善人たちの夜



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    初公開日(参考)1980年11月
    分類

    長編小説

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    善人たちの夜―天藤真推理小説全集〈10〉 (創元推理文庫)

    1996年10月01日 善人たちの夜―天藤真推理小説全集〈10〉 (創元推理文庫)

    新居購入の資金不足ゆえ結婚に踏み切れないみどりと修三。そんな折り修三の後輩弥太郎から奇妙な依頼が。危篤の父親を安心させるため数日間にせの嫁を演じてくれないか、もちろんお礼も弾むから。相談の末、修三を親戚の者として、にせ花嫁に扮したみどりと弥太郎は病床の父親が待つ郷里の村へと向かったが…。著者の創作過程が窺える未定稿200枚を巻末に収録してお届けする。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    善人たちの夜の総合評価:6.75/10点レビュー 4件。Cランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    何とも苦い味わい。

    ミステリというよりもシチュエーション・コメディと云った方が妥当のような至極真っ当な物語。

    危篤の床に就く親父のために偽装結婚を画策した所、思惑から外れて事は意外な方向に向かい、やがてそれぞれの本性が見え隠れしだし、最後は・・・と、何処に意外性を求めたらいいのか解らない物語で設定に凝る天藤にしては本当にオーソドックス。寧ろストーリーは単なる意匠で、描きたかったのは田舎の大地主の息子との結婚生活奮闘記のような日々苦闘する主人公二人の姿と非の打ちようがないほどの善人の弥左衛門とそれらを取り巻く気のおけない親戚どもの様子だろう。作者自身これを愉しんで書いているような節も散見する。


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    No.3:
    (4pt)

    善人は誰?

     1980年に徳間書店から出た新書版の復刊。新書版では削られた原稿約200枚も収められている。
     ストーリーテラー、ユーモア・ミステリ作家としての技量が遺憾なく発揮された物語。『大誘拐』の好きな人にはうってつけの一冊だろう。予想外の事態、窮地の数々、おかしな場面。著者のきらめくようなアイディアが詰めこまれており、一気に読み終えてしまった。
     欠点としては、プロットにほころびがあり、結末にも納得いかないものを感じた。
     新書版の際には、著者の原稿が予定枚数を大幅に超えてしまったため、かなりの部分が削られてしまった。本書では、その部分が原稿から起こされ、巻末に付け加えられている。なんと170頁にも及ぶものだが、採録する価値は充分にあったと思う。ストーリーがより分かりやすく説得的になる。著者自身の完全版がつくられなかったのが残念。
    善人たちの夜―天藤真推理小説全集〈10〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:善人たちの夜―天藤真推理小説全集〈10〉 (創元推理文庫)より
    4488408109
    No.2:
    (3pt)

    嫁を演じることになった、清純な乙女はどうなるか?

     人間って怖い。善人なんていないのかも?現状を打破するには、暴力的な手段が必要ということか?この作家の作品は、重苦しくシリアスな状況に見えて、ほんの少しの希望を鮮やかにライトアップして魅せたり、ユーモアと軽みのオブラートに包んで痛い真実に直面したり、どちらにしろただではすまない仕掛けがある。さて、本作である。シチュエーションが楽しいかと思いきや、どんどんのっぴきならないことになっていくサスペンス。ヒロインの選択は正しいとは思うが、後の憂いを絶つためとはいえ、そこまでやる必要があったのだろうか…私だったらあんなことは出来ない…。
    善人たちの夜―天藤真推理小説全集〈10〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:善人たちの夜―天藤真推理小説全集〈10〉 (創元推理文庫)より
    4488408109
    No.1:
    (3pt)

    嫁を演じることになった、清純な乙女はどうなるか?

    人間って怖い。善人なんていないのかも?現状を打破するには、暴力的な手段が必要ということか?この作家の作品は、重苦しくシリアスな状況に見えて、ほんの少しの希望を鮮やかにライトアップして魅せたり、ユーモアと軽みのオブラートに包んで痛い真実に直面したり、どちらにしろただではすまない仕掛けがある。さて、本作である。シチュエーションが楽しいかと思いきや、どんどんのっぴきならないことになっていくサスペンス。ヒロインの選択は正しいとは思うが、後の憂いを絶つためとはいえ、そこまでやる必要があったのだろうか…私だったらあんなことは出来ない…。
    善人たちの夜―天藤真推理小説全集〈10〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:善人たちの夜―天藤真推理小説全集〈10〉 (創元推理文庫)より
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