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誘拐作戦



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【この小説が収録されている参考書籍】
誘拐作戦 (創元推理文庫)
誘拐作戦 (徳間文庫)

誘拐作戦の評価: 4.67/5点 レビュー 6件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(5pt)

軽妙洒脱

令和の時代こういう作家がいないのよね。初めて読んだ高校時代(40年以上前)とき驚いた。
 今の時代こそ読んで欲しい作家の一人。復刻も嬉しい限り。
誘拐作戦 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐作戦 (徳間文庫)より
419894766X
No.5:
(5pt)

著者初期の傑作誘拐ミステリ?

現在では、本書が最も入手しやすい。
私は桃源社版で読んだ。
著者の誘拐ミステリである、といってしまっては誤解されそうだ。

実にトリッキーな作品なのである。
著者の初期の作品には、「三重露出」や「やぶにらみの時計」など、かなり捻ったものが多い。
そして、製本した書籍中にタネを仕掛けるというのは、「猫の舌に釘を打て」と同じだ。

本書は記述に仕掛けがある。
だから、あまり内容やその記述について言及するわけにはいかない。
とにかく読んで、この楽しさ、驚きを体験してほしい。
私は、まだまたミステリ擦れしていない自分に読んだから、心底びっくりした。

多分、今のミステリ擦れした読者では、仕掛けが見えてしまうかもしれない。
しかし、それまでのサスペンスの盛り上げ方、描写のうまさを見てほしい。
特に、ボーリングボールのくだりは、実にサスペンスフルである。

著者の初期長編は、どれをとっても傑作でないものはない。
その中でも、本作は、トリッキーだけれども、非常に分かりやすいストーリーでうまくまとめ上げられている。
まさに、奇跡のような作品だ。
著者の作品では、それほど表がの高くない作品であるが、もっともっとミステリとして、また仕掛けを仕込んだ作品として、評価されても良いのではないか。
本作のファンとして、そう思う。
誘拐作戦 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐作戦 (徳間文庫)より
419894766X
No.4:
(4pt)

奇妙な誘拐

講談社版(単行本、1962年)→桃源社版(単行本、1967年)→中央公論社版(文庫、1976年)→本書。
 これだけ色々出てきたことからも明らかなとおり、誘拐ものの古典・傑作のひとつである。いま読んでも、そのアイデアの斬新さには驚かされる。
 ただ、私には都筑氏の文章はちょっと古くさい感じがする。そのため、あまり高い評価はしていない。
誘拐作戦 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐作戦 (徳間文庫)より
419894766X
No.3:
(4pt)

奇妙な誘拐

 講談社版(単行本、1962年)→桃源社版(単行本、1967年)→中央公論社版(文庫、1976年)→本書。
 これだけ色々出てきたことからも明らかなとおり、誘拐ものの古典・傑作のひとつである。いま読んでも、そのアイデアの斬新さには驚かされる。
 ただ、私には都筑氏の文章はちょっと古くさい感じがする。そのため、あまり高い評価はしていない。
誘拐作戦 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐作戦 (創元推理文庫)より
4488434010
No.2:
(5pt)

都筑道夫のキーワード

都筑道夫は、流行作家である。ただし、はやらない流行作家だ。数は、べらぼうに、書きまくるのだけれど、ベストセラーには、縁がない。いまでは、知っている人も、あんまり、いなくなった。でも、この名前に、ピンとくる人なら、たいていは、ミステリ通である。高橋克彦という人なんぞは、押しかけ弟子を、名乗っているくらいだ。
 都筑道夫は、凝り性である。読者を、あっ、と驚かせるために、いつでも知恵を、しぼっている。本作では、ばらばら死体の生首を、えいやっ、とボーリングの球に、詰め込んでしまった。
 都筑道夫は、しゃれている。この長編は、私が、生まれた年に、書かれたらしい。自動車なら、よほどの物好きがコレクションしているのでない限り、とっくにスクラップになっているくらいの、大昔だ。けれど、全然、古くない。古くさい描写なら、あるけれど、古びてはいない。かえって、つやが、出ている。古くなって、スクラップにしかならない粗悪品とは、出来が、ちがう。
 都筑道夫は……私なんかには、語り尽くせない。
誘拐作戦 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐作戦 (徳間文庫)より
419894766X
No.1:
(5pt)

都筑道夫のキーワード

 都筑道夫は、流行作家である。ただし、はやらない流行作家だ。数は、べらぼうに、書きまくるのだけれど、ベストセラーには、縁がない。いまでは、知っている人も、あんまり、いなくなった。でも、この名前に、ピンとくる人なら、たいていは、ミステリ通である。高橋克彦という人なんぞは、押しかけ弟子を、名乗っているくらいだ。 都筑道夫は、凝り性である。読者を、あっ、と驚かせるために、いつでも知恵を、しぼっている。本作では、ばらばら死体の生首を、えいやっ、とボーリングの球に、詰め込んでしまった。 都筑道夫は、しゃれている。この長編は、私が、生まれた年に、書かれたらしい。自動車なら、よほどの物好きがコレクションしているのでない限り、とっくにスクラップになっているくらいの、大昔だ。けれど、全然、古くない。古くさい描写なら、あるけれど、古びてはいない。かえって、つやが、出ている。古くなって、スクラップにしかならない粗悪品とは、出来が、ちがう。 都筑道夫は……私なんかには、語り尽くせない。
誘拐作戦 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐作戦 (創元推理文庫)より
4488434010

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