誘拐作戦
- 誘拐ミステリ (101)
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令和の時代こういう作家がいないのよね。初めて読んだ高校時代(40年以上前)とき驚いた。 今の時代こそ読んで欲しい作家の一人。復刻も嬉しい限り。 | ||||
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現在では、本書が最も入手しやすい。 私は桃源社版で読んだ。 著者の誘拐ミステリである、といってしまっては誤解されそうだ。 実にトリッキーな作品なのである。 著者の初期の作品には、「三重露出」や「やぶにらみの時計」など、かなり捻ったものが多い。 そして、製本した書籍中にタネを仕掛けるというのは、「猫の舌に釘を打て」と同じだ。 本書は記述に仕掛けがある。 だから、あまり内容やその記述について言及するわけにはいかない。 とにかく読んで、この楽しさ、驚きを体験してほしい。 私は、まだまたミステリ擦れしていない自分に読んだから、心底びっくりした。 多分、今のミステリ擦れした読者では、仕掛けが見えてしまうかもしれない。 しかし、それまでのサスペンスの盛り上げ方、描写のうまさを見てほしい。 特に、ボーリングボールのくだりは、実にサスペンスフルである。 著者の初期長編は、どれをとっても傑作でないものはない。 その中でも、本作は、トリッキーだけれども、非常に分かりやすいストーリーでうまくまとめ上げられている。 まさに、奇跡のような作品だ。 著者の作品では、それほど表がの高くない作品であるが、もっともっとミステリとして、また仕掛けを仕込んだ作品として、評価されても良いのではないか。 本作のファンとして、そう思う。 | ||||
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講談社版(単行本、1962年)→桃源社版(単行本、1967年)→中央公論社版(文庫、1976年)→本書。 これだけ色々出てきたことからも明らかなとおり、誘拐ものの古典・傑作のひとつである。いま読んでも、そのアイデアの斬新さには驚かされる。 ただ、私には都筑氏の文章はちょっと古くさい感じがする。そのため、あまり高い評価はしていない。 | ||||
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講談社版(単行本、1962年)→桃源社版(単行本、1967年)→中央公論社版(文庫、1976年)→本書。 これだけ色々出てきたことからも明らかなとおり、誘拐ものの古典・傑作のひとつである。いま読んでも、そのアイデアの斬新さには驚かされる。 ただ、私には都筑氏の文章はちょっと古くさい感じがする。そのため、あまり高い評価はしていない。 | ||||
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都筑道夫は、流行作家である。ただし、はやらない流行作家だ。数は、べらぼうに、書きまくるのだけれど、ベストセラーには、縁がない。いまでは、知っている人も、あんまり、いなくなった。でも、この名前に、ピンとくる人なら、たいていは、ミステリ通である。高橋克彦という人なんぞは、押しかけ弟子を、名乗っているくらいだ。 都筑道夫は、凝り性である。読者を、あっ、と驚かせるために、いつでも知恵を、しぼっている。本作では、ばらばら死体の生首を、えいやっ、とボーリングの球に、詰め込んでしまった。 都筑道夫は、しゃれている。この長編は、私が、生まれた年に、書かれたらしい。自動車なら、よほどの物好きがコレクションしているのでない限り、とっくにスクラップになっているくらいの、大昔だ。けれど、全然、古くない。古くさい描写なら、あるけれど、古びてはいない。かえって、つやが、出ている。古くなって、スクラップにしかならない粗悪品とは、出来が、ちがう。 都筑道夫は……私なんかには、語り尽くせない。 | ||||
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