われら殺人者



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    初公開日(参考)2001年03月
    分類

    長編小説

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    われら殺人者―天藤真推理小説全集〈14〉 (創元推理文庫)

    2001年03月01日 われら殺人者―天藤真推理小説全集〈14〉 (創元推理文庫)

    復讐は未成年でもかめへんで。人類の基本的権利やからな。相手はな、丹後隆一いうて川崎にある自動車のボデー工場の社長や。こいつがあんたのお父さんを轢き殺したんや―海坊主みたいな大男猿丸久信の話を聞いて、内山広美は丹後隆一殺害期成同盟に加わる。理由は違えど狙いは一つ、連判状をこしらえた四名の同志は大願成就に向けて計画を練り、いよいよ決行の日を迎えた…六六年~六九年発表の十一編を収める。 (「BOOK」データベースより)




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    われら殺人者の総合評価:7.00/10点レビュー 3件。Cランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    黒天藤の巻

    天藤作品を連続して読む前は、『遠きに目ありて』、『大誘拐』、『鈍い球音』しか読んでないがため、それらに共通する宮部みゆき氏を髣髴させる温かみを彼の作品の特徴だと思っていた。しかし、『善人たちの夜』、『わが師はサタン』までの長編を読破するにあたり、意外にも人間の持つ欲望の意地汚さ、卑しさ、小賢しさを全面に表出させ、女性を凌辱する話も多いことに気付かされた。その傾向は『死角に消えた殺人者』あたりから顕著に見られるようになった。ここに作者の転機があるように思う。

    なぜこんな話をするかというとこの短編集がどうもその時代あたりに書かれた片鱗を覗かせるのだ。その特色が表題作の「われら殺人者」から見られる。文庫の裏表紙にかかれた梗概からは天藤お得意の見知らぬ者達が力を合わせ、目的を成すといった奇妙なチームワーク物のように思えたが、意外や意外、何とも泥臭く、後味の悪い結末だった。
    最後の2編、「崖下の家」、「悪徳の果て」はもう人間の最も厭らしい部分を見せ付けるような結末で正直、今でも震えが来る。いや、今にして思えばジュブナイル物だろう「幻の呼ぶ声」も結構児童向けにしてはシビアな内容であるから、ここからかもしれない。

    結構次作を読むのが怖かったりする。

    Tetchy
    WHOKS60S
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.2:
    (3pt)

    計画の狂い

    「天藤真推理小説全集」の第14巻。
     1966-69年に発表された11本の短篇を収録している。
     正直に言って、他の巻と比べるとかなり見劣りがする。「これは面白い!」というのがないのだ。表題作「われら殺人者」は、ひねりがあり、結末の意外さがありと、そこそこ面白いが、それでも物足りなさが残る。「恐怖の山荘」とか、天藤氏らしいユーモアが込められた作品もあるが・・。
     ジュヴナイルが3本も収められているのが貴重。
    われら殺人者―天藤真推理小説全集〈14〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:われら殺人者―天藤真推理小説全集〈14〉 (創元推理文庫)より
    4488408141
    No.1:
    (4pt)

    何度も読める推理小説

    トリックはまあそんなものか、という程度のものが多い。また、時として細部にややリアリティーを欠くきらいもあるが、どんでん返しは見事だし、文体も温かく品があり、全体としては小粒かもしれないが楽しめる一冊となっている。
    われら殺人者―天藤真推理小説全集〈14〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:われら殺人者―天藤真推理小説全集〈14〉 (創元推理文庫)より
    4488408141



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