ねじれた家
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ねじれた家の総合評価:
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クリスティの挑戦はこんな所まで到達していたのか、と唸らされる一冊。 「フェアプレイ」をクリスティが考えていたのかは知る由もないが、 本作では犯行方法では犯人が特定できず、作中で示されるヒント、ルールを基に犯人を特定する。 そんなクリスティの意欲作ではあるのだが、 一方で登場人物は全体に魅力がなく、被害者の「ねじれた」という人間像もあまり焦点を結んではいない。 クリスティらしいリーダビリティで最後まで読ませる力はあるのだが、 何度も繰り返し読みたい作品かどうかは疑問が残る。 博物学的な興味でミステリの裾野の広さを示す一冊としておすすめしたい。 | ||||
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気晴らしに読むには丁度いいと思います。英語も難しくないのがクリスティの読みやすいところ、それでいて内容はトリッキー。 | ||||
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ストーリーはさすがクリスティー、最後まで私には犯人は分からなかった。関係者は全員怪しい。一族の物語だが、一人一人がよく描かれていて、素晴らしい。 ポアロやミスマープルも面白いが、こういうキャラ設定に自由度の高いノンシリーズものが素晴らしいと思う。「ゼロ時間へ」「無実は苛む」「春にして君を離れ」「終わりなき夜に生まれつく」等の作品群だが、ミステリーというよりむしろ、人間の性格を見つめる作者の視点が中心になっている。改めて、クリスティーはすごい作家だと思う。 | ||||
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この作品に先行する某ミステリの影響を受けたのはまず間違いないと思いますが、これはこれでよく出来た良作ではないでしょうか。その先行ミステリのことを知らなければ知らないままに本作を読んだほうが、より愉(たの)しめることでしょう。まあ、たとえ知ってたって愉しめるとは思いますけれど。 「さすが、クリスティー。キャラの立たせ方が上手いわあ」と印象に残ったんは、主役となる〈レオニデス一家〉の登場人物たちの描写でした。殊に、二組の夫婦──ロジャー、クレメンシイのペアと、フィリップ、マグダのペア──のそれぞれの個性、気質の違いを鋭角的にとがらせて描写している辺り、ドラマチックで上手いなあと思いました。 死してなお大きな影響を家族に及ぼす大富豪、アリスタイド・レオニデスのキャラが立っていたのも印象に残ります。この魅力的な老人が、あるものに仕掛けたサプライズには「おおっ! じいさん、やるじゃん」って、なんか嬉しくなりましたね。 田村隆一の訳文は可もなく不可もなく、まずまずといったところ。でも、初出が1957年の訳文なんで、そろそろ新訳で読みたいっす。 | ||||
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読んでいる途中で犯人の目星がつくのだけれど、でも信じたくない、でも辻褄があっちゃうし、うーん、と唸りながら最後まで読んだ。結末はほぼ自分が想像した通りなのだが、うーん、ねじれている。2回くらいねじれているような感想を持った。わけが分からないと思うかもしれないけど、ミステリーなのでネタバレの結末には触れられないので、こんな感じの感想です。驚きは小さいかもしれないけど、ぞっとする話でした。狭い空間での物語なので、舞台での上演もありかなと思った。 | ||||
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