ハロウィーン・パーティ
- エルキュール・ポアロ (40)
- エルキュール・ポアロ・シリーズ (37)
- バケツ (5)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
ハロウィーン・パーティの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大半はポアロが靴底をすり減らしながら調査をする話なのですが、息を飲む展開や大仕掛けのトリックなどはなく、淡々としていてあまり楽しくありません。 ポアロのシリーズを順番に読んでいて、この一つ前の「第三の女」はポアロとオリヴァ夫人の掛け合いがとても楽しかったので今回も期待していましたが、その掛け合いも精彩を欠いています。 また、不要と思われる描写や無駄に長い台詞もあり、内容のわりに冗長に描かれていて、ちょこちょこ斜め読みしてしまうほど退屈でした。 唯一、犯人が今までにないタイプなのは面白くて良かったのですが、暴かれた後のカタルシスが皆無なのはとても残念でした。 子供が殺されたという非常に痛ましい事件なだけに、このラストはもう少し溜飲が下がるようなものにして欲しかったです。 また、翻訳が酷く、文脈が分かりにくいというか文意が通らないというか、変な言葉や文章が多く非常に読みづらかったです。 新訳が出ているようなので、そちらを買った方が良いかと思います。 レビューを書いていて今気付きましたが、この翻訳が作品を台無しにしているかも。 楽しいはずの作品も読みづらいと楽しめませんから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アガサの作品は10冊以上読んでいるファンです。 が、なんとこのハロウィンパーティーは未読です。 が、映画に失望したので、早く原作を読みたいと思ってます。 上映されているので先に映画を見ることにしましたが、かなり違いました。 映画は全編を通して屋敷の中で真っ暗。 最近の映画の流行で、大音量で観客を脅かす仕組みで、バン、ドカン、バタン、ドン、ガタン、という音がサラウンドシステムで観客を襲います。耳栓を持参して良かった!鼓膜を守れました。 画像も恐怖を煽る仕組みでギラギラ、ゆらゆら。お化け屋敷状態。 最後にポアロの謎解きが終わってから、やっとベネチアの明るい風景が見られ、あ、ここはベネチアだったのだと気が付き、暗い屋敷の中だけなら、どこの国でも構わない気がしました。 アガサの得意な豪華な屋敷の内装などは真っ暗なのでほとんど見えません。 アガサの描くポアロは、きちんとした清潔好きな人なのですが、あの伸び放題のボサボサした大きな髭はイメージと違うし、天国のアガサも、こりゃ違うわ、とおっしゃるはず。不潔ぽいです。 ピーター・ユスチノフや、デビット・スーシェよ、カムバック! というわけで映画を見る人には耳栓必須とお伝えします。 ガタン、ドン、バタン、の大音量が体を揺らすほどに響きますのでせめて耳は守りましょう。 これから、静かに原作を読んで楽しみたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書『ハロウィーン・パーティ』には、ポアロが堂々登場しています。 冒頭の「登場人物」のページに、なんとトップに躍り出ていました。 さらに「ミステリ作家」のアリアドニ・オリヴァーが二番目に。 ポアロとオリヴァーのお二人さん、まるで主人公気取りです。 本書本文中には、何度も何度も、同じ歌が聞こえてきました。 「カランコロンと鐘が鳴る、子猫ちゃんは井戸のなか」(268頁、313頁、383頁) 「カランコロンと鐘が鳴る」(314頁) 「カランコロンと鐘が鳴っても、井戸のなかに子猫がいなかった場合ですか?」(351頁) どこから来ている歌なのでしょう? 調べてみると、古い「子守歌」(268頁)の一節 「Ding Dong Bell, Pussy’s in the Well」でした。 でもね、カランコロンと下駄が鳴る、のは日本。カラスが鳴くから帰えろ。 ディン・ドンと教会の鐘が鳴る、のは欧米。宗教観が深く響いています。 本書は新訳です。《ディン・ドン》と厳かに オノマトペ してほしかったです。 「オペアガール」という、ポアロのような英国人でさえ間違いやすい、 見慣れぬ単語も、何度も出てきました。 一般名詞です。 本書の登場人物の中の誰のことか? ガールというから女性でしょう。 「オペアガール、つまり、住みこみで働く外国の女のことですな」(109頁) 「例えば、オペラガールの件とか」(112頁) 「全財産をオペラガールに遺すというものでした」(113頁) 「そのオペラガールなら楽々と偽造できる立場にいたことがわかりました」(115頁) 「オペアガールです」(188頁) 「オペアガールが殺されたと信じる理由はなさそうです」(189頁) 「あなたやわたしが “オペアガール” と呼んでいるものです」(190頁) 「オペアガールに財産を譲ると書かれていました」(190頁) 「献身的なオペアガールに多額の金を遺贈する」(218頁) 「屋敷には住みこみのオペアガールがいて、夫人の身のまわりの世話をしていました」(241頁) 「外国からきたあの《ペアガール(傍点あり)》が遺産を独り占めしようとして」(273頁) 「外国人の女が、オペアガールが、夫に先立たれた金持ちの老婦人のご機嫌とりに努め」(291頁) 「その人がオペアガールに全財産を譲るという遺言補足書を作成したのは事実」(298頁) 「ミセス・ルウェリン=スマイスがお気に入りのオペアガール」(300頁) 「オペアガールはもう日常生活の一部です」(319頁) 「誰だったんです? オペアガール?」(358頁) 「ずっと行方不明だったオペアガール」(365頁) 「全財産をオペアガールに遺すという遺言補足書を作成した」(378頁) 「オペアガールはどうなったと思われます?」(383頁) さて、283頁には「ジェイムズ・ジェンキンズ」という人物が突然登場しますが、 「登場人物」欄に名前がありません。何者なのでしょう? 「ジムというのは、庭仕事を手伝ったり、薪や石炭を運びこんだり、まあ、そういう仕事をしてる若い男です」(274頁) 「わたし、ジムの住所も何も知らないんです」(282頁)とハリエット・リーマン。 このハリエット・リーマンという女性も「登場人物」欄に名前がありません。 仕事は、掃除婦です。 この二人、ジムとリーマンは大富豪の奥さまに頼まれて、 わけもわからず「遺言補足書」に証人としての署名をしてしまったのです。 《正誤表》 箇所: 399頁 誤: HarperColins 社 正: HarperCollins 社 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
【感想】 クリスティ全盛期の作品ではないので、他の傑作、名作と比べると見劣り感はある。ただ、犯人を犯人と思わせないミスリードのテクニックはさすがで見事に手のひらの上で踊らされてしまった。序盤から中盤くらいまで地味なのが残念。 【評価】 オススメ度 3.5 読みやすさ 3.5 意外性 4.5 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画が公開されるにあたり、まず原作を読んで、と思い購入。 アガサが好きで結構読んでいますが、いつも登場人物が多いので何度も人物紹介の頁をめくりながらになります。 あれこれ推測するも今回も犯人当たらず。アガサ女史には脱帽ですわ。 映画はベネチアだし高霊術とか出てくるみたいで、原作とは別物と考えた方がいいみたい。 時間ができたら新訳ではない方 も読んで、違いを味わいたいですね。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 32件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|