英仏海峡の謎
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イギリスからフランスに向かう定期連絡船チチスター号の船長は、海上で停止しているヨットを発見する。ヨットはピカピカに磨き上げられていて、いかにも金持ちの所有物に見えた。3等航海士のマッキントッシュがヨットを調べると、スーツ姿の二人の男の死体が見つかる。一隻のモーターボートが近づいてきた。モーターボートに乗っていたのはノランという男。殺されていた2人は証券会社の社長と副社長で、ノランはその会社の重役だと自己紹介した…今回はフレンチ警部の登場が早く、読者は被害者の性格や人間関係を全く知らないまま、フレンチと共に探っていくことになる。ラストは犯人の頭の良さに、フレンチも危機に陥る。個人的に海や船に興味がないため、途中やや退屈した。 | ||||
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クロフツの長編作品を年代順に読んでいる最中です。相変わらず、面白いです。いつも通りのアリバイ崩し、フレンチ警部の足を使う地道な捜査、大好きです。この前に読んだ「マギル卿・・」ほどの、あっ地いったり、こっ地いったりはありませんが。今回は鉄道より船がメインです。1つ惜しかったのが、最初に「怪しい」と思った人が結局のところ犯人その人だったのが、ちょっと残念ではありましたが、それでもストーリー展開は、さすがクロフツで、飽きさせない所が素晴らしいなと思いました。 | ||||
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思えば人生で初めて買った探偵小説なので感慨深く、心情的に★4つです。 この作品がもしつまらなかったら、この世界に今頃ハマってはいない。 女性がただの一人も出てこないという稀有な作品でもあり、列車時刻表か海かのクロフツというイメージが固まった記念すべき作品でもあり、世間の低評価はちょっと見過ごせませんねー。 ラスト、犯人の罠にかかって絶対絶命のピンチに陥ったフレンチを、機転を利かせて救った部下カーター部長刑事の朴訥さが微笑ましい。 | ||||
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少年向けに翻案(何と江戸川乱歩名義!)されポプラ社から出ていた『怪船771号』を小学校五年生の頃に読んで以来の再読。内容は殆ど憶えておらず退屈な印象しか残っていなかったが、いざ大人になって読んで見ると実に面白い。所謂リアリズム探偵小説の醍醐味で、フレンチと一緒に曖昧な情報の数々を一つひとつ明確な事実へ還元して行きながら真相に肉迫するプロセスが齎すスリルは、正に巻を擱く能わず。また見込みが次々と外れ落胆と焦燥を繰り返しつつ職務への忠誠心・功名心・正義感を奮い立たせ前進を止めないフレンチの人間臭さは、同様に凡庸なる我々読者の共感を否応無く呼び起こす。代表作の名に恥じない傑作だ。 ※尚、作中に登場する怪船は『711号』!これは一体何の間違い? | ||||
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この作品はかなり展開が遅いかな。 他のフレンチ警部シリーズでは あまりそれは目立たなかったのですが、 ただしそれを追うだけの 価値は後半になってわかってくるはずです。 ずっと、読者を心理的な効果で だまし続けていたのですから。 なので呼んでいて、うわっ、やられたと思うことでしょう。 しかしフレンチ警部が翻弄されているのが かなりマイナスポイントなので星は4止まりです。 | ||||
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