殺人は容易だ



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    初公開日(参考)2004年03月
    分類

    長編小説

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    殺人は容易だ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

    2004年03月16日 殺人は容易だ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

    植民地帰りの元警官ルークは、列車内で同席した老婦人から奇妙な話を聞いた。彼女の住む村で、密かに殺人が行なわれている、彼女はその犯人を突き止めたので警視庁に訴えに行くというのだ。くだらぬ妄想だと聞きながしたルークであったが、翌日なんとその老婦人が車に轢き殺されたというのだ……。解説:神命明(「BOOK」データベースより)




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    No.14:
    (5pt)

    男は、女よりだまされやすい

    本書のタイトル『殺人は容易だ』に驚きました。

    サスペンス小説の読者にとっては、
    《殺人事件のサスペンス小説を書くのは容易だ》
    と感じました。

    「脂の乗りきった時期に書かれた作品」(415頁)だけに、
    人を食ったタイトルのようにも思えます。

    いくら容易だからといっても、殺人はいけません。
    「殺人は容易だ」なんて言う人は、人間ではありません。
    狂人です。

    「人殺しを何度もつづけて、しかも罪をのがれるというのは、かなり難しいだろうとぼくがいったら、それは違う、殺人はとても容易なんだと、彼女は答えた」(42頁)

    「たくさんの人を殺しながら、罪をのがれているということは難しいだろうと、ぼくがいうと、彼女はこう答えたよ。『いいえ、その考え方はまちがっていますわ。殺人はとても容易なんですよ――だれにも疑われなければね。じつは問題の人物は、だれも疑ってみようともしないような人なのです』と」(355頁)

    「ぼく」と「彼女」(男と女)の間で、殺人の難しさの受け止め方に開きがあるようです。

    人殺しほど罪深くはありませんが、人をだますということにも、
    男と女では差があるように感じます。男は女よりもだまされやすい。

    「男は勇気があるけど、女よりもだまされやすいんですよ」(363頁)
    「じっさい、あのいばりくさって信じやすい小男のゴードンをだますほど容易なことはないだろう」(379頁)

    だます、だまされる、に男女差はないのではないか。ない、ない。
    だます、だまされる、のが人生です。人生のいろどりになるかも。

    犯人自身による告白も含め、本書の連続殺人事件で死んだ人とその死亡原因をまとめます。

    ① リディア・ホートン(ホートン少佐の妻)、風呂で死亡(砒素中毒)
    ② エイミー・ギブズ(お手伝い。婚約中に妊娠)、暗闇の寝室で毒物の赤いペイントを誤飲
    ③ ハリー・カーター(居酒屋の主人。酔っ払い)、道路から泥の中に頭から転落
    ④ トミー・ピアス(村の腕白小僧)、高い窓から転落
    ⑤ ジョン・E・ハンブルビー(医師)、猫の傷の手当時の汚染ガーゼから敗血症に感染
    ⑥ ラビィニア・ピンカートン(老婦人)、ロンドンでひき逃げされる

    それにしても、車内でたまたま隣り合わせた老婦人の話しがもとで、
    素人探偵が村の連続殺人事件に乗り出すというのは、
    不自然な感じがしました。

    「ええ、たぶんブロードムアへ送られるでしょう」(360頁)

    「ブロードムア」?
    前後の会話から、なんとなくは想像できます。
    狂人犯罪者用の「ブロードムア」精神病院でしょうか?
    注記がほしいところです。

    イギリス人に向けて注記するのは野暮なほどの常識語なのでしょうが、
    本書のキーワードになる単語だと思います。
    殺人は容易だ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:殺人は容易だ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
    4151300791
    No.13:
    (5pt)

    タイトルの迫力に惹かれて購入

    私が初めて読んだアガサクリスティの作品で魅力的なタイトルに惹かれて購入。ここからどんどんアガサクリスティの沼にハマって行きました!非常に思い入れがある作品です。
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    4151300791
    No.12:
    (2pt)

    凡作

    ある村で、連続殺人事件が起きて、村人の中から犯人を捜すといった、古典的なフーダニット。ミスディレクションが、単純でわかりやすいので、半分ぐらいのところで犯人の予想がついていしまう。結構、強引にラブロマンス風に仕立てているが、あまりしっくりいっていない。そういった作風を読みたいのなら、『終わりなき夜に生まれつく』がオススメだ。でも、まー、ちょっとだけ魅力的な登場人物がいたので、星は二つといったところか。こんなものに、星を五個も付けている人の気がしれない。
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    4151300791
    No.11:
    (5pt)

    警察に行く前に車にはねられて死亡するミセス・ピンカートン

    植民地帰りの元警察官ルークはロンドン行きの列車に乗り合わせたミセス・ピンカートンから、彼女の町で起きている殺人事件の話を聞く。
    与太話と思っていたルークだが、その夫人が死亡したことを知り、自分で捜査しようと思いたつ。ってこれポワロもマープルも出てこない話だ!
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    No.10:
    (5pt)

    ポワロファン

    これもたしかNHKの番組で放送されたものです。長編ですが思いがけないトリックでびっくりします。ぜひ読んでみてください。
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