船から消えた男
- フレンチ警部 (32)
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クロフツの36年のフレンチ警部もの長編。 今回は船からの失踪事件が発端となるが、フレンチ警部が捜査するのは中盤だけで、後半はほぼ法廷劇となるのが異色だ。 最後の最後でフレンチ警部のひらめきで事件の真相がひっくり返るが、それまで法廷劇としてかっちりとストーリーが組みあがった上で、最後どうやって真相が分かるのかというプロット構成がうまい作品である。 クロフツの作品としてはマイナーだが、お勧めの作品。 | ||||
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樽もそうですが、ものすごく期待して読み、終わるとううーん、という感じ。質は最高だとわかるのですが。 | ||||
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この作品は、別の管轄で起きた事件だったため、直接フレンチ主席警部が担当する事にはなりませんが、話がクライマックスに近づくと、ほんのちょっとした事から、フレンチ主任警部の閃きが冴え、解決します。さすがフレンチ主席警部!と言う感じでした。面白かったです。 | ||||
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クロフツ中期のフレンチ警部もの。 事件の舞台は北アイルランドのベルファスト近郊である。アイリッシュ海をわたってリバプールへと運行されているフェリーから乗客の男が姿を消す。北アイルランドとイングランドにまたがる事件ということでスコットランドヤードにお呼びがかかり、フレンチは部下を伴ってリバプール経由でアイルランドへ、という流れで物語は進む。 メインの謎は、彼はなぜ、どうやって姿を消すことになったのか、に据えられている。登場人物はそれなりに多いのだが(特に各地の警察関係者)、おそらく意識的にステレオタイプ化が図られているので読んでいて混乱は少ない。 謎を解明するための警察の動きはしごくもっともだし、調査の穴が無いようにつぶしていく作業、並行して推し進められる推理にも飛躍や破たんはないので安心して読み進められる。 一方で、全編を通じて、ヒロイン的な役割であるパミラ・グレイ嬢の主観からの描写シーンが多めだ。これがだいぶ情緒的な雰囲気を作品に与えていると思う。特に中盤から後半にかけて、それなりの紙数もさかれている法廷シーンでは、彼女の感情の起伏の話がたっぷりと織り交ぜられていて、ちょっと読んでいてどうかなぁという感じではあった。 そして最後の最後に、ちょっとしたほころびを目ざとく捕まえるフレンチの眼力。そして追加調査の結果、ついに明らかになるトリック。あっと驚く大どんでん返し!というわけでもなかったが、中盤にひたすら繰り返されていたこの態度はそういう狙いでしたか的に、すべてのピースがぴたりとはまる感はたっぷり味わえる。 ちなみに個人的には、作中で語られる超絶化学成果にどう落としどころを付けるのかについても興味があったのだが、クロフツはそこをあまり重視していなかったようで結構そっけない。これはありゃりゃという感じであった。 | ||||
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残念なお知らせがタイトルのとおり。 この作品では大変残念なことに、 クロフツ作品恒例の フレンチ主席警部の「執念の捜査」をみることが できません。 なのでその捜査を期待して読んでしまうと 「何だ、フレンチ主席警部出てないじゃないか。」 と激高してしまう可能性がありますので フレンチがメインに見たい人は読まないほうがよいかと思います。 ただ、事件の全貌が見えてくると面白いのがこの作品。 読者が思い込んでいたある事実は ことごとくひっくり返されてしまうので、 驚いてしまうことでしょう。 フレンチはほとんど活躍しませんが、 事件の発端となったプロジェクトや プロジェクトに関わることとなった 男女の悲劇なんかは 面白いかと思います。 | ||||
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