蒼ざめた馬



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初公開日(参考)1979年03月
分類

長編小説

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蒼ざめた馬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

2004年08月18日 蒼ざめた馬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

霧の夜、神父が撲殺され、その靴の中に九人の名が記された紙片が隠されていた。そのうち数人が死んでいる事実を知った学者マークは調査を始め、奇妙な情報を得る。古い館にすむ三人の女が魔法で人を呪い殺すというのだ。神父の死との関係を探るべくマークは館へ赴くが…。オカルト趣味に満ちた傑作、新訳で登場。 (「BOOK」データベースより)




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蒼ざめた馬の総合評価:8.20/10点レビュー 20件。Dランク


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No.20:
(3pt)

陰の首謀者の正体‥‥‥まんまと引っかかりましたわ。しっかし、いけずやわあ>クリスティー

事件の首謀者が明らかになった瞬間、呆気(あっけ)にとられてしまいました。全くのノーマークだったんで。読み終えた今でも、なんか詐欺にでもあったような気持ちです。誤誘導っつっても、これはなあ。たいてい、騙されると思います。

ちょいとわくわくしたのは、マーク・イースターブルックってぇ語り手の男が、怪しげな事件を自分ひとりで調査していくのではなく、ある人物とコンビを組んで二人三脚、調べていくところ。著者の〈トミーとタペンス〉シリーズを彷彿させる味わいがあって、思わず、うきうきしちゃいました。

シェイクスピアの『マクベス』に出てくる〝三人の魔女〟みたいな人物たちとか、彼らが開く降霊会の様子とか、秘密組織が関わっているっぽい犯罪の不穏なとことか、そうした怪しい雰囲気の醸し出し方は、なかなかのものでしたね。
そんななか、クリスティーを模しているのだろう登場人物アリアドニ・オリヴァに、もっと舞台を引っかき回してほしかったかなあ。って、これは私の勝手な無い物ねだりっす。
蒼ざめた馬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:蒼ざめた馬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300937
No.19:
(5pt)

アガサクリスティー

とても、面白かったです。
蒼ざめた馬 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-47)Amazon書評・レビュー:蒼ざめた馬 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-47)より
4150700478
No.18:
(5pt)

黒い魔法で呪い殺せるか?

1961年の作品。アガサ71歳。

本書のタイトル『蒼ざめた馬』って、何でしょう? その由来に興味を持ちました。

「(聖書に出てくる死神は蒼ざめた馬に乗っている)」(152頁)
「蒼ざめた馬(ペイル・ホース)……」(213頁)
「『ヨハネ黙示録』第六章、第八節。 ″われ見しに、視(み)よ青ざめたる馬あり。これに乗る者の名を死と言い、陰府(よみ)これに従う……″」(418頁)

聖書から来ているようです。邪悪なカモフラージュかも。

本書の中では<蒼ざめた馬>は、昔の「宿屋」(101頁)の名前です。
いまは、ただの「民家」。
「<蒼ざめた馬>なんて、ただの隠れ馬でしかない」(379頁)

カバーの写真は、LE PENDU(吊るされた男)のタロットカード。
「逆さの十字架も」(379頁)

今の努力が報われず、徒労に終わる可能性を示すタロットカードかも。
『恋の骨折り損』になるかも。

語り手の「ぼく」は、マーク・イースターブルック。学者。

本書の各章に、副題「マーク・イースターブルックの物語」が無いのは、
第二章、第三章、第八章、第十章だけ。
本書には全部で二十五の章があるのに、副題が無いのはたった四つの章だけ(16%)。

四つの章の語り手が、「ぼく」マークではないから、副題が無いようです。
「おそらく、ぼくがこの物語の大部分を書くことになる」(5頁、<序文>より)
本書の 86% を「ぼく」が書いています。「大部分」も大部分の 86%。

正題『蒼ざめた馬』と、副題「マーク・イースターブルックの物語」とが、逆位置です。
逆位置で開かれた<吊られた男>のタロットカードみたいで、なんとも不吉です。
正題を『マーク・イースターブルックの物語』に、副題を「蒼ざめた馬」にしたら?

長くアガサの愛読者をやっているので、毒殺ものの小説には、少々飽きてきました。
「毒物なんて! そんなのはもう時代遅れですよ。幼稚なやり方」(131頁)
「なんの芸もないただの毒殺」(381頁)

アガサは分かっているのです。確信犯的捏造小説作家なんです。
「あたしには昔ながらの猫いらずか砒素で十分」(28頁)

本書は、タイトルとカヴァー写真からして、宗教的、呪術的です。
魔法で呪い殺すのは、「黒魔術」(27頁)。
「黒魔術」殺人事件。
かなり期待しました。

ところが、本書の冒頭、ゴーマン神父がいきなり棍棒で撲殺されます。
なーんだ。毒殺ではないけれど、かなり平凡な殺人。
「あたしが書くのはごくありふれた殺人だけなのよ」(136頁)

やれやれ。アガサ、いなおり?
でもガマンして最後まで読んでみました。
いつものアガサ小説の面白さ満載。楽しく読めました。満足でした。

で、殺人犯人は誰か?
「登場人物」リストに注目しました。

「ハーミア・レッドクリフ……マークの女友だち」
「ジンジャー……マークの女友だち」

あらら。どちらが、マークの本命の女友だちでしょうか?
どちらも犯人とは関係ないと思いますけど……

ジンジャーが本命の恋人でした。
結末で、マークは結婚をジンジャーに「ちゃんと申しこんだ」(419頁)のです。
本書は、マークとジンジャーが協力しながら犯人探しするの巻。
ついでに二人のロマンスも生まれました。
どうか「恋の骨折り損」になりませんように。
蒼ざめた馬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:蒼ざめた馬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300937
No.17:
(3pt)

真犯人のムリヤリ感よりも、読書の楽しみの方が勝ってしまう。

犯人にするにはかなり無理があり、話を面白くするためなら何でもありかと思いますが、
でも何故か楽しめました。それがアガサのすごいところなのか?
蒼ざめた馬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:蒼ざめた馬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300937
No.16:
(5pt)

一気に読める面白さ

種明かしされるまで、謎めいていて楽しめます。イギリスでTVドラマ化されていますが、原作と全く違う脚色で、断然原作がおすすめ。
蒼ざめた馬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:蒼ざめた馬 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300937



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