新顎十郎捕物帳
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新顎十郎捕物帳の総合評価:
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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日明恩? お前の解説のせいで都筑道夫先生の作品が木っ端みじんじゃ。 自分がいいと思う本以外はレビューしない主義だけど、これだけは言わせてください。 先の方も言うように、二番煎じと思っていたらこれが本歌並みの出来(久生十蘭ももちろん好きだが)。内容は素晴らしいのに、この日明なにがしの解説のせいで・・・。やたらと弟子っぽい書きかたをしていると思ったら、いきなりの大大大ネタバレ。この解説は本編の内容に触れますのでお気を付けください、というくだりも一切なし。読み終わった後でよかったと心底思いましたよ。 もう一度言います。内容は素晴らしい、星5つ以上。それを日明なにがしがぶち壊したおかげで、この評価。 これから読まれる皆さん、決して解説は先に読まないでください。 内弟子みたいな顔で解説を書かんでくだされ。日明なにがしさんよ。 | ||||
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久生十蘭の顎十郎は、文体が華麗、軽やかでそれも大変面白いのだが、都筑道夫好きの私には、この顎十郎の美しい従妹殿に対する気持ちや、異相とも言える顎の長い顔へのコンプレックスから来る独特の暗さが都筑風味を醸し出していて好ましい。 ラストが、今、手に入る本では削られていて、しかしその結末が都筑版の良さだと思うので、こちらの顎十郎を復刊してほしいものだと思っている。 この結末は、砂絵シリーズのせんせーに繋がるものだと思うので。 | ||||
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本家も有名だが、スイマセンこんなに面白いとは知りませんでした。 二番煎じ的なものだろうと見くびっていた自分が恥ずかしい。 これはすごいな。いや、ホント。超えちゃってるかも。 | ||||
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1985年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 久生十蘭の生み出した「顎十郎」を、都筑道夫が復活させたもの。 第二短編集である。 「三味線堀」「貧乏神」「亀屋たばこ入」「離魂病」「さみだれ坊主」「閻魔堂橋」の6篇が収められている。 実は、久生版の「顎十郎」は読んだことがないので、原作との比較は出来ない。 第一短編集は出来が良くなかった。それと比較すれば、だいぶ面白くなってきていると思う。たぶん、原作のイメージから離れて、都筑氏が自分のキャラクターとして扱うことが出来るようになったのだと思う。なんというか、不自然なシーンや描写が少なくなったように感じた。その「不自然さ」は、原作のエピソードや形式を取り入れようとしてのものだったのだろう。 とはいえ、ミステリとしては、まだまだ不満が残る。顎十郎の推理が強引すぎる。 | ||||
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1984年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 久生十蘭の生み出した「顎十郎」を、都筑道夫が復活させたもの。 「児雷也昇天」「浅草寺消失」「えげれす伊呂波」「からくり土左衛門」「きつね姫」「幽霊旗本」「闇かぐら」の7篇が収められている。 実は、久生版の「顎十郎」は読んだことがない。先にこちらを読んでしまうのもと思ったが・・。そのため、原作との比較は出来ない。都筑氏本人は、パロディやパスティーシュではなく、自分の文体でキャラクターを引き継いで書いたものだと述べているが。 作品としては、あまり魅力を感じなかった。顎十郎はキャラクターとして面白いはずなのに、なんだか生気がない。やはり、著者自身の創造物ではないからか。捕物帳としてもいまいち。工夫がない。 久生版を知っている人なら、もっと楽しめるのだろうけど・・。 | ||||
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