ごく普通の勤め人・高尾慎一が裁判員に選任された事件は、現職の美人衆議院議員による夫殺し。

未来もお金もない底辺ボクサー・黒木には、たった一つ、夢がある。

熊本県水潟市に発生した恐るべき「水潟病」。

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

幼なじみ・サヨの死の秘密を抱えた17歳の私は、ある女性に夢中だった。

「ヤドカミ様に、お願いしてみようか」「叶えてくれると思うで。

死んだ妻に会いたくて、霊現象探求所を構えている真備。その助手の凛。

「タイムカプセルの手紙、いっしょに取り替えない?」。中二の逸夫が同級生から頼まれたこと。

内容（「BOOK」データベースより） 経営していた会社も家族も失った家具職人の東口。

1年前に離婚した大槇辰男は、息子・俊也との面会の帰り、かつて故郷のO村に住んでいた曾木美禰子を駅で見かける。

移動デリを経営するバツイチでアラサーの夏都。借金を返しながら、海外赴任中の姉の息子・智弥を預かる生活はぎりぎりであった。

神様の通う屋内釣り堀カープ・キャッチャーの景品棚には、高得点でもらえる伝説の白い箱があった。

「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」 詐欺師から足を洗い、実演販売士として生きる道を選んだ武沢竹夫に、 訳ありの中学生・キョウからとんでもない依頼が。

「本書は６つの章で構成されていますが、読む順番は自由です。はじめに、それぞれの章の冒頭部分だけが書かれています。

目覚めた場所は硬くて冷たい床の上だった―。“私”は自称ミステリ作家の富豪、火照陽之助の屋敷を取材する。

一人の自殺志願者が、多量の血痕を残し姿を消した。

「まだ誰にも、一度も喋ってへん話がある」 拭えども魍魎(あやかし)は肌に滑り憑く。

曰くのある家や部屋を一軒に纏めて建て直し、そこで暮らすとどうなるか――。

ミステリ×ホラーの名手が誘う新たな乱歩の世界。

八十四日後、満願の日。箸(おはしさま)が願いを叶えてくれる。

ホラーミステリーの名手による、素人探偵「物理波矢多(もとろいはやた)」シリーズ第3作。

無明大学にある「怪異民俗学研究室」（怪民研）は、作家であり探偵である刀城言耶の研究室で、膨大な書籍と曰くある品で溢れている。

駅からキャンパスまでの通学途上にあるミステリの始祖に関係した名前の喫茶店で、毎週土曜二時から例会―謎かけ風のポスターに導かれて浪速大学ミステリ研究会の一員となった吉野桜子。

芝居小屋桔梗座の最後の日、特別出演をした役者の立花が四綱渡りで落ち死んだ。そして奈落からは絞殺死体が発見される。

修道会により絶海の孤島に建てられた更生施設。

ミステリと綺想の女王が紡ぎだす、禁忌と官能に満ちた世界 愛する男を慕って、女の黒髪が蠢きだす「文月の使者」、挿絵画家と若い人妻の戯れを濃密に映し出す「青火童女」、蛇屋に里子に出された少女の記憶を描く表題作他、密やかに紡がれる8編。

私の中に巣喰う狂気が、さまざまな夢を見させる―さらなる広がりと魅力を増した皆川博子の恐怖世界。

裕福な骨董商の家に育った少女・環は、幼いころに見た一枚の西洋画に心を奪われる。

棘のある舌を持った残虐冷酷な男爵が清純な乙女を苛む物語。

ドイツ・ポーランド国境に、人知れず建つ古びた僧院。そこは、咲き乱れる薔薇に閉ざされた狂気の世界だった。

インパール戦線から帰還した男は、銃で妻と情夫を撃ち、出所後、小豆相場で成功。北の果ての海に程近い「司祭館」に住みつく。

13世紀、フランス。“天啓”を受けた羊飼いの少年・エティエンヌの下へ集った数多の少年少女。

作家M・Mが常連の喫茶店の密やかな性戯を描いた「影を買う店」他、皆川博子、最大の「偏愛幻想/奇想」小説集、ついに刊行!

湖から屍蝋が上がった―。小さなバーのママと常連客は、そのニュースに激しく動揺する(「水底の祭り」)。

今多コンツェルン広報室の杉村三郎は、事故死した同社の運転手・梶田信夫の娘たちの相談を受ける。

今回のD・Pは、二十歳の新米OL村野理恵子。けっこうな美人なのに気が小さくて自信が持てず、いつだっておろおろ。

元警察犬で現在は蓮見探偵事務所の用心棒ならぬ用心犬・マサが、加代ちゃんやその家族、前作で亡くなった高校野球のヒロー諸岡克彦の弟・進也も加わった面々と活躍する、マサの語る事件簿をこれも新装版で。

