少ない手掛りを追って少しずつ犯人の正体に迫って行きますね。ナンシーと犯人との間で繰り広げられる一進一退の駆け引きが面白く、遂に正体を現した真犯人が為して来たずる賢いトリックには敵ながらやりよるわいと思わず唸らされましたね。今度も殺人事件までは行かない物のあわや寸前という危ない目に遭わされたり仕組まれた犯罪の規模もスケールが大きくなったりして児童物でも決して大人しいとは感じさせない高まるサスペンスに手に汗を握らされる本作は誰もが深い満足が得られるだろうシリーズの最高傑作と呼ぶのに相応しい素晴らしい出来栄えだと思いましたね。 | ||||
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アメリカの少女探偵の定番ナンシー・ドルー。 友人のエミリーが婚約者と開業するライラック・ホテルへ ナンシーが向かうところから、お話ははじまります。 ライラック・ホテルで起こる幽霊騒動、エミリーのダイヤの盗難、 その上ナンシーの偽者まであらわれ。。 スリルいっぱいのお話です。 解説で菅浩江さんも触れていらっしゃいますが このお話は創元推理文庫版の既刊とは少し趣が異なり、 ナンシー自身がいろいろな意味で狙われます。 そのためナンシーの活躍、お話の展開もダイナミックで これまで以上の面白さ。 自分が狙われていても、友達の事件もおざなりにせず すべてを解決するために動くナンシー。 ナンシーのニセモノが、ナンシーを陥れる行動を繰り返しても みんながナンシーを信じてくれるのは、人柄でしょうか。 原作は1930年の著。 お話は今読んでも面白いのですが、 描かれる人間関係の健やかさは古きよき時代のアメリカなのかもしれません。 | ||||
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