(短編集)
ミミズクとオリーブ
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ミミズクが可愛い そして奥さんの理路整然とした推察もとても面白い ただ、小説家の旦那さんのチャチャ何くだらなくて、うるさい まぁいいけど。 奥様ほとんど家から出ないんだなぁって読んでて思っている たまには奥様が事件見に行けば面白いのにとも思う。 | ||||
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小説に登場する時代は、現代?らしいけれど、どこかひと時代前。懐かしい日本が味わえます。奥さんの解決する事件は殺人事件から 日常に起こる小さな悩みまで様々。 しかし、気になるのはご主人(小説家)と依頼主の会話。かなり脱線すると冗長かな? 脱線ぶりに少しいらっとするのは現代人だからでしょうか? | ||||
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全7話。自宅で家事をしながらにして、持ち込まれた難事件の真相を解く名探偵の奥様が大活躍をします。事件を持ち込むのは、なぜか転勤に継ぐ転勤という、有能なんだかどうなんだかわからない、主人公の友人の刑事です。作中でつくられるお料理が実に見事で、食べたくなってしまいます。 | ||||
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興味深く読者をひきつける謎、ユーモラスな登場人物がおりなすドタバタ、そしておいしそうな料理や酒を飲みながらのロジカルな謎解きなど趣向を凝らした作品ばかりで、粒ぞろいのクオリティーである。 登場する料理に食欲をそそられてしまうのは私だけではないと思う。 ほのぼのした雰囲気のミステリーが好きな方にはおすすめ。 | ||||
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1996年に文藝春秋から出た単行本の文庫化。 著者は『青春デンデケデケデケ』で知られる青春小説の大家で、本書もそういう感じが強い。 八王子に住む作家とその奥さん(というか奥さんと作家)を主人公としたミステリが7篇、収められている。奥さんが安楽椅子探偵で、作家が足となって働いている。この奥さんの人物造形が凄い。賢く、可愛く、悪戯っぽく、料理上手で、夫を立てることを忘れない。ある意味では「出来た妻」なのだろうが、理想的すぎて恐ろしい。作家も、完全に奥さんの手の内に収められている。私だったら、こんな連れ合いは願い下げだ。 一見、世の男性のための夢の家庭のようだが、実は女性のための理想の家庭が描かれている。そのことを意識して読まないと、とんでもない誤解をすることになる。 ミステリとしてはそこそこ。あまり期待しない方がいい。 | ||||
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