もの言えぬ証人
- エルキュール・ポアロ (40)
- エルキュール・ポアロ・シリーズ (37)
- 証人 (1)
- 遺言状 (35)
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ヘイスティングズが登場しますが、この作品は彼の手記形式の作品ではありません。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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私はアガサ・クリスティのファンで、当作品も面白いとは思いますが、例によって何でもお見通しのポアロと連れの平凡で鈍感なヘイスティングのからみが何回も出てくるので、少々冗長な感じがしました。 | ||||
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本書タイトルの「もの言えぬ証人」とは、 表紙カバーの写真にあるように犬、ワイヤヘアード・テリア(14頁)のこと。 「少し毛がのびすぎている」(84頁)ワイヤヘアード・テリア。 名前は、ボブ。「ボブ公」(511頁) ものは言えませんが、「啼(な)き声」(511頁)でしっかり自己表現できます。 この事件を解明した探偵ポアロに、報酬はありません。 依頼人が死んでから、依頼の手紙が届いたんです。 自主参加。だから、ポアロが得たものは 家政婦のミス・ロウスンから「プレゼント」(512頁)された犬、一匹だけ。 死んだエミリイの甥のチャールズは、ポアロのことを犬扱いです。 「大した探偵(いぬ)だな! どうして嗅ぎつけたんです?」(319頁) この訳は感動ものですワン。 「探偵」に(いぬ)とルビをふったり、犬という漢字が含まれている「嗅」を使ったから。 訳者は、加島祥造。 犬に関する翻訳はあちこちに発見できます。 「嬉しそうに短いとぎれとぎれの声で吠(ほ)えたてた」(14頁) 「あんたの若い野良犬さん、ええ、チャールズのことよ」(18頁) 本書『もの言えぬ証人』の原書のタイトルは、“DUMB WITNESS” アメリカでの題名は Poirot Loses a Client 『ポアロ、依頼人を失う』だなんて、面白くもなんともありません。 「ポイロット」(134頁)も真っ青な意訳ですね。 『もの言えぬ証人』は、“DUMB WITNESS” の直訳です。 「証人」は、人間に限られます。 いくら殺人現場にいたとしても、ワンしか言えない犬は証人にはなれません。 加島祥造の訳で残念なのは、次の訳。 「鏡には反対に映るのですから」(504頁) 《鏡には左右反対に映るのですから》と訳してほしかった。 鏡には、上下反対には映りません。 《縦書きの》日本語訳の「T・A」が、鏡に「A・T」に映ることはないから。 | ||||
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500頁を超える長さの作品ですが、いったん読み始めたら途中で読みさしにできないくらい面白かったです。霜月蒼さんが『アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕』のなかで《むちゃくちゃ面白いのです。(中略)この感興にもっともふさわしい形容詞は、シンプル至極の「面白い」の一語だと思う。》と語っていた、その言葉に間違いはなかったなと思いました。 キャラクターのなかではなんと言っても、ワイヤヘアード・テリアのワンちゃん〈ボブ〉が良かったです。彼の気持ちを代弁するクリスティーの書きっぷりが愉(たの)しげで、にんまりしちゃいました。 犯人の正体とか事件の真相とかは、「えーっ、そうなの」と、ストンとは腑に落ちないものでしたが、まあ、それはそれとして。 これだけの長尺(ちょうじゃく)なのに、飽きさせずに一気に読めてしまうお話作りの面白さ。読み心地の良さ。 やっぱり、アガサ・クリスティー、たいしたもんですね。 | ||||
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以外と面白くて、気にいりました | ||||
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作品自体は、最後まで予想を超えてきて、とても楽しめました。 が、直井明という人の解説が最悪です。絶対読んではいけません。 この後のクリスティ作品についてのネタバレがいくつも。「ご承知のように」などと前置きして、この「物言わぬ証人」の後に刊行される本についてネタバレしており、私のように刊行順に楽しみに読んでいる読者はもちろん知りませんでしたので、大変なショックでした。 しかも大した内容でもない解説に、必要とも思えない情報をわざわざサラリと入れて、この直井明という人は、読者が全ての作品を読んでから解説を読むとでも思っているのでしょうか。 それとも、浅い内容をごまかすためにネタバレを入れて自分は知識が豊富だと読者に伝えたいのでしょうか。意地の悪い優越感に浸っているのでしょうか。 なんにせよ、今後の流れを知ってしまった事は取り消せません。まっさらに楽しみに読む気持ちを返してほしいです。 こんな解説を載せてしまった早川書房もどういうつもりなのか。 この解説者のミステリー評論家という肩書きなら、ミステリーにおいてネタバレは最悪のマナー違反という事を分かっているはずなのに。 解説者によるネタバレというあまりの衝撃に、ついレビューしてしまいました。。 内容は面白いので、解説によって星一つマイナスです。(解説だけなら星ゼロですが) | ||||
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