ヘラクレスの冒険
- エルキュール・ポアロ (40)
- エルキュール・ポアロ・シリーズ (37)
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短編集です。いつもは登場人物の深い描写に引き込まれるクリスティー作品ですが、今回は短編集なので、それほど脇役の心理も設定も深掘りせずさらっと流して、颯爽と事件を解決するポアロ。物足りない向きもあろうかと思いますが、でも、暗くならずに楽しく読めます。眠る前の軽い読書にぴったりです。 | ||||
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短篇集として考えると戦後の1947年の出版だが、雑誌掲載はドイツとソ連がポーランド侵略を開始して間もない頃に始まった。ポーランドと相互援助条約を結んでいたイギリスもすぐに対独宣戦布告を行ったが、いわゆるまやかしの戦争期で一般の英国市民はまだ戦時下の意識があまりなかった頃だ。本作を構成する短篇の連載中に、近年クリストファー・ノーランの映画で話題になったダンケルク撤退作戦 (1940.5.26~6.4)が実施され、バトル・オブ・ブリテン (1940.7.10~10.31)やザ・ブリッツ (1940.9.7~1941.5.10)へと戦局は進んでいった。 著者の執筆タイミングはわからないが、本作に戦争の影響は感じられない。 本作以後にポワロは引退して『アクロイド殺し』に繋がるのだからあたりまえかw【注1】 彼が最後に活躍する『カーテン』が、執筆≒作中時期と仮定して1943年である。 ところで、クリスティ作品に対するわたしの駄文に毎度登場頂いて恐縮だが、霜月蒼の本作への評価は高い。中篇集『死人の鏡』や幻想小説味の強いものを除いて、謎解きミステリ短篇集の中では本作が唯一のAクラスだと書いている。 わたしも『ポアロ登場』や『教会で死んだ男』に較べて本作のほうが少々出来がよいとは思うが、評価の程度は若干異なる。前掲の短篇集に収録された作品がB、Cクラスで、本作のそれがAクラスだと持ち上げるほどに差が大きいとは思わない。例えば彼が本作でフェイバリットのひとつとして挙げた「クレタ島の雄牛」は、『教会で死んだ男』に収録された「呪われた相続人」とほぼ同じプロットが再利用されていて、出来栄えの差だってあまり感じなかった。 霜月蒼は、本作の諸短篇の同時期に幾つかの長篇の傑作があることを挙げていて、つまりは著者の小説技法の上達を(本作の出来のよさの)理由にしている。 具体的には、収録作品のバラエティの豊富さを挙げていて、そこにはわたしもまったく異論はない。 しかし、それは小説技法の向上によるものではなく、別のことに大きな要因がある。ずばりヘイスティングスがいないことだ。 彼が遠く南米に去り、彼視点ではないからこその場面設定の自由さが大きい――というか、すべてではないか? 秘書のミス・レモンや助手のジョージがたまに登場することはあっても、彼らがしゃしゃり出たりアホアホ光線を発射することはないしw 【注1】どうもそうではなく、『アクロイド殺し』後に一旦探偵業に復活しているようだ。 | ||||
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小話のような短編の推理モノがたくさん読めて楽しかったです、1つ1つの話がまとまりが良く読みやすかったのでお勧めです | ||||
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一二篇からなる短編集です。 デビッド・スーシェのポワロシリーズのドラマを見てから読みました。 映像を見てから原作を読むようにしているので。 あのドラマは度々原作よりも面白くなっています。 この「ヘラクレスの難行」もそうです。 とはいえこの原作が面白くなかった訳ではなく。 短編集なのでサクサク読めてお勧めです。 終わり方がどれも洒落ていると感じました。 | ||||
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短編は短すぎて中身があまりしっかりしてなさそうと思い、全くノータッチでした。 まさかこんなに面白いとは… 寝る前にkindleで楽しんでいます。 | ||||
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