二つの密室
- フレンチ警部 (32)
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題名通りの二つの密室殺人が起こり、その手段と犯人を推理する分かり易く、テンポも良い小説です。トリックに関しては、成る程と唸るほどではないが、ひねくり回した感はなく、一緒に考えられて面白かった。 | ||||
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クロフツ12作目にして、密室モノ。 フレンチ警部の8作目にあたりますが、タイトルのとおり、2度の密室事件が登場します。 ほかレビューにもありましたが、現在では、陳腐化したものかと思われる節があります。 純粋な「密室モノ」として臨むと、ガッカリすると思われます。 ただ、クロフツ作品ということで、構成にはやはり工夫が施されていたと思います。 アン・デイという女性の一人称でストーリーが進む中で、事件関係者の視点ですすむストーリーと、捜査側のフレンチ視点の展開とを交え、対比することで、小説としての奥行きの深さを出しているように思われました。 ここは、トリックものとの先入観を捨て、クロフツ小説として読み進めてみると、またちがった魅力を感じることができるのではないでしょうか。 | ||||
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クロフツの32年に発表されたフレンチ警部ものの長編。 ヒロインからの視点で描かれるロマンス的な描写による密室殺人が二件発生するというアリバイトリックの名手のクロフツが密室トリックものに挑戦した異色の作品である。 メインの密室トリック自体は今から見るとあまり大したものではないが、クロフツの堅実なストーリー展開により小説としては十分楽しめる作品に仕上がっている。 | ||||
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わくわくするぞ! おもしろいぞ! たのしいぞ! 秋の夜長に必読の一冊。 | ||||
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アリバイトリックの巨匠・クロフツが手がけた密室トリックものである。 原書は1932年の作品で、1961年初版のものを創元が復刊フェアで出してきたのが書店で平置きになっていて目について購入。 イギリスの片田舎に建つとある屋敷に家政婦として雇われたアン女史の目を通して本作は語られる。 訳ありらしい主人夫妻、妙に馴れ馴れしい家庭教師、人のいいコック、一癖ある隣人たち。登場人物がひととおり揃ったところで第一の事件が…。という展開である。単純なことのように見えていたこの事件、地方警察からの依頼を受けてフレンチ警部がロンドンから到着するや当初の見込み判断は着々と崩れていく。そして密室トリックがついに破られるやいなや、さらに第二の事件が…。 フレンチの地道な捜査方法、つまり、ありそうに無いと思えても念のため全ての可能性を潰してゆく方法は、一見まだるっこしいともみえるが、本作を推理小説として成り立たせるために必要なのであろう。 個人的には、二つ目のトリックは読んでいて途中でわかってしまったのが、逆に残念。発表時は斬新なトリックだったのだろう。が、密室講義のたぐいがあちこちで語られてしまっている現在ではちょっと条件が悪いのかもしれない。 | ||||
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