さかしま砂絵
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擦り傷やへたり・汚れ等もなく綺麗な状態で届いたので大満足です。 | ||||
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なめくじ長屋シリーズ最終巻。 最初から最後まで、とことん面白いシリーズだった。 スラム街の、ある長屋に物貰いや曲芸師、路上絵描きの集団が住んでいる。晴れた日は、みな外へ稼ぎに出かけるが、雨や雪の日は稼ぎにならないので、大の大人が真昼間から長屋でごろごろのたのたしている。そのため「なめくじ長屋」と人は呼ぶ。 彼らには乞食業のほかにも別の仕事がある。それは、江戸の町でおこった不思議な事件を秘密裏に探偵し、金になるところから礼金などをもらうということ。捜査権を持った「岡っ引き」ではなく、被差別民である彼らがこっそりと探偵を行うから「捕物さわぎ」なのである。これは、有名な「半七」との違いだろう。 魑魅魍魎、不思議な現象が信じられていた江戸時代を舞台にしており、非常にち密にその風俗や背景を書きこんでいるため、スムーズにこの時代の雰囲気にひたることができる。その一方で、一見不可思議で謎に満ちた事件を、論理的に解決するという本格推理として読むことができる。登場人物たちも個性的かつ躍動的。お気に入りのシリーズだった。 | ||||
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今から約20年前、高校生のときに初めて読んだ時代小説が、この都筑センセーの『なめくじ長屋』の1作目だった。シリーズは続けて読んでいたが、本書は10年の間をおいて出版された11作目となる。副題に『捕物騒ぎ』とあるだけあって、物語自体は江戸の捕り物帖といえるだろう。ただし、活躍するのは正体不明、素浪人姿のセンセーを筆頭とする、怪しげな大道芸人の集団。キレイに事件を解決するときもあれば、内々に処理して大店などの当事者から袖の下を受け取るときもあり。なんといっても、実のご兄弟が噺家という都筑センセーの江戸時代に対する造詣の深さは素晴らしく、なめくじ長屋の面々の江戸言葉や、そのほか当時の生活様式や風俗、文化などが事細かに、生き生きと描き出されていく様子を、自らが年を重ねたこともあり、改めて感嘆する思いで読み終えた。文中、道を尋ねるセンセーに、カッパがこう答える。『知ってますぜ。こう、おいでなせえ』粋だねぇ。それだけで嬉しくなる。 | ||||
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