やぶにらみの時計



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    初公開日(参考)1961年01月
    分類

    長編小説

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    やぶにらみの時計 (徳間文庫)

    2021年11月09日 やぶにらみの時計 (徳間文庫)

    昨日までの『きみ』はもう居ない。 恋人、友人、知人に否定された男の奇妙な自分探し の迷宮。 「あんた、どなた?」妻、友人、そして知人、これ まで親しくしていた人が〝きみ〟の存在を否定し、 逆に見も知らぬ人が会社社長〈雨宮毅〉だと決めつ ける──この不条理で不気味な状況は一体何なんだ ! 真の自分を求め大都市・東京を駆けずり回る、 孤独な〝自分探し〟の果てには、更に深い絶望が待 っていた……。都筑道夫の推理初長篇となったトリ ッキーサスペンス。 幻の連載長篇『アダムと七人のイヴ』第一話も特別収録。(「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (5pt)

    著者初期の傑作群のひとつ

    著者はその初期に、本書、「猫の舌〜」、「誘拐作戦」など、さまざまなスタイルで、仕掛けを施した、実に凝ったミステリを発表していた。
    本書のキモは二人称である、ということだ。

    長編ミステリの全編を二人称で描写する、というのは、大変難しい。
    近年では竹本健二の「カケス〜」があるが、その仕掛けが成功しているとは言いにくい。
    本作も、二人称描写が、かならずしも効果的だったとはいえない。

    しかし、著者が本作にこの描写法を選択したのには理由がある。
    多分、従来のミステリとは異なるスタイル、というのを意識したはずである。
    新しいミステリのクリエイト、という著者のフロンティア・スピリットの表れである。
    それと、二人称描写による奇妙な幻惑感。
    主人公の不安感が、その不安定な表現方法によって、妙にリアルに描写されている。
    これが、本作を非常に印象深いものにしている。

    正直なところ、ストーリーはたいしたことはない。
    しかし、そのストーリー以上に、本作は仕掛けが記憶に残る作品である。
    そして、著者のそのチャレンジ精神、ミステリ魂にエールを送りたい。
    やぶにらみの時計 (中公文庫 A 60)Amazon書評・レビュー:やぶにらみの時計 (中公文庫 A 60)より
    4122002311



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