死角に消えた殺人者



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    7.00pt (10max) / 1件

    7.00pt (10max) / 1件

    Amazon平均点

    3.80pt ( 5max) / 5件

    楽天平均点

    0.00pt ( 5max) / 0件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []C
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    57.00pt

    0.00pt

    8.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1981年11月
    分類

    長編小説

    閲覧回数2,701回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数3

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    死角に消えた殺人者―天藤真推理小説全集〈8〉 (創元推理文庫)

    2000年05月01日 死角に消えた殺人者―天藤真推理小説全集〈8〉 (創元推理文庫)

    驟雨に洗われた坂道を疾走し、三途の闇に向かって崖縁を飛び越えた真新しいブルーの車体。星影もない暗夜の出来事は、翌朝の陽光に惨たらしい名残をさらす―。千葉県銚子の景勝屏風浦で非業の最期を迎えた四人は、謀殺の犠牲と断じられるにも拘らず、生前の交友関係を推し量るべくもない。当局の捜査は次第に昏迷の度を加え、徒に日を送るばかり。そして事件発生から一月…捜査本部で重大発表が行われるとの通知を受け、時には連携して真相を追っていた遺族たちが参集、報道陣が幾重にも取り巻く中でハイライトシーンを迎える。この日、母の亡骸に復讐を誓った塩月令子にもひとつの転機が訪れ、局面は更なる展開を見せることに。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    死角に消えた殺人者の総合評価:7.50/10点レビュー 6件。Cランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    天藤印なのになんかそぐわない。

    冒頭の、関係のない4人の転落死、その事件を解決すべく結成される遺族会、そして一癖も二癖もあるいかがわしいそのメンバー、結末直前のどんでん返し、そして4人が同乗して死に至った経緯のコミカルさ、これらを取り出してみると正に天藤ワールドのエッセンスが詰まっているのだが、どこか空虚な感じが残っており、充実感がない。それは主人公令子の行動と共にストーリーが語られることにあると思うのだ。

    今回の主人公は決して読者の共感を得る存在ではないだろう。勝ち気で考え方に偏りがあり、しかも厚顔無恥な所もあり、移り気が激しい。この移り気の激しい令子の行動がまた短絡的で探偵ごっこの域を出てないために、徒に時を費やしている印象が非常に強かった。
    また、死んだ母親が令子の導き手として頻繁に出てくるのはどうしたことだろうか?こういう寓話めいた構成は今までの天藤作品には全く見られなかったのに今回に限って何故このような手法を取り入れたのだろうか?作者も年を取り、ある意味、独特の死生観を持つに至ったのだろうか。これが結末にも演出として使われていたのは逆効果で、温かい余韻を持たせようという作者の魂胆が見え、私にはあざとく感じたのである。

    まあたまにはこういうのもあるんでしょうな。

    Tetchy
    WHOKS60S
    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.5:
    (4pt)

    魅力的な謎を巡るサスペンスミステリー

    天藤氏による、ライトタッチのサスペンス長編。
    無関係の4人の交通事故死を巡って、遺族となった女性がその真相を追究していく。同著者の有名な大誘拐と同様、凝ったプロットで最後まで引きつける良作である。
    死角に消えた殺人者 (角川文庫 緑 466-8)Amazon書評・レビュー:死角に消えた殺人者 (角川文庫 緑 466-8)より
    4041466083
    No.4:
    (3pt)

    いじわるな話

    「天藤真推理小説全集」の12巻。短編集である。
     収められているのは、「親友記」「塔の家の三人の女」「なんとなんと」「犯罪講師」「鷹と鳶」「夫婦悪日」「穴物語」「声は死と共に」「誓いの週末」。
     デビュー作の「親友記」。やや物足りなさは残るが、天藤作品らしいユーモアと悪戯っけに満ちた掌編。
     そのほかも1962-64年の、初期に書かれた作品ばかり。児童向けのものがあったり、のちの作品につながる「誘拐もの」があったり。バラエティーがあって面白い。
     まあ、これまでシリーズを読んできたひとには嬉しい一冊だろう。
    死角に消えた殺人者―天藤真推理小説全集〈8〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死角に消えた殺人者―天藤真推理小説全集〈8〉 (創元推理文庫)より
    4488408087
    No.3:
    (4pt)

    読者への挑戦が鮮やかな作品

    断崖から故意に転落させられた自動車。それによって死亡する4人の人物。その自動車はある青年が購入したばかりの新車だった。その青年と死亡者との間には何の関係もない。被害者の娘でヒロイン役を務める女性とその青年は必死に犯人を探そうとするのだが、一向に見当がつかない...。題名通りの展開である。
    作者は「大誘拐」でブレークするまで表舞台に出る事はなかったが、乱歩賞候補になった「陽気な容疑者たち」を初め、良質な作品を発表し続けて来た。本作もその一つで、題名からも作者の自信が窺がえる。真相のヒントが1ページ目から提示されているという大胆な仕掛けにも驚かれされる。
    天藤氏の良質な作品群の一つとして、ミステリ・ファンにお勧めできる快作。
    死角に消えた殺人者 (角川文庫 緑 466-8)Amazon書評・レビュー:死角に消えた殺人者 (角川文庫 緑 466-8)より
    4041466083
    No.2:
    (4pt)

    読者への挑戦が鮮やかな作品

    断崖から故意に転落させられた自動車。それによって死亡する4人の人物。その自動車はある青年が購入したばかりの新車だった。その青年と死亡者との間には何の関係もない。被害者の娘でヒロイン役を務める女性とその青年は必死に犯人を探そうとするのだが、一向に見当がつかない...。題名通りの展開である。

    作者は「大誘拐」でブレークするまで表舞台に出る事はなかったが、乱歩賞候補になった「陽気な容疑者たち」を初め、良質な作品を発表し続けて来た。本作もその一つで、題名からも作者の自信が窺がえる。真相のヒントが1ページ目から提示されているという大胆な仕掛けにも驚かれされる。

    天藤氏の良質な作品群の一つとして、ミステリ・ファンにお勧めできる快作。
    死角に消えた殺人者 (1981年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:死角に消えた殺人者 (1981年) (角川文庫)より
    B000J7T39S
    No.1:
    (4pt)

    楽しめる

    細かいことを言い始めると、リアリティに欠けるところもないわけではない。またプロットから犯人も分かってしまう。けれども、そんなことを言わずに楽しみたい。天藤真らしい一作だと思う。読後感も良い。
    死角に消えた殺人者―天藤真推理小説全集〈8〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:死角に消えた殺人者―天藤真推理小説全集〈8〉 (創元推理文庫)より
    4488408087



    その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク