血みどろ砂絵 なめくじ長屋捕物さわぎ
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神田橋本町にある、ものもらいや大道芸人が巣くう裏長屋――通称〈なめくじ長屋〉。 本作は、そこに住む砂絵師――地面に鮮やかな色の砂で、さまざまな絵を 描いて見せる――通称センセーが、個性豊かな長屋の面々を指揮し、数々 の奇怪な事件を解決していく――という捕物帳の連作短編集の第一弾です。 捕物帳といっても、探偵役が岡っ引きや八丁堀の同心といった体制側ではなく、 得体の知れない砂絵師と体制から締め出されたアウトローズであるため、事件 の解決がモラルを逸脱したものになる――場合によっては強請たかりもする―― というあたりが、異色ながら面白いところです。 ※収録されている各短編については「コメント」をご参照ください。 | ||||
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都筑道夫センセーの『血みどろ砂絵』が角川書店から装いも新たに復刊された。 センセーの角川文庫作品はほぼ全部そろえているが、すべて絶版状態だったので、センセーの本をむさぼり読んでいた四半世紀前を想いだし、つい買ってみた。微力ながら、これが売れたら、他の角川文庫版も復刊されるんじゃないか、と思って。 ・・・ところどころ修正が加えられている(昭和56年版と比べると、ざっと読んで12箇所)。 閑話休題。 本書は、日本における江戸時代の被差別身分に属する貧困層が、伝統的概念にとらわれた前近代的社会の中で、近代合理主義的な思考を発揮し、社会の矛盾を鋭くえぐる、知的娯楽エンターテインメント。昭和56年版をお持ちの方は、是非あわせてお読みになって、日本社会の変化と角川書店の●●をお楽しみください。昭和56年版をお持ちでない方は、是非この平成20年版をお買いくださいますよう。何気ない会話文で冴え渡るセンセーの技量に、古き江戸の面影を味わってください(おっと、これは昭和56年版用の宣伝文句だった)。 | ||||
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時代小説である以上、今日から見れば差別的な用語を使用することも、やむをえない。 この『血みどろ砂絵』のような、すでに一定の評価があり、しかし著者は既に故人となった作品を、なぜ“用語自主規制版”で復刊してしまったのか、理解に苦しむ。 「なめくじ長屋捕物さわぎ」シリーズが、角川や光文社のような、文庫再録に際して用語を自主規制する傾向の強い版元からしか発売されていないのは、一種の不幸ではないか? 太宰や三島ならともかく、横溝正史や都筑道夫なら自主規制してもかまわない、と出版社が考えているなら、何と言う傲慢であろうか。 | ||||
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