蓋を開けたら災いが降りかかるという堪忍箱とは…。

「動くな」。終電帰りに寄ったコンビニで遭遇したピストル強盗は、尻ポケットから赤ちゃんの玩具、ガラガラを落として去った。

毎年、九月末になると「白河庭園」で行われる、虫聞きの会。

麻子は同じ職場で働いていた男と婚約をした。しかし挙式二週間前に突如破談になった。

雅男は、サッカーが好きなごくふつうの中学生。

邪悪な力を持つ霧の城は角の生えた子を生贄として求めていた。イコはしきたりに従い、霧の城へ。

「赤いドレスの女」では、前巻に引き続いて、OL理恵子が登場。「ちょっと可愛い娘じゃん。

“時間鉱山”に迷いこんでいたヒロム少年と、心中を果たせなかったカップルは生還できるのか?アクション・ファンタジー巨編、待望の第4弾。

中学3年の尾垣真が拾った中世ヨーロッパの古城のデッサン。

五年前に使われたきりであちこち古びてしまったピンクのウサギの着ぐるみ。

人情の深さに触れる100分間。

千吉親分の文庫屋が火事だ！現場に駆け付けた北一が見たものとは。

洒落た一品をそろえる袋物屋〈三島屋〉の次男坊・富次郎は、いっぷう変わった百物語の聞き手を務めている。

イエス・キリストの正体とは? 先端科学の知識と作家的想像力を駆使し緻密に組み立てられ傑作ミステリ。

死体は、地上十五メートルの高さに「展示」されていた。大学教員・西之園萌絵の推理はいかに。

地上12メートルの松の枝に、首吊り死体がぶら下がっていた。そばには、「ηなのに夢のよう」と書かれた絵馬が。

完全に施錠されていたT研究所で、四人の銃殺死体が発見された。

25歳の誕生日にマンションから転落死した男性の額には、θという文字が書かれていた。

もう少しで夏休み。新太は公園で、真っ黒な服を着た不思議なおじさんと話をする。

薔薇屋敷あるいは月夜邸と呼ばれるその屋敷には、オオカミ男が出るという奇妙な噂があった。

「黒窓の会」。

模型交換会会場の公会堂でモデル女性の死体が発見された。死体の首は切断されており、発見された部屋は密室状態。

大学施設で女子大生が連続して殺された。現場は密室状態で死体には文字状の傷が残されていた。

同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた犀川助教授とお嬢様学生の西之園萌絵。

昔のことは覚えていない。未来のことも知らない。

西之園家のキッチンでは、ディナの準備が着々と進んでいる。ゲストは犀川、喜多、大御坊、木原。

女にしては、美しすぎる。 パリの女優殺害に端を発する連続殺人。

本シリーズの特徴は、話がつぎつぎに些末な方へ、否、多方面へと逸れていくために、なかなか話が進まない、本題が何であったかを忘却してしまう、もともと本題などない、というまさに人間の思考、人間の会話、人間の会議、人間の委員会、人間のワーキンググループ、人間の国会

「この赤い方が、ゾクダム・一号機、通称、赤い稲妻だ」黒古葉博士が指さした先には全長十二メートルの巨大ロボットが!遊園地の地下にあるZOKUDAMに配属されたロミ・品川とケン・十河の任務は、このロボットに乗り込み戦士として怪獣と戦うことらしいのだが…。

誰より強くあっても、すべてを知っていても、死ねば消えてしまう。それなのに、何故求めるのか。

突然の敵襲、窮地に立たされたゼン。絶対的な力を前に己の最期すら覚悟しながらも、その強さ、美しさに胸が震える……。

クローン。国際法により禁じられている無性生殖による複製人間。

この世は、すべて幻なのです。 現実なんてものはない。

アリス・ワールドという仮想空間で起きた突然のシステムダウン。

探偵事務所への匿名の依頼は、あるホームレス青年の調査だった。 彼は穏やかで理知的な人物だが、社会に絶望していた。

初めて秋子に会ったのは、大学生協の食堂だった。ちょっと壊れている彼女と授業をサボって出かけ、死んだ兄貴の話を聞かされた。

新宿の超高層ホテルの一室で、男性の死体が発見された。被害者は女性と宿泊する予定だったらしいがその形跡はない。

クリスマスイブの夜、オープンを翌日に控えた地上62階の高層ホテルの壁面に、巨大な光の十字架が浮かび上がった。

山頂から愛の信号を送ると約束し、恋人を山麓に残してひとり山頂をめざした影山だが、送られてきたのは遭難信号だった。

新幹線の車内で起きた毒殺事件と、都内のホテルで起こった刺殺事件。

東京の巨大ホテルの社長が堅牢な密室で刺殺された。

有田順二は通勤電車で「痴漢」の濡れ衣を着せられた。

仕事で来日中の中国人女性通訳・楊君里が、深夜、都内のタクシーの中で突然苦しみだし死亡した。

国際工作人の顔を持つ作家・武富義彦。彼の小説教室には、ひと癖もふた癖もある受講生が集まっていた。

「三人もが変死している!」私立探偵片山は呆然とした。米国の実業家ハサウェイからの依頼であった。

忠誠を尽くした自分をゴミのように捨てた上司の米原を、衝動的に殺した桑崎。

「タスケテ」―。二月下旬の夜、一人の外国人少女が、ラーメン屋台を引いている権兵衛老人の懐に逃げ込んできた。

種々雑多な人間が去来集散し、人生の破片を落としていく駅・新宿。

福永幸一は帰宅途中、美貌の女性・藤宮さやを暴漢から救った。衰弱していたさやを福永は自宅で看護する。

それは不思議な力を持った凶器であった。それを手にした者に自信を与え、内攻した積年の怨念をはらす勇気を与える―。

戦後第七三一部隊の研究成果は米陸軍細菌戦研究所に受け継がれ、朝鮮戦争にまで影響を与えた。

霧の中、公園でデート中のカップルが、暴漢に襲われた。二人を助けようとした警察官は、逆にナイフで刺殺されてしまう。

山村で起こった大量殺人事件の三日後、集落唯一の生存者の少女が発見された。

多種多様な人間が去来集散する巨大駅。その周辺では、絶えず事件が発生している。

美貌と一枚の名刺だけを頼りに上京した若い女性。ツテも実力も無く、甘い野望を背負って来た若者たち。

三十五歳で独身の山上潔は、一念発起し「お見合いパーティー」に参加した。

サラリーマンの妻から一転、市長夫人、そしてベストセラー作家になった・彩。

電子工業界に革命をもたらす画期的な発明。

名門東都ホテルへ入社した高村博は、社長の要請でライバルの大東京ホテルへ再入社したが、その目的は大東京ホテルを内部から撹乱し、評判を落とすことだった。