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二つの密室
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二つの密室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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題名通りの二つの密室殺人が起こり、その手段と犯人を推理する分かり易く、テンポも良い小説です。トリックに関しては、成る程と唸るほどではないが、ひねくり回した感はなく、一緒に考えられて面白かった。 | ||||
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クロフツ12作目にして、密室モノ。 フレンチ警部の8作目にあたりますが、タイトルのとおり、2度の密室事件が登場します。 ほかレビューにもありましたが、現在では、陳腐化したものかと思われる節があります。 純粋な「密室モノ」として臨むと、ガッカリすると思われます。 ただ、クロフツ作品ということで、構成にはやはり工夫が施されていたと思います。 アン・デイという女性の一人称でストーリーが進む中で、事件関係者の視点ですすむストーリーと、捜査側のフレンチ視点の展開とを交え、対比することで、小説としての奥行きの深さを出しているように思われました。 ここは、トリックものとの先入観を捨て、クロフツ小説として読み進めてみると、またちがった魅力を感じることができるのではないでしょうか。 | ||||
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クロフツの32年に発表されたフレンチ警部ものの長編。 ヒロインからの視点で描かれるロマンス的な描写による密室殺人が二件発生するというアリバイトリックの名手のクロフツが密室トリックものに挑戦した異色の作品である。 メインの密室トリック自体は今から見るとあまり大したものではないが、クロフツの堅実なストーリー展開により小説としては十分楽しめる作品に仕上がっている。 | ||||
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わくわくするぞ! おもしろいぞ! たのしいぞ! 秋の夜長に必読の一冊。 | ||||
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アリバイトリックの巨匠・クロフツが手がけた密室トリックものである。 原書は1932年の作品で、1961年初版のものを創元が復刊フェアで出してきたのが書店で平置きになっていて目について購入。 イギリスの片田舎に建つとある屋敷に家政婦として雇われたアン女史の目を通して本作は語られる。 訳ありらしい主人夫妻、妙に馴れ馴れしい家庭教師、人のいいコック、一癖ある隣人たち。登場人物がひととおり揃ったところで第一の事件が…。という展開である。単純なことのように見えていたこの事件、地方警察からの依頼を受けてフレンチ警部がロンドンから到着するや当初の見込み判断は着々と崩れていく。そして密室トリックがついに破られるやいなや、さらに第二の事件が…。 フレンチの地道な捜査方法、つまり、ありそうに無いと思えても念のため全ての可能性を潰してゆく方法は、一見まだるっこしいともみえるが、本作を推理小説として成り立たせるために必要なのであろう。 個人的には、二つ目のトリックは読んでいて途中でわかってしまったのが、逆に残念。発表時は斬新なトリックだったのだろう。が、密室講義のたぐいがあちこちで語られてしまっている現在ではちょっと条件が悪いのかもしれない。 | ||||
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クロフツの長編作品を古い物から順々に読んでいる最中です。この作品では最初の語り口が女性だったので読み始めてすぐは多少の違和感もありましたが、途中からはフレンチ警部さんの語り口になります。作品もいつもと少し違う切り口な感じがしました。とは言え、いつものようにアリバイ崩しはもちろんですが、密室の謎がメインのテーマとなっています。フレンチ警部がこの作品以外でも、事件の大筋が判明し、解決に近づいてくると、度々頭に浮かんでくる警視への昇格の事を思うなど、とても人間くさい所のあるフレンチ警部に親近感が湧いてきています。 | ||||
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おなじみフレンチ警部ものです。 一見すると倒叙なのかと思うでしょう。 しかしながら違います。 後半に思わぬどんでん返しがあるので。 密室は二つありますが、 最初のはよいですが2つ目は割と無理があるかもしれません。 実際読んでいて私も「?」と思ってしまいましたので。 そしてフレンチ警部の執念で細やかな捜査は 今回も健在です。 どれも自殺に見せかけていますが それを崩していくフレンチ警部にはすごさを感じてしまいました。 | ||||
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クロフツと言えば「アリバイくずし」なのだが、この作品では題名のとおりフレンチ警部が二つの密室殺人事件に挑戦する。 紹介文から引用すれば、二つの密室は「機械的と心理的」なのだが、機械的なほうはややこしく、図解がされているがそれでもよく読まないと理解しづらい。心理的なほうは、「えっ、この方法が」という有名なトリックが使われている。クロフツは地味、アリバイくずしは苦手という人に読んでもらいたいな。イメージが変わるかもしれませんよ。 | ||||
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