三幕の殺人(三幕の悲劇)
- の悲劇 (67)
- エルキュール・ポアロ (40)
- エルキュール・ポアロ・シリーズ (37)
- ワイン (31)
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点5.50pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
納得できないところがある。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アイデアは面白いし、プロットも非常に練られているレベルの高い作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
クリスティはどんな作品でも圧倒的リーダビリティで読ませてしまう。 レトリックを駆使するタイプではないからその技術がみえにくいが、 つまりは文章が上手いということだと思う。 本作は舞台劇のような仕立てになっており、そのつもりで読めば 当然犯人は配役でわかってしまう。 クリスティもそれは分かっていたはずで、 したがって本書の一番の謎解きはフーダニットではなくホワイダニットになっている。 これから本書を読む人は、なぜ事件が起こったかを考えて読んでもらいたい。 古今東西の名優たちを想像しながら、 自分だけの舞台を妄想して本書を読んでみるのも面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この物語の登場人物の一人サタースウェイト氏は、短編集「謎のクィン氏」の探偵役でもあります。 この作品で死体は見たくないとか言っているサタースウェイト氏が、「クィン氏」の後半では進んで死体を見に行っていることから時系列的には「三幕の殺人」→「謎のクィン氏」だと思うのですが、「クィン氏」の方を先に読むのをお勧めしたいです。なぜなら「三幕」の後に「クィン氏」を読んで、私はすっかりこのサタースウェイト氏という紳士が好きになってしまったからです。 この「三幕の殺人」は優れた作品ですが、3人の素人探偵が主体の前半がやや長く感じられます。これをサタースウェイト氏にもっと感情移入しながら読めたら、より面白く読めたのではないかと思った次第です。 しかし第一の殺人のトリックと動機は、最後までわからなかった! 犯人と第二の殺人のからくりは何となく予想がついたのですが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は、淡々と話が続いていたのに、真相がわかりはじめるとただただ驚きの連続で、最後はゾクッとするほどかっこいい!!こんな読書はそう体験できるものでなく、興奮してしまった!殺人の動機も、”法律による救済のない悲劇的ケース”ということで、そんなことがあるのかと驚かされた。エッグ嬢の絶望は想像して余りある。前半の書きぶりもすべて計算されていたものと思うと、唸らされる。前半期待していなかった分、後半のギャップが凄くて、一推しの作品です! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
古い田村隆一訳で読んだ。 だからあまり気にしなくてもよのかなw 冒頭からビビったが、なんとサタースウェト氏が登場していた。 本書も一応再読なのだが、初読時は『謎のクイン氏』はまだ未読だったので、そちらでクイン氏とともに主役であったサタースウェイト氏の名前に反応しようがなかったw 再読の前に『アガサ・クリスティー完全攻略 [決定版]』の本作の項も読み直したが、霜月蒼もサタースウェト氏には言及していなかった。彼も読む順番的に、『謎のクイン氏』が後だったとみえるw 第一幕早々にチャールズの隠居邸で、ポワロとサタースウェイトは会うのだが、その際にサタースウェイト氏は、ポワロと初対面ではないと述べていた。 調べてみると、サタースウェイト氏とポワロは、本作の他に「死人の鏡」でも共演しているらしい。同作は短篇集"Murder in the Mews and Other Stories"に収録されたのが初出のようで、1937年3月15日に出版された。本作よりも後である……。 とは言え「死人の鏡」は、1932年の「二度目のゴング」を元に改稿された作品だから問題はない――いやいや、「二度目のゴング」にサタースウェイト氏は登場していない……。 「死人の鏡」への改稿自体は本作より前だった可能性も考えられるし、二人の初対面時に、必ずしも記録されるべき事件が発生しなければならない決まりはないwのだから、何とも言えないが、まぁ「死人の鏡」での描写を読めばわかるだろう。 さて、再読とは云いながら、当然のように犯人は忘れていたのだが、早々に訳者あとがきを読んでしまったのは痛恨のミスだった。 直截ネタバレするようなポカがあるわけではないのだが、いわゆる最後の一撃を開示しちゃっている。その語句だけで愕然とさせる意味はないが、そこそこの勘があれば、途中で気づいてしまう可能性は高い。現にわたしは、せっかく忘れていたWHO DONE IT 以上のキモであるWHYに気づいてしまった。それに連動してWHOも……。これはもったいない。 そして、一幕目、二幕目がつまらないのは、まったく霜月蒼の仰るとおりである。 本作で、ポワロは最初の方に少し登場するものの、本格的に事件に絡むのは三幕目から。 一幕目と二幕目、それに三幕目の中盤までは、サタースウェイト氏と他二名の三人の素人探偵による関係者への聞き込みが大半を占める。これがめっぽうつまらない。ポワロが始動するのは三幕目とは言え、後半の半分を占めるし、探偵が登場するのがその辺りという傑作も多々あるのだが……。 サタースウェイト氏もポワロも愛の探偵であるから、そのあたりをテコにしておもしろく読むことも不可能ではないのだが、素人探偵の活躍という点でトミー&タペンスシリーズに較べるべくもない。 今回サタースウェイト氏とポワロが見守る「恋人たち」に今ひとつ魅力がないのは、理由あってのことだというのも解るし、それでも前半をもっと面白くすることは十分にできた筈というのも仰るとおり。 霜月蒼とぴったり感想があうのは、むしろ珍しいw もし彼よりも私の方が、本作につまらなさをより強く感じたとすれば、オリバーの魅力のなさだろうか。 彼は私生児ということで鬱屈しているが、育ての親のおかげで裕福である。 若気の至りではあるけれども、その恵まれたポジションに乗っかりながら、保守的(と彼が思う)牧師に突っかかる左翼志向を持っている。 上念司が揶揄するところの、まさに世田谷自然サヨクそのもの【注1】であるww 【注1】平日に高級レストランのヘルシーランチを食べながら、エコがどーの、サステナブルがこーのと駄弁っているような人たち。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やはり面白いです。子育て中の息抜きにかなり助けられています。 毎回、犯人にはおお、そうか〜!と唸らされます。今回は登場人物の描写に笑ってしまいました。アガサクリスティーは天才でユニークですね。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 29件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|