神様が殺してくれる Dieu aime Lion
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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単純に犯人の名前を挙げずに『神様』としたのは上手い。 | ||||
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久しぶりの最後に「ん!」となるオチが用意されたミステリでした。海外が舞台でこのストーリーでは日本よりもそのほうが自然に受け取れると思います。周到に用意されたミスリードの上手さとお話の面白さ、主人公を取り巻く人間関係の多彩さなどが話の内容や展開を盛り上げます。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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語り手のレナルドが学生時代に同室になったリオンの描写が少女マンガに出てくる美少年みたいだ、という印象を受けました。男女を超越した、それこそ人間ではないかのような美しさなんだろうなと妄想しながら読みました。 ラストで驚かされて前に戻って読み返したりもしたのですが、実はレナルドもかなりの美形であるというのも、直接的な描写はないもののわかります。本人に自覚はないものの、ぱっと見で女性であってもおかしくない綺麗な顔立ちをしているわけです。 レナルドが自身の美しさに気がついていないのも、本作の叙述トリックのひとつではないでしょうか。 | ||||
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森氏の作品はページ数が少なくても読みごたえがあります。文系の私には難解なところもありますが、好きです。 | ||||
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いわゆる「ジャケ買い」をした人が多いみたいなので、本書のタイトルを考えた森先生と、カバーデザインを手がけた鈴木成一デザイン室の見事な勝利ではないでしょうか。内容がどうであれ、ビジネスの観点では売れたもの勝ちですから。 ただし、その内容に関しては森先生の代表作となる作品でないと断言できます。事件の解決に関わる重要事項が、最後の最後まで明かされない点において、「夢オチ」に匹敵するぐらいのオキテやぶりだからです。 物語の中に伏線をはるでもなく、唐突に最後の最後で重要情報が開示されるので、「なんだそりゃ、そんなの絶対わかるわけないじゃん」という印象です。 重ねて言えば、フランス、ベルギー、スイス、ドイツ、イタリア、台湾、日本と世界各国を舞台にするのですが、各都市の描写が浅く、各国の刑事のキャラクターの違いも感じられなかったので、その必然性が感じられませんでした。 もしかして、物語の中心的役割を果たす“ものすごく美してくて、男性なのにまるで女性のように見える人物”を日本人で成立させるのが難しく、その人物を白人に設定するために舞台を外国にしたかったのでしょうか。 それならそれで、もう少し取材して、各国の描き込みをするべきだったのではないかと思いました。 いろいろ書きましたが、要するにタイトルとカバーデザインの出来映えに内容が追いついていないということです。森先生は以前に幻冬舎に印税をちょろまかされたことがあると書いていたので、幻冬舎の本は真剣に書くつもりがないのかもしれません。 | ||||
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残念ながらつまらなかった。 森博嗣ファンには申し訳ないが、クソみたいなオチだとしか感じられず、読後に残ったのは苛立ちのみ。 文体のせいか全編通してナルシスティックな陶酔感が漂っていて、話のテーマ的には良いのかもしれないがどうにも好きになれない。 スカイクロラシリーズの様な浮世離れした世界観ならしっくり来るのだろうが、現実世界を舞台にしたストーリーにこの人の文章は鬱陶しく、空々しい。 美貌の青年の魔性っぷりも今ひとつ伝わって来ない。というか、魅力ある人物がこの作品には居なかった。 | ||||
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森作品は70作程度読んでいます。大学や研究室等、作者の見知った環境以外の描写は抽象的というか取材したり調べたりしてまで書く気が無いんだろうなぁという印象です。 ヴォイドシェイパシリーズも真っ白な背景で演者が白々しくしゃべくり倒す安演劇という感じで全く没入感がありませんでしたが、そういうもんかと割りきって読めましたし細かい描写の有無が本質でも無いと思わせる味わいがあって面白くもありました。しかしこの作品は正直短編でサラッと読ませる位で良かったのでは。 Wシリーズもこの作品と同じ臭いがします。 森作品が好きか嫌いかと問われれば好きです。でも作品に順位をつけるなら今作はかなり下位ですね。不快な思いをされたファンの皆様にはお詫び申し上げます。でもまたVシリーズの時みたいな興奮を味わいたいじゃないですか。 | ||||
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