ナイルに死す



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初公開日(参考)1965年01月
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長編小説

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ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

2003年09月30日 ナイルに死す (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

美貌の資産家リネットと若き夫サイモンのハネムーンはナイル河をさかのぼる豪華客船の船上で暗転した。突然轟く一発の銃声。サイモンのかつての婚約者が銃を片手に二人をつけまわしていたのだ。嫉妬に狂っての凶行か?…だが事件は意外な展開を見せる。船に乗り合わせたポアロが暴き出す意外きわまる真相とは。 (「BOOK」データベースより)




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ナイルに死すの総合評価:8.86/10点レビュー 111件。Aランク


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全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(8pt)

ナイルに死すの感想


▼以下、ネタバレ感想

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氣學師
S90TRJAH
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

「本格」としてももちろん名作ですが、ドラマ性にも重点が置かれた作品

クリスティ作品では(おそらく)最長となる作品。
しかしメインプロットそのものはそこまでボリュームがある大作というわけではなく、他のクリスティ作品と変わらないと思います。
この作品の特徴は他のクリスティの作品は、良くも悪くも純粋な本格推理小説の色が濃く、余計な要素は極力排している印象が強いのですが、今作は登場人物の描写が入念でドラマ性に重視が置かれているという点で女史の作品の中では異色感がありました。
また、舞台がタイトルの通りエジプトのナイル川の遊覧船ということで、作者自身がエジプトを訪れた際の感動がペンに乗っており、エジプトの魅力や雰囲気を存分に感じ取ることが出来る一作となっています。
なので第一の殺人が発生するまでもかなりページ数を要し、その点はクリスティ作品の、すぐに殺人が起こって、そのままひたすら推理パートが進んでいく正統派ストロングスタイル(?)の本格推理小説が好きな人は少し焦れるかもしれません。
かくいう私も基本はそういうタイプなのですが、この作品に関しては被害者をとりまく人間ドラマに非常に惹きつけられたため、退屈はしませんでした。

この作品ももう80年以上前に描かれた、古典の有名作となっていますが、エジプトの4500年の歴史と比べればミステリというジャンルが生まれたのはまだつい最近のことなんだなぁと思わされますね。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.5:
(6pt)

ナイル川が舞台というのがいい

不必要と思われる登場人物もいましたが、安心して楽しめるお話でした。

わたろう
0BCEGGR4
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

これぞクリスティ

クリスティの有名作品といえば「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」「オリエント急行の殺人」など大掛かりなトリックが有名ですが、本作のように緻密な、まさに本格といった作品も書いているのですよ!

朝奈
YUHQ8QQO
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ナイルに死すの感想

登場人物が多いが、書き分けが出来ているのであまり混乱はしなかった。それぞれの人物にも隠された背景があり、人間ドラマがしっかりしています。また、ナイル川の描写が素晴らしく、映像で見たくなりましたね。ミステリーとしても、もちろん素晴らしい出来。犯人と動機は検討が付いたのだが、トリックは全然分からなかった。やはり読むべき名作じゃないでしょうか。おススメします。

なおひろ
R1UV05YV
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
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ナイルに死すの感想

クリスティ・ポワロシリーズの代表作の一つです。
初読でしたが映画を観ていたので犯人は既に分かっていました。

この作品は非常に登場人物が多いのですが、最初の事件発生までに非常に頁を要し、それまでの200頁余りを割いて、登場人物一人一人を非常によく描いています。
そして、乗客の中には、窃盗常習者、横領もみ消しを企む人物、 警察が追うアジテータが含まれています。
作中3名の人物が殺害されますが犯人の当初の目的はただ一人。
その目的の人物を亡きものとせんとする人物が実は乗客内にもう1名いて、未遂に終わったものの実際実行にうつしています。
この辺りがミスリードを誘い、読み手が推理に様々な方向性を見出せる様になっています。
この構成力は、クイーンやカーには無いように思いますね。さすがという内容です。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ナイルに死すの感想

淡々とした人物描写から始まる第一部。
登場人物はけっこう多く断片的な描写ばかりなのですが、意外とすんなり入ってきます。
そして中盤以降のエジプトで全員が揃い、そしてナイル遊覧の客船の中で殺人事件が起こるのですが、人物描写やれぞれの人物の葛藤が巧みに描かれます。

実を言うと割と早い段階で犯人もわかってしまいましたし、それに付随する他の出来事も前半の伏線でだいたいわかってしまったのですがそれでもやはり面白かったですし、切ない結末は秀逸でした。

また時代の違いも色々と感じさせられました。今の中東情勢を考えると当時のヨーロッパの富裕層には優雅な観光地だったのだなあと(今でも一部はそうかもしれませんが)。
人間の欲望や優越感、嫉妬といった感情ははかりしれないものだと感じると共に、貧乏暇なしの私自身が案外平和にいられるのは、あまり多くを持っていないからかも・・・と少しだけ自分を慰めてみました。
長いお話ですがお薦めです!

たこやき
VQDQXTP1
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