バグダッドの秘密
- 幽霊 (229)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
バグダッドの秘密の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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ノンシリーズのスパイ小説。めっちゃくちゃな話。主人公ヴィクトリアが余りにもいい加減で、このキャラ造形と破天荒な行動を受け入れるのか拒絶するのか。で、どうだったかと言うと、結構慣れると面白く読む事が出来ました。米ソ首脳を巻き込んだ壮大な物語の設定からすると、計画も行動も相当緩くて、よくヴィクトリアを頼れるなぁ、と心配になります…。と言う訳で、緊張感の有るスパイスリラーでは無く、嘘つきでハチャメチャなヒロインを温かく見守るコメディとして読めば、それなりに楽しめると思います(笑)。 | ||||
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どうして評価低いのか不思議に感じてしまうくらい私は楽しく読めました! 旅情を感じるところも良かったです。中東の町並みだとか人柄だとか。 アガサ・クリスティの自己投影も入ってるようなので、そのあたりの想像を膨らませて読むのも楽しかったです。 読んでる間ワクワクが止まりませんでした。 ストーリーは荒唐無稽、ご都合主義なのでリアルな話を好む人からは不評なのかな。 でもリアルさなんていらないと思います。だって、こんなに面白いもの!! | ||||
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アガサ・クリスティーが充分に推敲せずに書いた感が否めなB級スパイミステリー。特に後半のクライマックスからの展開は充分に練られて書かれておらず、拍子抜けし、手抜きの感がある。〆切に迫られて辻褄合わせをしたのか、それとも書いている本人が飽きてしまったのか。 また、影の主人公であるアンナ・シューレの存在がうまく描けていない。彼女はどんなことを感じ、どのように行動するのか。なぜ表の主人公と唇の傷まで似通っているのか、なぜ銀行の頭取の個人秘書が組織の金の流れを暴くのか、などについて描き添えると、このミステリーの謎と深みがでたにも関わらず。 | ||||
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ぼくはクリスティーの冒険小説の中では、これが一番好きです。 念のため言っておくと、ル・カレやモームのようなリアリズム寄りのものが好きな人は、これを読んでもおそらく駄作だと言うでしょう。何しろプロットの核になる秘密組織があまりに・・・・おっとネタバレは止しましょう。 本作の女主人公は器量はイマイチでお仕事も適当、だけど好奇心と「嘘を上手につく」スキルは人一倍です。その性格のお陰である国際的な秘密組織の謀略に巻き込まれてしまいます。こう書くとありがちなプロットですが、そこはクリスティー、熟練の筆致で読者を退屈させません。(「ビッグ4」は人物描写も散漫でかなり中だるみした感がありましたが、ストーリーてリングと人物美描写において本作に遠く及ばない) 嘘の上塗りを重ねてどんどん事件の中核にひきずられて行く彼女ですが、もがきながらもなかなか鋭い勘を発揮し、やがて組織の黒幕の正体を知ることになります。しかしそんな絶体絶命の時こそが彼女の「嘘つき」の本領発揮なのです! 好奇心の塊みたいな主人公ビクトリアは魅力的なキャラクターですが、他の登場人物も造形が良くできていて、人物像が鮮明に脳内に浮かんできます。彼らの前では、プロットが現実的でないなんてことは気にならなくなるのです。 (ぼくはどうも、トリックなどよりもストーリーテリングと人物造形に重きを置いて読んでしまう性質でして、クリスティー自身は気に入らないと言っていた「青列車の秘密」も好きな作品なのです。) 本作のメインとなる場所は当時イギリス領だったイラクですが、バザールの雑踏や飛び交うアラビア語の雰囲気もよく活写されており、目の前に情景が見えてくるようです。 最後に蛇足を。 終盤、ビクトリアは発掘現場で見た古代エジプトの庶民たちの素朴な食器のかけらを思い出してこう思うのです。 「ああいう何気ない普通の暮らしこそ大切なのだ。世界を変えるために人を犠牲にしてもいいとうそぶくような人たちではなく。」 自身も考古学に関心を持っていたクリスティーの、性急な進歩主義に対する懐疑がちょっと垣間見えるような気がするのです。これは「鳩の中の猫」や「愛国殺人」でも垣間見ることができます。 | ||||
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名探偵的な人物は出てきませんが、主人公の勢いの良さが面白いです。 読む人によっては、中盤で重要人物がわかってしまうかも・・・ | ||||
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何が原因で組織が暗躍するのか、わからない。 主人公たちが何のために冒険してるかわからない。 役者不足の女の子が主人公だからつまらない。 中東を舞台に何か書きたかったんだね。 | ||||
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