杉原爽香、二十歳の秋。中学時代の恩師・河村布子に赤ちゃんが生まれた。

杉原爽香、二十二歳の夏。

杉原爽香、二十四歳の春。恋人の明男が殺人を犯した衝撃を乗り越え、高齢者向けケア付きマンションで働く爽香。

杉原爽香、二十六歳の春。友人の田端将夫が社長を務めるG興産で、爽香は畠中澄江という女性に出会った。

杉原爽香、二十八歳の冬。爽香は、勤務先Pハウスの入居者で女優の栗崎英子とコンサートに出かけた。

“G興産”で新しい高齢者用ケア付きマンションの準備計画に加わり、爽香は多忙な毎日。

新しい高齢者用住宅の準備計画“R・P”の中心人物として活気ある毎日を送る爽香。

新しいケア付きマンション“レインボー・ハウス”の建設が進み、チーフとして忙しい毎日を送る爽香。

爽香は無断欠勤している部下・宮本の自宅を訪ねた。玄関の前に立つと、娘の怜が飛び出して駆けていった。

夫婦水入らずでの欧州旅行を楽しんだ爽香と明男。フランクフルトで、爽香は女優の笹倉弥生、劇団主宰の喜多原光夫と知り合う。

爽香に待望の赤ちゃん誕生!長女・珠美ちゃんを産んでからも、相変わらず仕事に事件に大忙し。

鈴本芳子は二十歳になったタイミングで、亡くなった父の遺産数億円を一挙に受け継ぐことに!ところが金に目が眩んだ親戚にハメられて芳子は病院に放り込まれてしまう。

だだっ広い屋敷を相続した二十歳の鈴本芳子。彼女は豪邸以外に病院の第九号棟でも暮らしている。

深夜二時、帰宅途中に何者かに拳銃を突きつけられた若手タレントの双葉サユリは、ダルタニアンと名乗る男に助けられる。

鈴本芳子は病院でホームズやダルタニアンたちと探偵業をしている。

悪名高い実業家添田が、白馬にまたがった黒い鎧の騎士に剣で殺されるという謎の事件が発生。

バイカル湖近くの豪壮な館が吹雪の中で忽然と消えてしまうトリックの見事な「ロシア館の謎」。

人間大砲の轟音とともに、舞台にバラバラ死体が降り注ぐ「サーカスの怪人」。

あかねが愛する街・実予に神出鬼没の怪盗・黒蜜柑が現れた。奪われてゆく至宝。

昔のことは覚えていない。未来のことも知らない。

四月。入学式。

五月。あの「霧密室」殺人事件から一ヶ月。

八月。

港区六本木にあるメンタル・クリニック「なみだ研究所」。

現場に残された「蒼い月」という文字、横たわる死体―。十八歳のフリーター三ヶ尻由衣が自宅で強姦、刺殺された。

ホテル暮らしをしているわたしに、友人のセルマが助けを求めてきた。

保安官候補の選挙参謀が、密室状態の丸太小屋で殺害された。第一容疑者は、発見者で選挙のライバルでもあるレンズ保安官。

密室殺人を企てる犯人の前に一匹の黒猫が現れた。

行方不明の父親を探すため、倉西美波はアルバイトに励んでいる。

東京都第七特別区、通称バルーン・タウン。

フライフィッシャーである江戸川乱歩賞作家が詐欺の世界に毛鉤を打ち込む。

米国ニューメキシコ州にある長距離専門の陸上競技クラブNMAC。

その夜わたしは人を殺しに車を走らせていた。突然、停電のため暗闇が街を襲う。

15年前―。駐車場に横たわる撲殺死体。

「世界には三種類の人間しかいない―ギャンブルする男としない男、そしてギャンブルする男をたしなめる女。

平成五年七月下旬に始まり、ひと夏かけて不気味に進行した挙句、九月十四日の深夜、ある悲劇と共に突如として終結した「小此木家霊魂殺人事件」。

