死角に消えた殺人者
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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冒頭の、関係のない4人の転落死、その事件を解決すべく結成される遺族会、そして一癖も二癖もあるいかがわしいそのメンバー、結末直前のどんでん返し、そして4人が同乗して死に至った経緯のコミカルさ、これらを取り出してみると正に天藤ワールドのエッセンスが詰まっているのだが、どこか空虚な感じが残っており、充実感がない。それは主人公令子の行動と共にストーリーが語られることにあると思うのだ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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天藤氏による、ライトタッチのサスペンス長編。 無関係の4人の交通事故死を巡って、遺族となった女性がその真相を追究していく。同著者の有名な大誘拐と同様、凝ったプロットで最後まで引きつける良作である。 | ||||
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「天藤真推理小説全集」の12巻。短編集である。 収められているのは、「親友記」「塔の家の三人の女」「なんとなんと」「犯罪講師」「鷹と鳶」「夫婦悪日」「穴物語」「声は死と共に」「誓いの週末」。 デビュー作の「親友記」。やや物足りなさは残るが、天藤作品らしいユーモアと悪戯っけに満ちた掌編。 そのほかも1962-64年の、初期に書かれた作品ばかり。児童向けのものがあったり、のちの作品につながる「誘拐もの」があったり。バラエティーがあって面白い。 まあ、これまでシリーズを読んできたひとには嬉しい一冊だろう。 | ||||
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断崖から故意に転落させられた自動車。それによって死亡する4人の人物。その自動車はある青年が購入したばかりの新車だった。その青年と死亡者との間には何の関係もない。被害者の娘でヒロイン役を務める女性とその青年は必死に犯人を探そうとするのだが、一向に見当がつかない...。題名通りの展開である。 作者は「大誘拐」でブレークするまで表舞台に出る事はなかったが、乱歩賞候補になった「陽気な容疑者たち」を初め、良質な作品を発表し続けて来た。本作もその一つで、題名からも作者の自信が窺がえる。真相のヒントが1ページ目から提示されているという大胆な仕掛けにも驚かれされる。 天藤氏の良質な作品群の一つとして、ミステリ・ファンにお勧めできる快作。 | ||||
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断崖から故意に転落させられた自動車。それによって死亡する4人の人物。その自動車はある青年が購入したばかりの新車だった。その青年と死亡者との間には何の関係もない。被害者の娘でヒロイン役を務める女性とその青年は必死に犯人を探そうとするのだが、一向に見当がつかない...。題名通りの展開である。 作者は「大誘拐」でブレークするまで表舞台に出る事はなかったが、乱歩賞候補になった「陽気な容疑者たち」を初め、良質な作品を発表し続けて来た。本作もその一つで、題名からも作者の自信が窺がえる。真相のヒントが1ページ目から提示されているという大胆な仕掛けにも驚かれされる。 天藤氏の良質な作品群の一つとして、ミステリ・ファンにお勧めできる快作。 | ||||
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細かいことを言い始めると、リアリティに欠けるところもないわけではない。またプロットから犯人も分かってしまう。けれども、そんなことを言わずに楽しみたい。天藤真らしい一作だと思う。読後感も良い。 | ||||
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