ポアロ登場
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ポアロ登場の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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初めて読了した海外ミステリー。「ヴェールをかけた女 」が一番面白いと思いました。ワトソン役のヘイスティングズは京極堂シリーズの関口巽に似ている気がする(もちろんこちらの方が半世紀ほど後ですが)。 | ||||
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本書『ポアロ登場』の原書がイギリスで刊行されたのは、1924年。 今(2024年)から百年も前のこと。 百年も前に登場した名探偵ポアロですが、イギリス人ではありません。 ベルギー人です。 何度もベルギー人であることが出てきます(12頁、194頁、354頁、398頁) ポアロという名前からして、なんとなくフランス人っぽいから? 他の箇所にも、人種的な、ステレオ・タイプな記述がたくさん出てきます。 戦争のたびに変更される国境線の時代に、何国人と言ってみても意味が無い。 百年前のイギリスは、そんな社会だったみたいです。 ポアロは、「ベルギーの法」(233頁)の下で、 「当時ぼくはベルギー警察の刑事課にいた」(366頁)という。 本書の最後の短篇小説は「チョコレートの箱」です。 ベルギーといえば、チョコレートが名物ですが、 百年も前からチョコレートが名物だったのでしょうか? 本書では、心憎いほどの自信家のポアロです。 唯一の「失敗談」(365頁)は、「チョコレートの箱」。 本書の14篇の短編小説の語り手は、ポアロの相棒、イギリス人のヘイスティングズ。 ポアロが自惚れだしたなら「チョコレートの箱」と言ってくれと ヘイスティングズはポアロから頼まれます。 それで、彼が「『チョコレートの箱』と小声で呟いた」(380頁)とき、 「何だって?」とポアロ。 耳が遠いのか、忘れっぽいのか? ヘイスティングズは、「別になんでもないよ」と答えてパイプに火をつけ、 クールに「心の中でにんまりした」で終わります。 ベルギー人のポアロには、チョコレートのようなコッテリ感を感じます。 一方、相棒のイギリス人のヘイスティングズの性格は、紅茶のようなアッサリ感です。 こんな風に、この短篇小説は終わります。 唯一の「失敗談」を軽く締めくくってしまうアガサ。 ポアロの処女短篇集である本書の終わりかたです。 凄惨な殺人事件を、 エンターテイメント風の探偵小説にしてしまうアガサ・クリスティー。 百年もフアンが絶えないわけです。感服。 《備考》 「灰色の脳細胞」 (181頁、186頁、 258頁、266頁、277頁、294頁、299頁、 300頁、310頁、318頁、331頁、346頁、387頁、396頁、398頁) 薬や毒薬などの化学物質: ストリキニーネ(168頁、375頁) クロロフォルム(227頁、236頁、237頁、249頁、250頁) 塩化エチル(249頁) ヒ素(283頁) 青酸(374頁) モルヒネ(375頁) ニトログリセリン(376頁、377頁) トリニトリン(378頁) 硫酸アトロピン(388頁) ある者には薬でも、ある者には毒薬にもなります、使用目的と量によって。 お酒と同じで、用法・用量がポイントです。 | ||||
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とても、面白かったです。 | ||||
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知識の展開の仕方がシャーロックホームズと違って新鮮。今作は短編集なのであっという間に展開が進み、若干物足りなさを感じます。しかしポアロとヘイスティングスの性格の違う人物の醸し出す雰囲気も何だか気さくに書かれていて読みやすかった。 | ||||
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訳者の方の問題と思いますが、少々乱暴なポアロの口調に違和感を感じます。 また中身は流石クリスティで、せっかく面白い短編なのに、いきなり会話がぶつ切りの状態で終わったり… 他の方の訳で読みたかったな。それだけがただ残念です。 | ||||
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買ってよかったです、ポアロ独特の雰囲気が醸し出されてて時代に古臭さを感じさせませんし推理モノとしては読みやすくてよかったです | ||||
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