ホストたちの要望から、大幅改装を図ることになったclub indigo。

二部制に営業形態を変え、新メンバーも加わったclub indigo。

大富豪の館でメイドとして働く妹に頼まれ、名探偵・西園寺とその館にかけつけた神尾は、奇妙な殺人事件に遭遇する。

浅草十二階こと凌雲閣で幽霊が目撃された―。

ドイツ人とミクロネシア人と大阪人の混血にして、ヨーガと奇術の達人ヨギ ガンジー。

青銅色の鐘楼を屋根にいただく精神病院に続発する奇怪な毒殺事件。自称億万長者、拒食症の少女、休日神経症のサラリーマン…。

奇術とミステリーのみごとなドッキング。

ある日萬朝報に載った『記憶に自信ある者求む』という求人広告。

列車に轢かれて死んだ男は、高級老人ホーム“海の上のカムデン”の住人と親交があった。

要人暗殺未遂の廉で逮捕され、苛酷な拷問を受けたわたしは、九死に一生を得て、からくも帰国する。

幾度も盗難の危機を乗り越えてきたプイヤンジュ家のダイヤモンド“ケープタウンの星”。

最愛の夫が逝って四年、仕事で知り合ったばかりの女性からのパーティの誘いに応じたのは、そろそろ新しい生活への第一歩を踏み出したかったから。

根っからの怠け者で、現在ではジゴロ稼業で糊口を凌いでいるネヴィル・リチャードソンは、一攫千金の儲け話に乗り、婚約者に捨てられた美人令嬢のアルマに近づく。

ケンブリッジの町への帰途にある巡礼一行。

11月、イギリス東部の町で氷結した川から車が引き揚げられた。トランクには銃で撃たれた上、首を折られた死体が入っていた。

ここはペニーフット・ホテル。田舎町バジャーズ・エンドにひっそりと建つ、紳士淑女御用達の隠れ家だ。

金物屋が次々に襲われ、深夜0時直前、大音響とともに鍋が散乱する。平和な街に続く“金物屋の恐怖”事件。

スウェーデン南部の海岸に、一艘のゴムボートが流れ着いた。

権威あるグルメ・ガイドブックの覆面調査員パンプルムース氏は、元パリ警視庁刑事。

無性に子どもを欲しがるカレンに戸惑う、結婚間近のニールに、またも仕事が!ラスヴェガスから帰ろうとしない八十六歳の爺さんを連れ戻せという。

18世紀、ジャージー島。ジョンが想いを寄せる美しい子爵家令嬢の水浴姿を見てしまった父が、猟犬にズタズタに噛み殺される。

噛み裂かれた雄牛の死骸。その検死にあたった老獣医師の謎の急死。

古い大学町周辺で次々に発見される惨殺死体。両眼をえぐられ、両腕を切断され…。

奇術師フーディーニは、ある貴族の屋敷を訪れた。知友のコナン・ドイル卿も招かれ、降霊会が催されるからだ。

祭りの夜には、ねずみ石をさがせ。かなう願いは、ひとつだけ―。

僕、坂木司には一風変わった友人がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。

大家族の長女に生まれた柿生浩美=ヒロちゃんは、直情で有能な働きモノ。

25歳の新進作家・芥川龍之介は、友人の原田宗助から相談を持ちかけられる。

島の秘密を探ろうとする者は、黒いサンタクロースに殺される―全寮制の学園の島を襲ったのは、生首の入った袋を背負って夜な夜な徘徊する謎の男だった!島に伝わる『再生の書』、来日する王女が持つ『浄化の鍵』、魔界から来たという謎の無人列車、陰謀渦巻く廃墟地帯、そして

