フレンチ警視最初の事件



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初公開日(参考)1962年01月
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長編小説

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フレンチ警視最初の事件 (創元推理文庫)

2011年06月29日 フレンチ警視最初の事件 (創元推理文庫)

恋人の言うがまま詐欺を働いたダルシー。彼氏は貴族の秘書に納まって足抜けしたが、当の貴族が突如自殺。これは偶然か? 警視に昇進したフレンチが登板するや事件は一転……。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

フレンチ警視最初の事件の総合評価:8.50/10点レビュー 4件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

最後まで惹きつけられる、倒叙型ミステリーの傑作!

1949年に発表されたフレンチ警部シリーズの一作で、2011年の創元推理文庫新訳版。殺人事件の容疑者、犯行様態、動機などがすべて明らかにされているのに、最後まで緊迫した推理が楽しめる倒叙型ミステリーの傑作である。
恋人と定めたフランクに体良く操られ、勤務する外科医から金銭を搾取する犯罪に手を染めてきたダルシーは、フランクが転職して行った先の引退貴族が死亡したことを知った。亡くなった貴族の一人娘は莫大な遺産を相続することになり、フランクはその娘との結婚を目論んでいるようだった。あまりにもフランクに好都合な展開を疑問に思ったダルシーは、事態の真相を探ろうとして著名な弁護士に相談したのだが、依頼の奇妙さを訝った弁護士はフレンチ警視に自分の疑問をぶつけた。検視審問では自殺とされ、一件落着のしていたのだが、一連の流れに違和感を抱いたフレンチ警視は再捜査に乗り出すことになった…。
前半の三分の二まではフランクとダルシーの置かれた状況、犯行への流れ、殺人の現場の様相がすべて読者の前に開示され、ただ一つ犯行の物証だけが見つからないという、倒叙型ミステリーの王道の展開で、フレンチ警視が登場してからは一気に波乱に満ちた謎解きミステリーとなる。そして最後、う〜んと唸るクライマックスが待っている。どんでん返しの妙と人間ドラマの濃密さのバランスがよく、読み応えがあるエンタメ作品である。
75年も前の作品とは思えない、少しも古びていない倒叙ミステリーの傑作として、多くの方にオススメしたい。

iisan
927253Y1
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No.3:
(5pt)

好きです

フレンチ警視になって初めての事件。と、言っても最初は知り合いからの相談?のような、もう自殺として処理されている事件性はないと思われていたものからでした。フレンチ警視まで話が行く前に、この作品の大筋がえがかれていて、作中に出てくる人々や、その背景など、クロフツらしく、とても面白く一気に読んでしまいました。
フレンチ警視最初の事件 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:フレンチ警視最初の事件 (創元推理文庫)より
4488106323
No.2:
(4pt)

祝!昇進、のフレンチが手掛けた最初の事件

昇進したフレンチが最初に手掛けた事件の話。最初は恋愛小説ふうに展開するので少し驚くけど、直ぐに犯罪絡みの展開になり、途中では控えめながら読者への挑戦なども出てきて、よっぽど自信があった作品だったようです。謎の展開も一筋縄ではいかず、紆余曲折、読者を翻弄してくれて楽しかったです。

クロフツが一番翻訳されたのは昭和30〜50年くらいだったと思いますが、当時は社会が安定していて地道に働いていれば応分の見返りが保障された時期で、フレンチがこつこつ働いて事件を解決し、事件の解決→ハッピーエンドという構図と当時の日本の雰囲気が呼応して人気があったのかとか思いました(シムノンのメグレも多分似たような理由?)。

ともあれ、ネット等で数万単位で取引されていたのが、比較的安価でてにはいるのは誠に僥倖。引き続き新訳、新版での紹介が期待されます。
フレンチ警視最初の事件 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:フレンチ警視最初の事件 (創元推理文庫)より
4488106323
No.1:
(4pt)

読むことすら困難

多分この作品はクロフツの作品の中で
一番入手が難しい作品だと
思います。

テイストとしては
人間の崩壊模様のところでは
「山師タラント」と似つくものがあります。
だけれども男の性格が違います。

ちなみにフレンチの名前は冠しているものの
出てくるのは3分の2前ぐらいです。
なので犯行の事実などがところどころ
不足している感じが否めませんでした。

犯罪よりも
人間の崩壊模様
メインの作品です。
フレンチ警視最初の事件 (1962年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:フレンチ警視最初の事件 (1962年) (創元推理文庫)より
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