粗忽長屋の殺人(ひとごろし)
- 落語 (10)
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江戸情緒に現代のくすぐりのつもりがクダラナイ 作者の落語びいきが空回り | ||||
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古典落語の噺の中の謎を解くって試みが面白い。 私は落語関係の小説が好きでだいたい読んでいる。 車浮代が「えんま寄席」という小説で古典落語のその先を描いていたが、こっちの方が面白い。 御隠居の幸兵衛、熊さん、八っつぁんのキャラも立っていて、ストーリーもわかりやすい。 「粗忽長屋」の行き倒れの死体は一体誰だったんだ? っていう謎は落語ファンなら一度は考えた事があるが、「そういう事だったのか!」と妙に納得してしまう。 是非続編も書いて欲しい。 まあ古典落語をよく知らない人が読むには少々ハードルが高いとは思うが・・・ それと小説の内容とは関係ないが文庫のカバー表紙の絵がとても面白い。 一体誰が描いたのかと気になって調べたら歌川国芳という江戸時代の浮世絵師だった。 裸の人が集まって人の顔になっている不思議な絵で、これを表紙にしたのはセンスが良いと思う。 | ||||
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他の著書を読んだことがなく、落語が好きで、はじめてこの作者さんの本を買いました。落語好きには堪らない話しが多くて、落語にある矛盾とか、そこを掘り下げるのか!という楽しさがあり、よければこれからも落語シリーズで書いてほしいと、思いました。 | ||||
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私の祖父は詩吟や落語や浪曲が好きな人だったので小さい頃から耳慣れています。 でも、今の人は「笑点」は見ても、落語や浪曲はなかなか聞かないと思いますが、 この『粗忽長屋の殺人』はアレンジされ、今の人が読んでも今風に飽きない内容です。 こんな見方があるのか、とかダジャレ好きな人には良いヒントになるのでは…なんてことも思っています。 | ||||
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古典落語で有名な「短命」「寝床」「粗忽長屋」など四つの事件が起こり、ご隠居がその背景や真相を探って、ほんとうはこうだったのだ、と、熊さん、八っつあん相手に、ほっこりとした解決に導くミステリです。 もとの落語のストーリーがコラムとして冒頭に付してあるので、知らない人でも楽しめますし、現代の時事ネタもまぜこんであります(これはすぐに古くなりそうですが)。そして全編、よどみない落語の語り口。サゲもあります。 ただ、この話芸のテンポが少しまだるっこしい人もあるかもしれません。 最初のふたつは隠居の博学による「種明かし」の様相が強かったのですが、後半二つは、複数の落語を組み合わせてあるため、へりくつや当時の事情を入れ込んだ説明という域を脱し、物語どうしの豊かなからみあいが楽しめます。「粗忽長屋」は自分の死体をかついで帰ろうとする話ですが、力わざでの謎解きと解決。ご隠居のお裁きは、探偵というよりも、名判官に近くなってゆきます。 特に最後の「高尾太夫は三度死ぬ」はやわらかめのミステリでありつつ、人情落語が新たに創出された、という感じで、独自のジャンルとしての手応えあり。このトーンで続編が出ればいいと思います。 | ||||
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