時は江戸。川辺で侍の屍体が忽然と消え、目撃した子供たちも次々と死んだ。

売れない芸人・クマは、運び屋のバイトを始める。新たな依頼は、ピンクのキャデラックを高級ホテルまで届けること。

自分のことを「吾輩」と呼ぶ、金城武似のホスト、タケシは、実は吸血鬼だ。

一度入ったら、勝つまでここから出られない…。

大伯父が遺した博物館は、時間旅行の秘密の実験場だった。

岡倉先生は、いはゆる筆を持たない芸術家でありました―。近代日本美術の父・岡倉天心の直筆画が発見されたという。

わたし、野村響子。

犯罪学者・木岬と義弟の敬二少年は、雪崩に道を閉ざされてとあるペンションに足止めされる。

「あたしたちがやろうとしているのは…殺人なのよ」そう言って双子の姉妹が向かったのは、南海に浮かぶ、終ノ島。

記憶喪失の吉田さんは、ミステリマニアの店主が作るマッシュルームカレーを食べるたびに、あの探偵、この探偵になりきってしまう。

この学校の花子さんは、音楽室から飛び降り自殺した少女の霊です。

怪盗・無貌…それは世界が畏怖する生ける怪異。

垂里家最大の懸案事項。それは長女・冴子の結婚問題。

突然、片目の視力を失ってしまった推理作家・火渡雅は、ある宗教団体の教祖と出会う。彼の身に続々と起こる異様な偶然の連鎖。

ぬいぐるみを偏愛する天才外科医。その愛ゆえにとった行動は(『ぬいのファミリー』)、なぜか猿の物真似をしつづける少年。

沖縄本島沖の孤島―水波照島にあるヒラモリ電器の保養所で開かれたクリスマスパーティー。

何者かに殺されかけ、大正11年から現代の渋谷にタイムスリップしてしまった、明治の文豪・森鴎外。

上京し、夢を打ち砕かれた孤独な少女。だがその男との出会いを境に、心の底に凍てついた狂気がゆっくりと溶けはじめる。

自分の嫌いなモノを学校内で処刑してくれる犯人役は仲間のうちの誰なのか?―8人の小学6年生が始めた「マーダーゲーム」。

法を超えた捜査機関それは正義か、強欲か?犯罪組織のブラックマネーを狙う“ブラックチェンバー”にスカウトされた警視庁の河合は、違法取引を追うべく台北、バンコク、東京へ。

そこへ行けば、救われるのか。

会計の次は税金だ! あの『女子大生会計士の事件簿』待望の続編! 私立芙藍(フラン)学園「会計探偵クラブ」に属する高校生、アンリとキロリ。

「真相はここに書いてあるわ」私立芙藍(フラン)学園―憧れのヨット部に入部しようと、期待に胸を膨らませてその門をくぐった杏莉だったが、ヨット部は突然の廃部!彼女の前に現れた謎の美女は、自分が潰したのだと言って、1枚の紙切れを手渡した。

作家・六波羅一輝は大ヒットしたデビュー作以降、小説が書けないでいた。

ミステリアス学園ミステリ研究会、略して「ミスミス研」。

パラドックス学園パラレル研究会、通称パラパラ研。ミステリ研究会志望のワンダは何故か、このパラパラ研に入部することに。

賢才と誉れ高い建仁寺の小坊主一休。同じ寺に寄宿する少女茜の両親を捜すため、侍の新右衛門と三人で旅に出た。

警視庁捜査一課の刑事・渡辺みさとは、友人の若江世衣子の死体を発見する。あたかも鬼に見立てられた死体を…。

「ふたりのシンデレラ」を上演するため、合宿中の劇団を襲う惨劇。

少女は一切の記憶を失っていた。少女の両親を捜すうちに、祐介は少女に、植物の意思を読み取る特異な能力があることに気づく。

崖から転落死したはずの兄から連続して届く、謎の手紙。明子はマンドリン教室の仲間である萩原朔太郎に相談を持ちかけるが…。

「伝説の文芸誌『あすなろの詩』を復刊しよう」―同じ志のもとに集まった6人の大学生たち。

弘仁元年(八一〇)、平城上皇を操って謀反を起こしたと言われる「薬子の変」。

人類の睡眠時間は日ごとに減っていった。地球では放射能汚染が広まり、オゾンホールからは紫外線が容赦なく降り注ぐ。