フレンチ警部と漂う死体
- フレンチ警部 (32)
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大富豪の実業家であるウィリアム・キャリントンは、独身で長いこと会社を運営してきた。体力の衰えを感じ、オーストラリアから甥のマントを招き後継者にすえる。従兄弟のジムとは気が合わない。同じく従姉妹のキャサリンは二人の仲を心配している。ウィリアムの誕生パーティーの日に毒殺未遂事件が起こる。ようやく健康を回復した家族がつらいことを忘れようと豪華客船での長期の船旅に出発する。するとマントが行方不明になり、死体が海から発見された。フレンチ警部はギリシャの船旅ができると喜びながら、捜査を開始した…主要登場人物は7人と少なめなので、犯人探しはむずかしくない。豪華客船での船旅、美しい地中海の風景描写がそれを補っている。嫌われ者が殺されて恋人たちは幸せになり、ハッピーエンド。 | ||||
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クロフツは、全体的に地味な作風なので、万人に受けるというわけではないけれど、試行錯誤を繰り返しながら推理を進めていくところが何ともいえず好きで、ほとんどの作品は読んでいます。が、それにしてもこの作品は話の展開にメリハリがなく、もうひとつクロフツらしさが感じられないのが残念です。 | ||||
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一部訳に間違いというか相違というものがありますが そんなには気にならないでしょう。 むしろあまりかたくない文章なので 冗長な展開が苦手な人でも 読みやすいかと思います。 一見するとクロフツの従来の法則が あまり用いられてはいないので つまらないように思ってしまうかもしれませんが 油断をしてはいけませんよ。 その代わりとして、トリックはかなりというか 強烈に凝っています。 おそらく普通の読者の人では 想像もつかないぐらいでっかいトリックに感じることでしょう。 そういう発想があったんだ!と思わせてくれるに違いありません。 その発想のために今回フレンチ主任警部は 散々犯人にもてあそばれ続けたのですから。 文章がわかりやすいなと感じました。 | ||||
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F. W. Croftsの『Found Floating』(1937年)の翻訳。 フレンチ警部もの。クロフツの中期の長編ミステリである。 要素としては色々おもしろい。二重の毒薬が使われた殺人未遂、オーストラリア帰りのいとこ、地中海クルージング、セウタとジブラルタルという舞台。 しかし、それらがいまいち生かし切れなかった作品という印象だ。結末はそれなりに意外なのだが、どうも消化不良な感じがする。 これまで訳されてこなかった理由もそのあたりに・・・。 | ||||
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