皆殺しパーティ
- 予告殺人 (97)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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全く以って天藤真は素晴らしい。またも我々ミステリ・ファンを興奮させる趣向でもてなしてくれた。前回の感想で天藤ワールドの開幕を宣言したが、それが疑いなく証明されたことが本作で明らかになった。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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1972年にサンケイ新聞社出版局から出たものの復刊。著者の第4長編。 凝ったプロットに意外な結末。著者の持ち味であるユーモアもたっぷりで、天藤作品のなかでもおすすめの一冊。展開や真相はみえみえではあるのだが、それが著者によってどのように処理されていくかが読みどころだろう。 けっして明るい物語ではないはずなのだが、読んでいるうちに幸せな気分になってくるのが不思議。 身の回りで、急に慈善活動に熱心になったりする富豪がいたら危険な兆候。その裏には本書のようなミステリーが隠れているかも知れない。 | ||||
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「皆殺しパーティ」という題名でかつ実際に非現実的な連続殺人事件が起きるという展開で、一見さぞかし杜撰な話だと思われそうだが、実は緻密に計算されたミステリだ。主要人物が短期間姿を消す事が重要な意味を持っていたり、細部まで良く配慮が行き届いている。 また、題名通り殺人が続くのだが、天藤氏の持ち前のユーモア感覚で明るく読めるのが嬉しい。天藤氏の機知溢れる良質の作品群の一つとしてミステリ・ファンにお勧めの快作。 | ||||
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