クレィドゥ・ザ・スカイ
- スカイ・クロラ シリーズ (6)
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スカイ・クロラシリーズ第5作目にして最終巻の本書は飛ばないキルドレの話だ。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スカイ・クロラシリーズを10年繰り返し読んでいて、初めてレビューをする。これは感想というよりは感謝だ。 他の方々のレビューに目を通すと、ここまで解釈が定まらず、1つの論点すら見出だせない作品も稀有だろうと感じる。 僕はこの本を開くときには、いつも何も考えない。 ミステリも仕掛けも、登場人物のやりとりや、描写も点でも線でも考えない。 つまり他のシリーズ含めて考察をするということを一切放棄している。 なぜなら、この本にはストーリーなんてものはないように考えているからだ。 他の小説は、確固として読み手に与えたい印象やストーリーがあり、僕らはそれを1つの安い感動商売みたいに見せられる。 つまり、一律な意味しかないものだ。それが疲れる し卑しくもある。 でもスカイ・クロラシリーズはどうだろう? 読者はテーマをどうにか見繕って言語化しようとする。 でもそこに出てくるキルドレという登場人物の、執着の希薄さ。 彼らの優先事項は飛ぶことだけだ。そして綺麗に落ちていく。 それだけのことが淡々と書いてある。 物語もなく淡々と。意味なんて1つもなく。 そのことがひたすらに美しい。 こんなに意味もない読み物が、読み物だからこそ こんなにも長い感動を与えてくれて、まるで聖書のように持ち歩いてしまう。 僕らがいかに、無理に日常に、他者から押し付けられた意味付けをして、誰でもない概念の枠の中で生きているか。この本を読むと、そこから開放してくれる。この意味のなさこそが、10年間僕の救いでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読了:2016年042冊(5月8冊)★3.1 『クレィドゥ・ザ・スカイ―Cradle the Sky (中公文庫)』 、2008/4、森 博嗣 (著) スカイクロラシリーズの最終巻。最終巻ですが、一冊目が時系列では最後になるので、本書は時系列で言えば、4冊目です。本書では、空中戦の話というより地上の話が主です。このシリーズを通して、生とは何か?死とは何か?を詩的に問いかけられている様な気がします。 レビューは賞賛の嵐ですが、私は何とも、、、世界に入り込めなかったような気がします。「子どもができたら是非読ませたい!」という人もいて、何だか私は感覚がズレているのかもしれません。しかし、物語の内容云々よりも、森さんの詩的な文章の書き方がとても軽妙で良かったです。まるで、“映像を読んでいる”ようというか、文章を読んでいると、その主人公の追体験をしている様な感覚に陥るので不思議です。 ───子どもは不十分な存在で、大人だけが人間としての完成形だと、子どもに信じさせようとする。騙された子供たちが、大人になることで悩み、そして自分を傷つける。たくさんのものを失って、大人へ堕ちて行くではないか。子どものままでいた大人はいないのだ。それを実現するものは、死しかなかった。唯一の例外が、死と、僕たちだ。(p.226) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
頭のなかがぐるぐる回る心地いい。ネタバレになるから書きませんが、回りますよ〜 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
同じ本を全巻1ヶ所で揃えたかったのですが、どこもバラバラでしかなかったのが面倒でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズ全編通して繋がっていく伏線と、繋がらないミステリーな部分が完結まで早く読みたいと、読む速度とページをめくる速度を上げていきます。 好きな作者さんという事もありますが、一度はアクロバット飛行のレシプロに乗ってみたいと思うはずです。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 39件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|